後輩に抜かれまくった5年目営業マンが、全社の心をつかむまでの軌跡

MJEでは社内表彰のひとつに、社員投票によって決められる『アクター・オブ・MJE賞』を設けています。2018年上半期に受賞したのは、新卒入社5年目の営業マン・北野広大でした。仲間からの“信頼の証”ともいうべき得票数を多く獲得した北野が、表彰台に立つまでの歩みを振り返ります。
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降格人事を突き付けられるも半年で挽回 “悔しさ”が一番のバネに

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▲ストアソリューション事業部の北野広大

『アクター・オブ・MJE賞』は、ビジョンである「Makes Japan Energetic サービスやコミュニケーションを通じて世の中を元気にする。」を最も体現したと思う社員に、社員が投票し、決められる賞。自分自身に投票することも可能です。受賞した時、北野は自分以外の社員に投票していました。

北野 「表彰式で名前を呼ばれた時は『まさか自分が』という感じでした。そもそも、周りの社員が当該社員の行動やふるまいを評価する“行動評価”の結果が、平均点よりだいぶ低かったんです(笑)。だから、受賞してみんなからすごいね、すごいね、と言われても、直後はそのすごさがまったく理解できなくて」

しかし、ほどなくして、副賞の内容が「営業成績ナンバー1となった社員」と同一だと知り、賞の重みを実感します。

北野 「うちの会社が一番大切にしている賞とは聞いていたんですが、まさかそこまでとは、という感じで。あらためて、身が引き締まる思いでした」

北野は2018年現在、ストアソリューション事業の営業部に所属。看板型デザイン自販機「bord station」などのプロモーションツールを、店舗に有効活用してもらうべく、日々奮闘しています。2017年下半期は目標の売り上げに届かず、マネージャー職から降格した北野ですが、この半年で成績を挽回。MJE賞のみならず、売り上げ部門でも全社3位となり、ダブル受賞を果たしました。

北野 「壇上に立つことを意識して、仕事をしたことは一度もありません。でも、この上半期だけでなく、これまでやってきた僕の仕事は、間違っていなかったということだと思うので純粋に嬉しいですね」

数々の逆境は“悔しい気持ち”をバネに乗り越えてきた、という北野。一体どのような4年半を過ごしてきたのでしょうか。

逃げ出した3日間とひきかえに“できるを増やす”大切さを知る

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▲福岡支店立ち上げメンバーとお客様先で

2014年に新卒社員として入社した北野は、メディア営業部(当時)に配属。美容室向けサイト「Charisma.TV(カリスマ.TV)」の新規立ち上げを担うことになりました。

北野 「『新卒入社から新規事業に飛び込めるのは、本当にラッキーなことだよ』と周囲の人たちから言われたのですが、当時はその言葉の意味がさっぱりわかりませんでした。
何せこちらは、社会人としての基礎固めもままならず、ただやみくもに動き続ける状態。ゼロから事業をつくるということに対しては当然、先輩たちも慣れておらず、うまくいかないことがほとんどでしたし」

いわゆる成功体験を味わうことがないまま、入社から半年以上が経過。同期の中には、成約を決め、売り上げを伸ばすメンバーも出はじめていました。活躍する姿を尻目に“退職”の二文字がよぎる日々。ストレスが限界にまで達しようとしていた頃、北野は、ある事件を起こしてしまいます。

北野 「『もう無理だ』と思って、会社から逃げ出してしまったんです。今となってはものすごい黒歴史となってしまいましたが(笑)。
きっかけは、その時の上司が同行するアポイントメントでの失注でした。自分では、ほぼ成約が決まっている状態だと思い込んでいたのですが、いざ蓋を開けてみたら、結果はNOで」

パニックに陥った北野は、商談終了後、会社には戻らずに帰宅。翌日も、その翌日も、無断欠勤を重ねました。覚悟を決めて上長に連絡をしたのは、3、4日が過ぎた頃。すると、日曜の晩にもかかわらず、チームメンバーが集合してくれたのです。

北野 「取り返しのつかないことをしてしまった僕に、上長は『もう一度がんばろうよ』と言ってくれて。
その時に気づいたんです。それまで新入社員であることを言い訳にして、結局何も動いていなかった自分に。そしてそれを知りながらも、あたたかく呼び戻してくれる人がいることのありがたさに」

もう一度、がんばる――。決意を新たにした北野は、“あの時”失注してしまった会社の門をふたたび叩き、見事成約にこぎ着けました。一連の出来事を経て「できなかったことを“できる”に変える」大切さを学んだのです。

苦境に立たされた時だからこそ「素直で謙虚」が活きた

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▲2017年4月に大阪本社に戻った北野。苦楽をともにした上司は後輩でもある岡部遼(右)

2015年9月。北野は自ら手を挙げ、『Charisma.TV』福岡版の立ち上げメンバーとなりました。しかし、着任して半年で事業撤退を余儀なくされます。

北野 「メディア自体を終了させることになったんです。致し方なかったのですが、支店としては軌道に乗りはじめていた時期だったので……。言葉にできないくらいに悔しかったですね」

3年目を迎えた2016年4月。北野は福岡支店のストアソリューション事業部に新卒と同時に配属。そこで、事業撤退とはまた違った悔しさを味わうことになります。

北野 「新しい配属先の上司は2年で成長しチームを任された同期の女性社員でした。それだけならまだしも、9ヶ月後の年明けには同時期に配属された新卒に抜かされて、立場が逆転してしまいました。彼は入社当時からものすごく優秀だったので、脅威には感じていたんですけど、まさか新卒1年目が自分の上司になるとは」

ズタズタに引き裂かれたプライド、閉じてしまった自分の心。予期せずおとずれた暗闇の中で、強い光を放ったのがMJEのコアバリュー「人を知ろう、人を喜ばせよう、そして人のプロになろう!」「素直で謙虚であろう!」でした。

北野 「入社して初めての上司から『素直さと謙虚さ、そしていい意味での図太さを持て』と何度も何度も言われ、叩き込まれたんです。
実際、素直に彼らの素晴らしさを受け入れ、謙虚に指示を受け止めてみたら、僕がいかに小手先の力でしか戦っていなかったのかが理解できました。彼らには“やり切る力”がある。だから、自分は抜かされたんだと」

北野が言う“やり切る力”とは、決めたことは絶対にやる、いわば実行力のこと。成果が出ている人は、どんな状況下であっても、どんな些細なことでもやり切り、さらなる高みを目指して駆け上がる。そう理解した時、彼は再び前を向いて歩きはじめました。

“自分の成長”が上司への一番の恩返しになる

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▲2018年10月の社内総会で『アクター・オブ・MJE賞』を受賞。自分自身の成長でお世話になった方々に恩返し

素直で謙虚な心を持って、一つひとつの業務をやり切る。そう思い、日々邁進していても、どうしてもうまくいかないことがあります。北野は5年目にして降格人事を突き付けられました。こうした辛い局面となった時、度々励ましてくれたのが、現在の直属の上司、そしてかつての上司です。

北野 「ふたりは僕にとってメンター的な存在。かつての上司には、だいたい 3ヵ月に 1回ぐらいの頻度で電話して 2、3時間、話を聞いてもらっていますね。
現在の上司には、話だけでなく、実質的にも助けてもらっていて。今期でマネージャー職に返り咲くことができたのも、環境をつくってくれた彼のおかげです」

こうした“メンター”をはじめ、多くの人に支えられて、あらためて感じるのは感謝だという北野。

北野 「僕が一番仕事で『充実しているな』と感じる瞬間は、迷っていたお客様からの成約が取れた時です。課題を解決するために、相手の背中を押してあげるのが、本来の営業の仕事だと思っているので。そのためには、実務を進めてくれる進行管理やデザイナーなど多くの人の存在が欠かせません。感謝しかありませんね」

とはいえ、会社や上司、仲間のために仕事をするのは筋が違うと考えています。

北野 「仕事は“自分のため”にやることが大切だと思っています。なぜなら、会社や上司、仲間への最大の恩返しは“自分の成長”だから。自分が成長すれば、売り上げをつくれたり、仲間をもっと大切にできたり、と周りに何らかの価値を与えることができますよね。
MJEは『成長の場を提供している』と公言しているので、社員は自分のためにどんどん有効活用していったほうがいい。そう思います」

2018年10月、北野は再びマネージャー職に返り咲き、3人の部下たちとともに新たなスタートを切りました。常に抱く「悔しい気持ち」は、今後も彼の成長を後押しすることでしょう。

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