その立地には意味がある。授業で知ったマーケティングのおもしろさ

プロデューサーとして、エネルギー系の企業や住宅設備機器メーカーなどを担当する植野 浩佑が、マーケティングに興味を持ったきっかけは、中学2年生の社会科の授業でした。黒板に貼られた東京の地図。そこには、ふたつのファストフードチェーン店舗の印が付けられていました。

植野 「A社の店舗は都心だけでなく郊外にも満遍なく分布しているのに対して、B社の店舗はオフィス街など都心に集中しています。なぜ立地が異なるのか、ターゲットや戦略などの違い、さらにマーケティングとは何か。商品やサービスって、そこまで考えて売られているのか、マーケティングって初めて知ったけど、おもしろそうだなと思いました」

大学は、迷うことなく商学部マーケティング学科へ進学。ところが、授業はマーケティングの歴史や会計学、経営学などが中心で、現代のマーケティングや事例に興味があった植野には、正直つまらなかったそう。

植野 「今振り返ると、マーケティングを学問として学ぶことや過去の事例も大切だったと思います。でも、そのときは、最新のマーケティングについて、もっと知りたいと思いました」

サークル活動では広告研究会に入部し、大学が主催・参加する広告イベントなどに参加。実行委員も経験しました。

植野 「広告もマーケティングの一要素だし、広告について知ることで、マーケティングの勉強に何か役に立てばいいなと思って活動していました。サークルで出会った仲間とは、今も定期的に会うし、彼らの活躍は大いに刺激になっていますね」

マーケティングチャネルとして、デジタルをどう活用するか考えたい

就職活動でもマーケティングを手掛けている企業にこだわった植野が、就職支援サイトで知ったのがネットイヤーグループです。

植野 「デジタルマーケティングに強いというのが、興味を持った理由ですね。今後はマーケティング=デジタルマーケティングになっていく。だから、ネットイヤーグループへの入社を決めました」

入社して4カ月の新人研修を受けた後、まずはウェブディレクターとして、化粧品会社やカード会社のサイト改修プロジェクトでディレクションを担当しました。

植野 「ウェブディレクターといっても、最初は先輩ディレクターのアシスタント。会議での議事録、テスト機での確認、提案のための調査といった業務が主でした。カード会社のプロジェクトでは、システム改修の小さな案件を任されたのですが、クライアントとシステム担当者を橋渡しするだけで、自分が仕切っているという実感はありませんでしたね」

ウェブ制作やシステム開発の工程でディレクションするより、マーケティングチャネルとしてデジタルをどう活用するかを考えたい。上流工程を計画し、クライアントに提案していきたい。植野の中で、徐々にそうした想いが強くなっていきます。

イチからプランニングを学ぶため、大規模プロジェクトのメンバーに

▲プロジェクトメンバーとの和やかな打ち合わせ

2016年の末に、エネルギー企業のデジタルマーケティング支援策の提案という大きなプロジェクトが社内でスタート。自分もプロデューサーとして、プランニングに参加したいと、入社2年目の植野は志願します。

植野 「クライアントのビジネスの根幹ともいえる、法人営業を大きく変革する支援策でした。ウェブサイトをマーケティング装置と捉え、リアルとデジタルを融合することで営業の効率化を図るというものです。プロジェクトの他のメンバーは、これまで数多のコンペを勝ち抜いてきたプロフェッショナルばかり。ここに入れたら、いろんなことが学べるのではと思い、なんとしても参加したかったんです。だから、メンバーになれたときは、本当に嬉しかったですね」

旧サイトの問題点の洗い出しや、詳細なユーザー分析から始めるプランニングは、植野にとって初めてのこと。何度も打ち合わせを重ね、まさにクライアントとネットイヤーグループの二人三脚でプロジェクトは進行していきます。

植野 「新米プロデューサーだったので、先輩のプロデューサーやプランナーにいろいろ教わりながら、なるほど、こうやって提案を進めていくのかと勉強の日々。仕事というのはクライアントと一緒につくりあげるもので、自分たちはクライアントのビジネス課題を共に解決してるんだと実感しました

チーム全員の活躍を後押しする、名参謀のようなプロデューサーになりたい

▲カスタマーエクスペリエンス事業部 プロデューサー 植野 浩佑

エネルギー企業のプロジェクトを経て、現在は住宅設備機器メーカーのデジタルマーケティング支援に力を注いでいる植野。

植野 「仕事をしていて、モチベーションが上がるのが、クライアントから感謝の言葉をいただけたときです。クライアントから相談されるときも、頼られているな、と嬉しくなります。もちろん、一番の喜びは、私たちの提案で、クライアントの業務が効率化し、収益アップにつながったときです」

周囲にロールモデルとしたい、先輩プロデューサーがいることも、植野のモチベーションアップの理由となっています。

植野 「プロデューサーの力だけでは、クライアント成長の支援はできません。先輩のように、クライアントの課題と目的を冷静に見極め、支援策のプランニングや、メンバーのキャスティングなど、プロジェクトをマネジメントすることが必要だと思います。先輩に比べると、自分はまだまだですね。自信をつけるためにも、もっと勉強しなければと思います」

今後の目標は、クライアント支援の幅を広げて担当アカウントをさらに大きくし、チームマネジメントにも携わること。

植野 「スタープレイヤーになりたいわけではないんです。チームの全員が活躍できるよう盛り立て、いざというときに頼りになる、名参謀みたいなプロデューサーを目指しています」

マーケティングに興味を持った学生時代から、プロデューサーのキャリアへと導かれるように歩んできた植野。ビジネス課題を解決していくため、これからもクライアントとの二人三脚で歩んでいきます。