入社から9年目で約100件のプロジェクト。人事戦略のプロとしての成長とやりがい

コンサルティング部門とシンクタンク部門の双方の側面を持ち、民間企業から官公庁まで幅広いお客様の課題解決を担う三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社。そのなかで「人」に関わる問題を解決するのが組織人事戦略部です。今回は、当社に新卒入社し9年目、現場で奔走し続けている澤村啓介の物語を紹介します。
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きっかけは紹介された1冊の本。偶然出会ったコンサルタントという仕事

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「今の仕事は性に合っていると感じています」迷いなくそう話す澤村は、当社に新卒で入社してから今年で早9年目。組織人事戦略部のコンサルタントとして、日夜クライアント企業の人事課題・組織課題の解決に奮闘しています。

今でこそ自分の仕事の幅が広がり、そこにやりがいを感じているという澤村ですが、実は大学で経営学部に入るまでは、経営やコンサルティング業界には全く関心がなかったといいます。

「高校時代に陸上に打ち込んでいたこともあり、大学でもとにかく陸上を続けていきたいという想いがありました。そこで今の大学に巡り合って、一般入試で入れる学部をいろいろ探していたところ、経営学部が良いのではないかと(笑)」(澤村)
当初は部活動が目的で選んだ経営学部。それでも授業を受けていくうちに、次第に経営に関心を持つようになっていったといいます。

そんなある日、経営コンサルタントを目指していた学友から紹介された本をきっかけに、澤村自身もコンサルティング業界に惹かれていくことになるのです。

「大前研一さんの『新・経済原論』という本を紹介してもらったんです。彼の本を読み進めるうちに、“経営”や“大局的な視点でものごとを捉えること”に惹かれ、次第に自分もコンサルティング業界に進みたいと考えるようになっていきました」(澤村)
就職活動ではコンサルティングファームやシンクタンクを中心に応募。複数の企業の選考が進むなかで、当社の一風変わった社員たちと出会うことに。

「選考で話す人がとにかく個性的で、自分というものを持っている人ばかりだな、と。変わったアルバイト経験など、人とは違うユニークな人生経験や価値観を持っている方とお会いしてすごく魅力的に感じました。そんな人たちと一緒に働いてみたいなと思ったんです」(澤村)
こうして志望していたコンサルティング業界へと一歩踏み出した澤村。そして、その直後ともいえる2年目に大きな転機を迎えたのでした。

2年目に自ら取った行動で、新たな道が切り開かれる

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入社直後に澤村が配属されたのは、クライアント企業の経営計画の立案や業務改善を行う、大阪拠点の経営コンサルティング部。実際に現場に立って初めて見えてくることもたくさんあり、得られるものも多かった。一方で、大阪だけではなく東京でもバリバリ仕事がしてみたいと興味を持ちはじめていたのです。

「2年目に社内の公募制度を利用して、東京の組織人事戦略部への異動を希望したんです。組織人事戦略部は、コンサルティング部門の中でも歴史がある部署で魅力を感じていました。そして、なにより忙しくてハードな環境ということも希望した理由でした。部署が変わることで勤務地も20年以上過ごしていた大阪から東京へと変わることになりますが、環境が変えることも前向きに考えたんです」(澤村)
こうして澤村は2年目から組織人事戦略部という新たな環境で再スタートを切ることになります。組織人事戦略部は「人事制度改革」「組織・風土改革」「人材育成」という3つを柱に、人や組織の問題を解決していく部署。なかでも既存の人事制度を変えたり、新たな制度・文化を提案する人事開発政策は、経営に関するインパクトが大きく、責任もやりがいも大きな仕事です。

部署異動し、人事制度改革に携わる日々——。そこから派生し、最近では人事制度を中心に長期間クライアントと関わるうちに、組織・人事以外のテーマにも携わるようになりました。

「人事制度の改革というより、事業構造に踏み込んで経営改革の提案をするという内容で、当初はかなり苦労しました。環境も変わり経験もないなかでの作業だったので、手探りでやるしかありません。メイン業務は、奨学金の仕組みなど細かいところまで、とことん分析を重ねていく事業収支のシミュレーションでした。もちろん私ひとりの功績ではありませんが、最終的にはお客様に満足していただくことができ、今でも思い出深い案件です」(澤村)
この案件をきっかけに、澤村は怒涛の勢いでさまざまなプロジェクトに参加することになります。

愚直にやり続けることではじめて気づいた、成長とやりがい

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当初は、なかなかいい提案ができず辛い時期もあった澤村。学校法人の案件を皮切りに、さまざまな業界のクライアントの課題に向き合い続ける中で、自分が貢献できる幅が少しずつ広がってきました。

「特に入社4〜5年目までのアソシエイトと呼ばれる時期は、プロジェクトに参加するなかで話し方や資料の作り方といった作法を身につけ、専門分野の知見を貯めていけばいいと思うんです。私も今の部署に来て膨大な数の案件に携わる中で、以前はできなかったような提案が徐々にできるようになっていきました」(澤村)
特に変化を感じたというのが6年目に担当した自動車ディーラーの人事制度を構築するプロジェクト。澤村は、すでに進行していた案件に急遽途中から加わり、人事制度(等級、評価、報酬)の詳細を設計していく役割を担います。それは、限られた時間で状況を素早く把握してベストな提案をしなければならない案件でした。

「方向性がすでに決まっている段階で、お客様の状況なども踏まえながら軌道修正をしつつ数ヶ月で導入までやりきりました。訪問時のコミュニケーションに加え、細かい電話でのやりとりも重ねながら最適な制度を何度も練り直していきましたね。ある程度、年次が経っていたからこそできたことだと思います」(澤村)
配属された当時は、資料作りで精一杯でした。それがお客様と直接やりとりをする時間が少しずつ増えていくなかで、繋がりが強くなったり、提案の幅が広がったり、自分自身の強みが形成されていくーー。それを生かしてお客様へ自分ならではの価値を提供でき、感謝された瞬間こそ、コンサルタントとしてのやりがいを感じる瞬間です。

2015年には、10数年前に別の担当者が人事制度をご提案したお客様から、再度、人事制度の変更に関する相談がありました。

「時代や組織構造が変わるなかで、今の会社の状態にマッチした人事制度をその都度提案していく必要があります。お客様の要望を受け入れすぎるのではなく、改善できる点についてはきちんと指摘することも私たちの役目。こういった場面ではコンサルタントして高度なスキルが求められます」(澤村)
人事制度の問題は、組織を運営していくうえで避けては通れない問題。だからこそ経営者も真剣です。それまでに培ってきた経験を生かして、経営者の期待に応えることができたときの喜びもひとしお。「澤村さんのおかげで」という名指しでの感謝の声をいただくこともあります。

「テーマでも制度でもなく、問題ありき」これから目指していくコンサルタントの形

時間を重ねていくなかで、コンサルタントという仕事についての考えが整理されていったと話す澤村。お客様と密にやりとりをしながら成果を出していくことや、地道に緻密に作業を行うことが自分の性に合っていると感じています。

「なにより“やればやるほど熟練していく”世界なんですよ。いろいろなプロジェクトに関わっていると、上手くいったこと、いかなかったことの双方があります。どちらの経験も糧にして自分をどんどんバージョンアップすることで、より大きな力を発揮できるようになる。これが今の仕事の面白さですね」(澤村)

9年目で約100件。これは澤村が入社してから携わったプロジェクトの数です。配属1年目からコンスタントにプロジェクトに加わり、5〜6本のプロジェクトを同時並行でこなすのはよくあること。常に複数の案件に並行して取り組みながら、経験を積んできました。

ときには10本のプロジェクトが重なることもあったというほど、ハードながらチャレンジの機会も多いコンサルティング業務。その活躍の場がさらに広がってきています。最近では、当社の特徴でもある部署を超えた“コワーク”という仕組みを使って、官公庁のプロジェクトにも関わりました。

「中小企業庁の案件に、民間企業とのやりとりを通じて得た知見などを踏まえて参画させていただく機会がありました。他のメンバーにない視点で話ができれば他部の役にも立てますし、私もそれまでにない経験ができるので、自分自身の幅を広げることにも繋がります」(澤村)

“経営コンサルティングファームとシンクタンク双方の側面を持つこと”、そして、“大小さまざまな企業と共に仕事ができる”という当社の特徴を活かすことで、新たなスキルや知見、強みを得られるチャンスがたくさんあります。まさにそれを体現しているのが澤村です。

大企業のプロジェクトで得た最先端の知見を、中小企業に還元していくことで、社会全体の発展にも貢献できるかもしれないーー。そんな新たなやりがいも感じはじめています。

「テーマありきではなく、問題ありき。人事制度ありきでも人材育成ありきでもなく、お客様が何か問題を抱えているときに、その問題を解決できるような存在になりたいと思っています。そのためにもコワークなども活用しながら自分のスキルの幅を広げ、プロジェクトリーダーとしての能力ももっと高めていきたいですね」(澤村)

新卒で当社へ入社し9年目。80件以上のプロジェクトに関わり経験を積んできた今でも、さらに先を見据えて愚直に目の前のプロジェクトに取り組む澤村。特定のテーマに限定するのではなく、お客様が抱える“問題”を解決できるコンサルタントを目指して、今後も全力で走り続けていきます。

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