舞台で鍛えられた「表現力」と持って生まれた「素直な心」が強み

▲株式会社エヌアセット 営業部 本店 江原史乃

華奢な身体からは想像できないほど根底にみなぎるパワー、そして人懐っこい笑顔。一瞬で人を魅了してしまう江原の原点は、小中学生時代にありました。

江原 「幼いころから、よく母親が連れて行ってくれた子ども向けレクリエーション施設があったんですが、小学 2年生のときにその施設が主催する人形劇団に興味を持って、入団したんです。
それがきっかけとなって、友人から市民ミュージカルに誘われ参加したり、アマチュア劇団の団長からスカウトされて入団したりと、自然と活動の幅が広がっていって。劇団には、小学校 5年生から中学 2年生まで所属していました」

数々の舞台で鍛えられた表現力と自分自身を俯瞰する目は、部活やイベントなどあらゆる場面で生かされました。一方で、彼女が生まれ持っていたのが「人からのアドバイスを素直に受けとめる」姿勢。中学時代に所属していたバレーボール部のコーチに「持ち前の根性と“周りを見る力”」を発揮するべく、サポート役にまわることを強く勧められ、高校時代はサッカー部のマネージャーにも挑戦しました。

大学時代は、学業のかたわら飲食店のアルバイトや地方でのインターンを経験。自らの知識を高めるため、ビジネスセミナーにもたびたび出かけていました。

江原 「セミナーで聞いた『 20代はおごりを捨て、鍛錬する時期』という言葉は、今でも私の心にしっかりと刻まれています。こうした拠りどころがあったからこそ、当時、勉強もアルバイトも精一杯頑張れたんだと思います」

実は江原は、アルバイト先の元同僚 輿石佳絵の紹介でエヌアセットに入社。輿石は江原よりも2年早く、当社にジョインしていました。

江原 「大学 3年からそれなりに就職活動はしていたものの、なかなかしっくりとくる企業に出会えず、悶々としていたんです。そんなとき、輿石からエヌアセットの紹介制度の話が舞い込んで。
彼女はもともと信頼のおける先輩でしたし、『心からおすすめできる会社』なんだということがその話しぶりからじわじわと伝わってきて。ちゅうちょなく案内された会社説明会へと参加しました」

説明会当日は何と寝坊をしてしまい、一瞬行くのをためらったという江原。しかし、輿石に「どんな服装でもいいから向かって」と背中を押され、カジュアルなスーツで参加。その後は自分らしく面接に臨むことができ、早い段階で内定が決まりました。

何をやるかでなく、どこで誰と仕事をするか

▲大学時代のアルバイト先の仲間と。このアジアンビストロで、江原は輿石と出会いました

新卒者に限らず、就職はその人の人生にとって大きなターニングポイントとなります。江原より6歳上、エヌアセットが2社目となる輿石は、どんな気持ちでこの会社を彼女に紹介したのでしょうか。

輿石 「アルバイトをしていた当時から、江原にはシンパシーを感じていたんです。私たちは『何かを選ぶポイント』や『好きになるもの』がとても似ています。
だから、エヌアセットという会社にもきっとフィットすると思い、入社を勧めました。彼女の仕事ぶりはアルバイト先でつぶさに見ていたので、会社側にも安心して推薦できましたね」

ふたりが出会ったのは、川崎市内にあるアジアンビストロ。江原はこのお店で、大手飲食チェーン店から独立したオーナーのもと、サービス業のイロハをみっちり学びました。

江原 「このお店のモットーは『お客様には、料理や飲み物だけでなく、われわれスタッフも味わってもらう』です。食事がおいしい、雰囲気がいいという居酒屋はもうすでにたくさん存在してます。
だから、+ αの価値を自分たちスタッフで創出し、差別化を図ろうという考えで。お客様のお顔を覚えたり、料理や飲み物をベストなタイミングで出せるように工夫したりと、着席からお会計までの数時間、できる限りくつろいでもらえるよう手を尽くしました。
時給が自己申告制だったこともユニークでしたね。希望の時給を提示しながら、自身のそれまでの努力や実績をプレゼンした後、多数決で決定するのですが、途中、メンバーから厳しい言葉を浴びせられる場面もあって。心身ともにかなり鍛えられました」

このビストロのみならず、ファーストフード店など積極的に多様なアルバイトを経験した江原。仕事を選ぶ上で最も大切にしてきたのは、“職場や人の雰囲気”だと言います。

江原 「何をやるかでなく、『どこで誰と仕事をするか』を常に重視しています。エヌアセットの場合もそうでした。輿石の紹介ということももちろん大きかったですが、最終的には社長や役員の空気感や立ち振る舞い、オフィスの清潔さに引かれて入社を決めたんです」

大切なのは、お客様を友人のように想う気持ち。結果は後からついてくる

▲旅行先での輿石(左)と江原(右)。年を追うごとに仲が深まっているようです

2018年4月にエヌアセットに入社し、賃貸仲介の営業部へ配属された江原。以来、溝の口本店のカウンターで延べ300組のお客様の対応にあたってきました。彼女がいつしか周囲から一目置かれる存在となった理由は、「自身に与えられた目標とストイックに向き合っている」からです。

江原 「エヌアセットはたとえ目標が未達に終わっても、次のステップに向けたポジティブな姿勢があれば厳しく咎められる会社ではありません。でも私自身は、予算目標を達成するのが営業の仕事だと捉えていて。
これを実現できなければ会社に意見を言うことはもちろん、給料をもらっていいのかと不安になります。これまで、先輩たちのサポートのおかげでなんとか順調に成績を残せましたが、今月初めて達成目標を大きく下回る可能性があって。
絶対に閑散期のせいにはしたくありません……。今、まさに自分による自分へのプレッシャーで押しつぶされそうになっています。一見ノリがよく、思い切りの良いタイプに見られがちなんですが、実は私、もともとは心配性なんですよね」

そんな江原が接客する際に大切にしているのは「嘘をつかない」「いつでも素の自分でいる」「大切な友人のように想う」の3つ。

江原 「不動産はお部屋のご案内から契約に至るまで複雑なプロセスがありますが、絶対に知ったかぶりをしたり、自分をごまかしたりしないようにしています。そういった言動が、結果としてお客様を裏切ることにつながってしまうので。
3つ目の『大切な友人のように想う』は、輿石から伝授してもらったことです。たとえば、2度目に来店してくださったら『また会えて嬉しい』と心から思えますし、『お部屋のこの部分を採寸してあげたら、きっとお客様も喜ぶ』と想像力も働きやすくなります」

輿石はアルバイト時代の江原をこう振り返ります。

輿石 「あのころから江原はいろんな人からあらゆるものを吸収して、すぐに実践へと移す子でした。本当に素直で頑張り屋さんだから、社員をはじめ、年上のスタッフにはとてもかわいがられていましたね。
私のアドバイスもしっかり受けとめてくれていて嬉しいです。所属店舗が違うので、残念ながら今の彼女の仕事ぶりを目の当たりにはできていないのですが、期待以上に活躍し、社内にも馴染んでいる姿を見て、紹介して良かったと心から思っています」

視点を自身から“仲間”へ。自分の成長をより多くのハッピーにつなげたい

▲2019年10月、グループ会社があるベトナム ホーチミンへ。江原にとっては初の社員旅行となりました

まもなく入社から丸2年。あらためてエヌアセットの特長を尋ねてみると、江原は「風通しの良さ」を一番に挙げました。

江原 「入社 1年目、 2年目の新人であっても、疑問があればすぐに上司に伝えられますし、承諾されればその課題は改善されていきます。与えられた仕事をただこなすのではなく、『自分の職場は自分でつくる』という意識が一人ひとりに根付いていますね。
契約書チェックのスキームや問い合わせ対応に関するルールなど、みんなで考えながら効率化、最適化に日々取り組んでいます」

社内外からたくさんの信頼を集め、周囲が納得する実績をつくりあげてきた江原。自身の将来像をどのように描いているのでしょう。

江原 「次のステップに進むには、自分だけでなく周りを見渡せる力が大事だと実感しています。仲良くしている同期はとても気配りができ、自身よりも仲間を優先的にケアするタイプです。
一緒にいるとつい比べてしまい、落ち込むときもありますが、私は私。どんなに頑張っても同じようにはなれないけれども、少しずつ人を見る力を養っていきたいです」

そんな江原が憧れているのが、同じ賃貸仲介チームの高津店店長 堀杏菜です。堀は、当社が運営する企業主導型保育園「こころワクワク保育園」を起案した人物のひとりでもあります。

江原「 2019年 5月より、初めて堀と同じチームになったのですが、会議での発言がいつも光っていて。経営視点があり、課題に対する施策も具体的なんです。加えて随所に店舗スタッフへの思いやりも感じられる。私が理想とする働く女性です」

最後に、エヌアセットに入社して一番楽しかったことは、先日行ったベトナム社員旅行だと話します。

江原「私にとっては、初の社員旅行で、しかも海外。旅行中は言葉に表せないぐらい、本当に楽しかったですね。やっぱり社員同士の仲が良いから心からそう思えるのかな。来年も行けるように売り上げを達成したいです。そのためには 20代のうちにしっかりと成長しなければ」

素直に冷静に、そしてストイックに物事と向き合う。彼女はまぎれもなく、当社のホープです。