企業理念の浸透で会社は強くなる!代表・西澤亮一が語る、ネオキャリアの成長物語

ネオキャリアは2000年11月、新卒の同期9名で創業した会社です。今では社員数約1,400名の会社まで成長することができましたが、その道のりは苦難の連続でした。何度も“どん底”に落ちては這い上がりの繰り返し。今回はそこから得ることができたものを、現・代表取締役 西澤亮一がお話します。
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倒産寸前だった会社が、10倍成長するに至るまで

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準備していた3千万円の資本金は、わずか1年4ヶ月でゼロ。累積赤字は4千万円にまで膨らんでしまいました。

まさに“崖っぷち”と呼ぶに相応しい状況を前に、当時の代表が辞任。「西澤を代表にして会社を立て直したい」というメンバーからの声に応えるかたちで、2002年4月、私が代表となる新しい「株式会社ネオキャリア」がスタートしました。

倒産寸前の状態でしたが、失うものはない、仲間もいる、進むしかない、とシンプルに考えることができました。まずは創業メンバー全員の給与をストップし、ただ目の前の事に真摯に向き合うことを続ける日々…。そして代表就任の初月、初の黒字化に成功します。

以降は順調に成長を続け、5年後、社員数は10人からおよそ100人に、約2億円だった売上は20億円と“どん底”から“10倍”の成長を遂げるまでに至りました。

新たなる打撃を受けて、再度 “どん底”へ

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しかし、2008年のリーマンショックで弊社は再度打撃を受けることに。これは4千万円の累計赤字を出していた2002年当時よりも、経営に大きなインパクトを与えました。

人材市場の需要が急激に落ち込み、「派遣切り」といった人材ビジネスに対する世間からの悪評もあり、大手を含め多くの人材会社は事業所の撤退や人員削減を行い、次々と事業を縮小せざるをえない状況に追い込まれたのです。

こうした経営環境の劇的な変化により、当時私たち創業メンバーの目標であった「20代で上場する」は、いつ来るとも知れない未来へ延期されることになってしまいました。

「お客様の声に耳を傾ける」崖っぷちだからこそ大切にしたこと

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目標を失った社内の空気は一変し、私自身も経営者としての行先を迷った時期もありました。

一体どうすれば良いのか…? 悩んだ末に、私たちが導き出した結論は、「お客様の声に耳を傾けよう」ということ。経営陣、もちろん私も、現場のメンバーと共に、お客様のもとへ何度も足を運びました。

そうしていくうちに、2つわかったことがあったのです。1つは、東京と比較して地方の落ち込みは小さいこと。もう1つは、派遣に対する企業側のニーズは薄れていなかったこと。

実際に地方の会社へ伺ったときに、「人材会社の営業担当者がいなくなってしまって困っている」「派遣の方が欲しいんだけれど」と多くのお客様がおっしゃっていました。しかし他社はすでに地方から撤退しており、お客様は新たな事業者を求めている……。私は、経営陣と話し合い、「ニーズはある」「勝負をしよう」と判断しました。

本来であれば、既存事業を維持することで精一杯な状況だったのですが、ここはお客様の声、ご要望にお応えしようと、「地方展開」に力を注ぎ、新規事業として「派遣ビジネス」を立ち上げたのです。私をはじめ、経営陣の給与もカットして、社運をかけてこの戦略に挑みました。

周囲の企業がブレーキをかけて引いていくなか、ネオキャリアはあえてアクセルを踏み、攻めました。“危機を機会と捉えた”いわゆる「逆張りの戦略」です。この「逆張りの戦略」が功を奏し、私たちは成長をし続けることができました。

こうして私たちは、再び“どん底”から這い上がることができたのです。

そしてまた“成長し続ける”

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この経験があったからこそ、新たに気づけたこともあります。

お客様先へ同行しながらメンバーと話をするほど、彼らがベンチャースピリッツに飢えていることを知ったのです。責任を持った人間が魂を込めて、ネオキャリアの“あるべき姿”を創る必要がある。そう強く感じたことを覚えています。

そして多くの時間をかけて考え抜き、“ネオキャリアの根幹を成す考え方”である「NEO CAREER STATEMENT」を創り上げるに至りました。今では、その一つひとつをさらに詳しく、私が経験してきたエピソードも交えた「NEO CAREER PHILOSOPHY」という400ページにものぼる本に詳しくまとめています。

こうしてネオキャリア社内に、企業理念を浸透させていく、企業文化を作っていくための仕組みが作られました。その中でも「成長し続ける」という思想は、経営においてもとても大切にしています。だから、ネオキャリアは、今でも“成長し続ける”会社として存在できているのです。

~ 人材会社からプラットフォームカンパニーへ ~

最後に少しだけ、今後のネオキャリアの目指す未来についてお話したいと思います。

人も増えれば会社も増える。これまでは、そのような日本の労働市場の中で最適なマッチングをすることに価値があり、そこに貢献していくことで、ネオキャリアは人材会社として成長し続けてきました。

しかし、これからの日本は労働人口が減る中で、求人ニーズが高まっており、通常の採用活動では充足ができなくなっていきます。そのため“採用だけに注力”するのではなく、企業にとっていかに“人材を定着させるか”が重要になると、私たちは考えています。

そこで私たちは、採用から入社後の人事管理まで一括で管理できるシステム「jinjer」の開発などに乗り出しています。

今後のネオキャリアは、今回お話した「企業文化を大切にする」という風土を守りつつ、「人材会社から、成長マーケットにおけるプラットフォームカンパニーへ」を掲げ、Web、テクノロジーを活用して、HR業界を変革していく会社であるべく邁進していきたいと考えています。

ネオキャリアの“成長し続ける”はこれからも続いていきます。

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