売り方を誤れば、モノは売れない──だから、マーケティングを選んだ

▲米フロリダ留学でのアルバイト先

BtoBの中でもマーケティングオートメーションや営業支援ツールを専門とする五条琴美。彼女は明治大学を卒業し、2015年にネットイヤーグループに入社しました。

大学では英語力を培うだけでなく、世界そして日本の文化、政治、社会的な問題等も学んで自分の意見を述べられるようになりたいと、国際日本学部に所属。途中、米フロリダで半年間の留学も体験しました。

就職活動では、当初は出版・印刷業界を希望していましたが、就職活動を通して徐々にマーケティングに対する興味が湧いてきたのだと言います。

五条 「さまざまな業界の人に話を聞いたのですが、特に興味深かったのが、マーケティング部門の人の話です。飲食のアルバイトや留学中のインターンでも、売り方を誤ったらモノは売れないことを実感しました。モノを売るために、市場・ターゲット・宣伝方法などをどうするか。そうした売り方を考えるマーケティングを仕事にしたいという思いが強くなりました」

そこで五条が会社説明会に足を運び、入社を決めたのがデジタルマーケティングを手掛けるネットイヤーグループです。

五条 「就職活動の時に『ネットイヤーグループはデジタルマーケティングの老舗』と在職者や知り合いの社会人から聞く機会がありました。しっかり名の通っている会社にはちゃんとした戦略があるのだろうと思い、入社を決めたんです。

また、人事担当者や面接官の感じが良かったというのもありますね。それと、きちんと成果を出せば、時間や勤務場所にとらわれない自由度が高い会社というのも、魅力でした」

配属後、最初に命じられたのは、プログラミング講座と資格の取得

▲入社当時の五条

入社して4カ月の新人研修を受けた後に配属されたのは、BtoBマーケティングを専門とするビジネステクノロジーチーム。ところが、「さあ実戦」と張り切っていた五条にチームリーダーは「勉強をしろ」と命じます。

まずは2カ月の間に、174時間のオンライン基礎プログラミング講座を受けること。そして、基本情報技術者試験を受験することを命じられたのです。

五条 「配属先が決まり、どんなプロジェクトに入るのかなとワクワクしていましたから、正直『まだ勉強が続くのか』という思いでした。それに、マーケティングの仕事にどうつながるのだろうという疑問もありました」

そのときのチームリーダーは、「デジタルマーケティング業界で仕事をするなら、上流でも下流でも情報処理の基本を知らないと信頼感のあるコミュニケーションはできない。習得しなければ、どんなプロジェクトでも活躍できないし、勉強できるのは新人の特権」という考え方の持ち主。

その考えを聞くうちに、勉強することへの意義を見出していったのです。

五条 「プログラミング、基本情報を学ぶ理由をきちんと説明され、そうか、今後のためには今しっかり学んだほうがいいんだと納得しました。だから、他のチームに配属された同期がプロジェクトに加入して、クライアント企業に出向いているのを見たときも、焦りはなかったです。どうせやるなら合格したいですしね。

それに、勉強が大変で、うらやましがってる場合じゃなかった……というのが正直なところかもしれませんけど(笑)」

プログラミングの基礎知識が、自信につながった

▲入社後に配属されたチームの頼れる先輩たち(前列右端)

プログラミング講座を終え、入社1年目に基本情報技術者試験に合格した五条。さらに、マーケティングオートメーションツール「Salesforce Pardot」(以下、Pardot)のしくみや使い方も習得しました。勉強を続ける中で、同じチームの先輩社員たちがところどころでサポートしてくれたことも大きかったのだと語ります。

五条 「配属されたときは、おじさんばかりのチームだなぁと思いました(笑)。でも、どんな質問をしても、自分の経験を交えてロジカルにわかりやすく教えてくれる。こんなにもプロフェッショナルな人に囲まれているのかと、時が経つにつれて思わされたんですね」

五条はビジネステクノロジーチームで多くの学びを得た後、ネットイヤーグループ初のPardotを使用するプロジェクトにディレクターとして加入します。プロジェクトに入ってクライアント企業に出向くようになると、情報処理の基礎知識がいかに大切だったかを実感することに。

五条 「ツールのしくみについてクライアントに自信を持って説明できるし、どんな質問が来ても明確に答えることができました。クライアント側のエンジニアとの打ち合わせでも、特に困ることありませんでしたね。何かトラブルが起きても、最低限は自分で対応できるという安心感も大きかったです」

「五条さんが言うならやってみよう」その言葉が励みに

▲2020年現在の五条

さらに、世界的な電子メーカーの法人部門より「Pardotの活用と、デジタルマーケティング全般を支援してほしい」という大型案件の依頼が届きます。ここで抜擢されたのが五条です。

五条 「クライアントはツール導入後にいくつかのキャンペーンをやっただけで、その効果を実感できてはいませんでした。まずはクライアント社内の関係部門の業務内容や要望を聞くところからスタート。

その上で担当者の方と二人三脚で、マーケティングオートメーションの再構築、顧客情報獲得、定常的なアウトバウンドなど、さまざまな施策を一緒に実施していきました」

五条はクライアントに伴走する姿勢で問題と向き合い続け、キャンペーンの運用や見込み客発掘から営業に連携するフローを確立させます。柔軟な対応と粘り強さが功を奏し、クライアントからの信頼を築き上げたのです。

五条 「キャンペーンの進め方や方向性について『五条さんが言うならやってみよう』と即決してくれたのは、とてもうれしかったですね。ここまで信頼してくれているのだから、成果を出さなくてはと気持ちが引き締まりました」

今ではプランニングからメインで進めることが当たり前となり、社内では「Pardotなら五条」とまで言われるように。しかし、五条は歩みを止める気はさらさらないのだと言います。

五条 「今後はもっと上流のタスクにも挑戦し、Pardotやツールから離れた業務のコンサルティングもできるようになりたいです。まだまだ、勉強しなくちゃいけないことがたくさんありますね」

さまざまな勉強や実践を通して、自分の強みを磨いている五条。これからもクライアントからの信頼を積み上げていくことでしょう。