すべての人事のよりどころをつくる。編集長が語るHR NOTEへの想い

人事向けメディアとして多くの人事に認知されている「HR NOTE」。編集長としてHR NOTEの立ち上げから運用まで一手に担ったのが根本。なぜネオキャリアがHR NOTEを立ち上げたのか、HR NOTEが人事の方に受け入れてもらえるメディアにまで成長できたのか。HR NOTEへの想いを根本が語る。
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魅力的な会社なのに採用ができない。PRの重要性に気付いた営業時代

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根本は、2009年新卒で当時従業員約100名のネオキャリアに入社した。そこでは求人広告営業や新卒紹介サービスなど企業の採用支援業務を担当していた。

根本 「営業をやっていた時に『どうして魅力的な会社なのに人が集まらないのだろう』と常に疑問を感じていました。たとえば担当していた「ネジ」の製造会社は給与も良く、福利厚生も手厚い。ただ知られてないから人が集まらない。そこを解決するにはやっぱりPRが大事で、そこの知識をより高めたいと思いました」

根本はその後、PR会社で働きたいと思い、ネオキャリアの退職を決意する。これからは広告もインターネットが中心になると考え、インターネット広告関連の会社に入社することを決める。クライアントの広告運用を担い、WEBマーケティングの面白さを実感してはいたが、3年が経ち、クライアントの予算の中で仕事を行うのではなく、自分でメディアを作りたいと考えるようになる。

そのタイミングで偶然、ネオキャリア専務の加藤と出会う機会があり、ネオキャリアでメディア運営をやらないかと声を掛けられた。

根本 「社会人の失敗談を掲載するメディア(通称:しくじリーマン)を作りたかったんです。しくじり先生が流行っていたこともあり、失敗談を共有することが流行るのではないかと(笑)。一度会社を辞めて戻ってくることを、周囲に受け入れてもらえるか不安でしたが、自分がやりたいことができるなら良いかと思いました。

戻るとすぐに加藤から『jinjer(人事・労務管理ツール)のオウンドメディアを作ったから運営よろしく!あと全社のCRMもね!』と言われ、『あれ?しくじリーマンは?』と思いながらもオウンドメディアの運営を開始しました(笑)。」

実は、HR NOTEの誕生にはこのような様々なタイミングが重なるという背景があった。そしてそこから根本の思いも強くなると同時に、業界トップクラスのメディアまで成長する。

ユーザー目線の意識を徹底。人事が必要とする情報を追及した

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根本がネオキャリアに再入社した2016年1月はHR Techという言葉が徐々に認知されてきた時期であり、根本のミッションはjinjerをより多くの人事の方に知ってもらうことであった。

根本 「ただ『jinjerすごいだろ!jinjerは便利だ!』という記事を書いても人事の方は興味がないと思ったんですよね。まずは人事の方が必要な時に必要な情報が手に入るメディアを作り、人事の方が知りたい情報を発信しようと考えました。当時は人事向けのメディアも少なく、手探り状態でスタートしました」

最初にスタートしたのは、人事領域の識者にインタビューを実施することだ。人事向けメディアがあまりなく、情報発信をする機会が限られていたなかで、様々な人が協力してくれた。影響力のある人がSNSで自身のインタビューをシェアすることでHR NOTEの認知度は徐々に上がった。認知度が上がるにつれ、根本の中でもオウンドメディア運営のこだわりが強まってきた。

根本 「インタビューの時は3つのWINを徹底して意識しています。『出てくださる方、見てくださる人事の方、HR NOTE』それぞれにとって価値がある記事になっているか、を大切にしています。書き手の自己満足になっていないかを確認しますね。読み手は貴重な時間を使ってくれているので、それに応えているか、誤字はもちろん、記事構成も工夫し、疲れている時でも読みやすい記事になるようにしています」

根本はユーザー目線を徹底して意識し、人事が必要とする情報を掲載することを何より大切にしてHR NOTEを運用した。今では多くの人事担当者がHR NOTEを訪れるようになり、HR NOTEを通じてネオキャリアに数百件の問い合わせがある。、セミナーなどの大きな集客源にもなっている。

オウンドメディア成功のコツは愛情!?長期的に続け、育てる

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最近は多くの企業がオウンドメディアを立ち上げ、PR TableやWantedlyなど企業が簡単に情報発信できるプラットフォームも増えてきている。根本はオウンドメディア成功の秘訣は愛情だと言う。

根本 「HR NOTEが多くの方に受け入れていただけた理由は、スタート当初に私が専任で担当することができ、会社も中長期的な目線で任せてくれたからだと思います。認知度を上げるためには継続して、更新を続けることがもっとも大切です。

ただ、すぐには結果が出にくいのがメディアでもありますので、愛情を持って根気強く続けることですね。僕もHR NOTEが24時間頭から離れないですし、子どものように愛しています。

またコンテンツを突き詰めて考えることも大事にしています。人事領域の見識を持っている方はまだ多くないからこそ、自分たちで足を運び、人事領域の知見を広げ、深めています」

実際にHR NOTEは2018年に全米が注目する会社を取材するためにアメリカまで足を運んでいる。日本でまだ知られていない企業までアンテナを張り、日本の人事の方々に有益な情報を提供する。そこまで徹底できることがHR NOTEの大きな強みである。

参考:全米注目のザッポスに行ってみたら予想以上だった|顧客・社員に愛されるネット靴店の「企業文化」への徹底したこだわり

編集長であり部長。HR NOTEを成功に導いた組織づくり

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HR NOTEは他メディアを兼任しているメンバーも含めて、現在5人で運営し、1日1本のペースで情報発信を継続している。HR NOTEをより多くの人事に受け入れてもらうために根本とはHR NOTE編集部のメンバーに何を伝えているのだろうか。

根本 「書いた記事を何度も読み返すように伝えています。様々な立場から記事を読み、読む時間も朝・昼・夜と変えてみる。読むタイミングを変えるだけでもさまざまな気づきがあるんですよね。あとは色んな人に読んでもらうことです。僕自身も昔はキツいフィードバックをたくさんもらっていました(笑)」

また組織運営に関しても根本は自分の哲学を持つことを大切にしている。会社の方針ももちろんあるが、それを自分がしっかりと理解して、自分の言葉で伝えられるかを大切にしている。

根本 「メンバーに会社の方針などを伝えるときも、自分自身がそれを納得しているかを大切にしています。自分が納得していないとしっかりと伝えることができないですしね。納得・理解できるまで質問し、オーナーシップを持って行動できるようにしています。メンバーもそうでないと納得・理解してくれないですよね。

まだまだな部分もたくさんありますが、自分なりの哲学を持ち、それをベースに物事を判断していきたいですね。ブレずに続けていきたいと思います」

HR NOTE誕生から3年が経ち、200以上の企業の事例を掲載し、記事数も1,000記事を突破した。根本はHR NOTEが人事の方が困った時に第一想起されるメディアにしたいと強く考えている。

HR NOTEを通じて人事の方が様々な知識を収集でき、それを会社に生かして、会社が成長する。最終的にはそれが日本経済の発展にも寄与すると信じている。

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