ショップジャパンにいるとまったく飽きない

▲Technical Engineeringセクション マネージャー矢部(右)と部下の渋谷(左)

Technical Engineeringセクションではただ単純に、海外からの商品をそのまま日本で販売するのではなく、販売までに日本の法律に適合させたり、日本のお客様のことを考え改善を行ったり、また自社でイチから開発を行ったりしています。

Technical Engineeringセクションのマネージャーの矢部は、25年以上にわたり、さまざまな業界でモノづくりをしてきました。

最初のキャリアは、ディスプレイのメーカーでメカ設計。その後は、半導体製造装置のメーカー、3社目はパチンコ設備機器メーカー、4社目は大手OA機器メーカーでトナーカートリッジの設計。そして、5社目がショップジャパンです。

どの会社もだいたい5年ごとに転職してしまい、続いているのは、ショップジャパンが初めてだと言います。

矢部 「一般的なメーカーとは一人当たりが関わる領域が全然違います。メーカーの開発部門の多くは、ひとつのプロダクトに長期にわたり携わります。もっと専門的で、そのプロダクトの一部の製造過程や技術を担当するんです。つまり、多くの時間をかけ、多くの人が関係し、ひとつのプロダクトが完成するということですね。

一方、ショップジャパンの商品開発部門は、基本的にはひとりでひとつの商品のすべてを担当します。そして、取り扱っている商品カテゴリーもさまざま。次々と新しい商品も発売するのでスピード感もある。フィットネス商品を担当したり、キッチン家電を担当したりとまったく違う商品に携われもします。

他のメーカーだとこんな環境はありません。5年在籍するとある程度仕事にも慣れてしまいますが、ショップジャパンにいるとまったく飽きないんです(笑)」

外国人役員秘書からTechnical Engineeringセクション

▲実際に商品を分解し、構造を確かめる

2019年1月に、新たにTechnical Engineeringセクションのメンバーに加わった渋谷。実は、秘書セクションから異例の部署移動を果たしました。

渋谷は大学卒業後、印刷会社に入社し法人営業を担当していたが、もっと海外に関わる仕事がしたいと思い転職を決意。

その後、国際会議をコーディネートする、コンベンション業界に転職しましたが、もともと転職を考えていたときに通訳の仕事がしたいという想いがあり、仕事をしながら通訳学校に通いました。

通訳者として業務が始められそうなレベルまで上達したため、あらためて通訳として転職活動をしていたときに出会ったのがショップジャパンです。

ショップジャパンの上層部には外国人がいるため、英語のコミュニケーションサポートが必要ということで、渋谷は秘書セクションの通訳翻訳担当として入社。その後、外国人役員の秘書をしながら通訳業務を行っていました。しかし、3年経ってTechnical Engineeringセクションに異動したのです。

渋谷 「技術的な知識が何もないバックグラウンドから飛び込んだので自分でもこの異動はなかなかないなと、最初は、びっくりしました(笑)」

そんな渋谷だが、通訳として入社にもかかわらず専門職であるTechnical Engineeringセクションに異動になったのには理由がありました。

渋谷 「異動して最初の半年間は、海外のサプライヤーや工場と、商品の品質確認や今後の改善依頼をする際に、英語でのコミュニケーションが必要となるため、そのサポートを担当しました。この仕事は私が異動するきっかけになった業務です」

しかし、やはり慣れない業務に異動してすぐは、専門職という未知の世界に飛び込んだことで大変さを感じたと渋谷は言います。

渋谷 「技術的な知識がない状態で異動したので、技術的な用語理解が大変でした。ミーティングで話されている内容がわからないこともしばしば。商品開発担当になってからは、自分がリードして取引先や社内の他部署の方とコミュニケーションを取らなければいけない立場なのですが、知識が追いつかずいっぱいいっぱいでした」

そんな苦労を乗り越えて、現在渋谷はコミュニケーションサポートだけでなく、フィットネスやキッチンカテゴリーの商品開発も担当しています。

チームメンバー全体でレベルを上げる施策

▲渋谷が実際にまとめているファイル

技術的な知識がない部下である渋谷を矢部は付きっきりでサポートはしなかったと言います。

矢部 「基本的な業務の指導はしますが、経験がないからといって、付きっきりで教育はしていません。当然判断が間違っていることや、法律や技術的な決まりごとを知らないことがあるので、そこは指導します。ですが、まずは自分で考えて、調べて、自分の意志を持って行動してもらうことを大切にしています」

それでも、経験値がない渋谷は猛烈なスピードで成長していったのです。

矢部 「渋谷さんが成長できたのは、自分で調べて学んだことをその場だけで終わらせないで、きちんと積み上げているからだと思います。調べたものをファイル化し、気づいたことや気になることをコメントに書き込んで。法律や規格は日々変わっていくのでもちろん新しい情報をインプットし続けないといけませんが、その姿勢がいいなと思いますね」

渋谷に限らず、チームメンバー全体の知識レベルを上げる取り組みも行っていると矢部は言います。Technical Engineeringチームには、「販売条件チェックシート」というものを使って、お互いの知見を共有し合うしくみがあるのです。

矢部 「担当商品が決まった後、商品を販売するために確認しなければいけない法律はなんなのか、そのためにどのように品質を改善しなければならないのかを担当者が考え、販売条件チェックシートを埋めていきます。そのチェックシートを基に、Technical Engineeringのメンバーだけでなく、開発組織全体でレビューを行います。

法律や規格の確認に漏れがないかを多数の目で確認でき、各メンバーが持ち合わせているこれまでの経験から検証することができるのが利点です。初期の段階からスムーズに商品開発を進めることができます。文殊の知恵のような感じですね」
渋谷 「自分ひとりでは気づけないこともあるので、このレビューはとてもありがたいです。自分の担当商品ではない発表のときにも、『こういう商品ならばこの部分に気をつけるべきなんだ!』と視野が広がり勉強になります」

お客様に“WOW”を感じていただける商品を。商品開発部門の挑戦

▲渋谷が商品開発を担当したフィットネスグッズ「ゆらころん」

今後はさまざまな視点で商品開発を実施していきたいと渋谷は言います。

渋谷 「異動して初めてイチから担当したフィットネス商品『ゆらころん』を発売することができました。この商品のように、女性ならではの視点を生かした商品の立ち上げに今後も携わっていきたいと思っています。品質的に安全という目線だけでなく、お客様がワクワクする“WOW”のある商品や、気が利いていて使いやすい商品など、お客様に寄り添った商品を開発していきたいです」

また、キャリアの観点では、通訳者になりたいと願い入社したときと現在では考え方に変化があったようです。

渋谷 「通訳者になりたいと思いショップジャパンに入社しましたが、そのあと秘書の仕事も経験して、商品開発の仕事も経験して、キャリアの可能性はひとつではないなと実感しています。通訳者になりたいと思いショップジャパンに入社しましたが、そのあと秘書の仕事も経験して、商品開発の仕事も経験して、キャリアの可能性はひとつではないなと実感しています。

『最初から自分の道はこれしかない!』と決める必要はなくて、経験の上で何が自分に合っているのか見極めることができます。今までのキャリアは、まったく違うものに見えるけど、これまでの経験が実を結んでいると感じます」

これまでのショップジャパンの商品開発部門は、世界中のユニークな商品を日本で販売するために改良・改善することを主に行ってきました。

しかし、現在は、イチからオリジナルで商品開発することも求められる組織に進化しています。マネージャーである矢部は、これからのショップジャパンの商品開発部門をこう語ります。

矢部 「一般的なメーカーでの開発とは違って、商品の一部分の設計ではなく、全体の設計ができる楽しさが、ショップジャパンの開発部門にはあります。さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーと共に、お客様に喜んでいただける、ショップジャパンのオリジナル商品を世の中に輩出していきたいですね」

どんなにマーケティングが優れていたとしても、本当に良い商品でなければ、お客様に使い続けていただいたり、喜んでいただいたりできません。

セクション全体で知識や知見を共有し合い、お互いのレベルアップを図りながら、これからもお客様に“WOW”を感じていただける商品をお届けしてまいります。