初期配属は、DR Videoセクション。「WOWショット」を撮るために

▲写真中央が神初

留学からの帰国後、大学4年の7月から就職活動をスタートさせ、ショップジャパンに出会った神初。他の学生と比べて遅めのスタートでしたが、納得のいく企業と出会わなければ来年まで続ける覚悟を持ち、とくに焦ってはいなかったと当時を振り返ります。

神初 「入社するからには、長く働き続けられる会社に入りたいと思っていました。そのため、業界や職種にはとくにこだわりがなく、職場環境を優先して企業選択をしていました。ショップジャパンは、最初から最後まで女性社員が面接に対応していて、女性が活躍している印象を持ちました」

無事に内定を獲得し、ショップジャパンを運営するオークローンマーケティングへの入社が決定。神初が入社してすぐ配属されたのが、テレビ通販映像(=インフォマーシャル)を制作するDR Videoセクションです。

神初 「ショップジャパンは、テレビ通販のビジネスで成長してきた会社であり、現在も大きなインパクトを持っています。入社したからには、そのビジネスの中心であるインフォマーシャルのチームで仕事を学びたいと思っていたので、配属されたときは嬉しかったです」

ショップジャパンのインフォマーシャル映像は、基本的に29分で構成されており、その中に商品の特徴や商品への共感を生みだすストーリー、購入したくなるセールスポイントなどを詰め込んでいます。初めて映像を見た方でもついつい商品が欲しくなる、そんな映像を制作しています。

神初 「入社前はテレビ通販番組をじっくり見たことはありませんでした。ある程度の映像の構成パターンはあるものの、商品特徴をわかりやすく、そして見てくださったお客様の印象に残るためにどのような表現にするべきか、綿密に考えられていることを知りました」

たとえば、寝具ブランド「トゥルースリーパー」の枕、「トゥルースリーパー セブンスピロー」の映像では、体を包み込むように支える低反発素材の訴求のために、枕の上に生卵を落として割れるかどうかのデモンストレーションで表現しています。

神初 「普段の生活だったら、枕に卵を落とすなんてシチュエーションはもちろんありえませんよね。しかし、これがご購入されたお客様の印象に残るシーンになっています。私たちはこのようなシーンを『WOW(ワオ)ショット』と呼んでいて、いかにお客様の心を動かす映像ができるかが、映像制作チームの腕の見せどころです」

映像制作の主担当に──若手から任せてくれる環境

▲神初が映像の本編改訂を担当したフィットネスグッズ「ゆらこ」

ショップジャパンのインフォマーシャル映像は、一度制作したら終わりということはなく、お客様からのレスポンスや販売実績に応じて、随時改訂しています。神初はしばらく、既存の映像の一部分の改訂に従事していました。

配属から約半年で、初めてイチからメインとなる本編映像改訂の担当に。 タレントの椿 鬼奴さんを起用した、フィットネス製品の「ゆらこ」の映像制作を担当することになります。

神初 「細かな映像改訂は配属早々に担当させていただけましたが、まさか配属から半年ほどで、タレントさんを起用した映像制作の主担当を任されるとは思っていませんでした。嬉しいという気持ちと同時に映像が成功するかどうかの不安もありました」

「ゆらこ」をはじめとするフィットネス商品の映像の多くは、実際に商品を使ってエクササイズに取り組んでいただき、その結果がどうだったのかというビフォー・アフターを見せることを肝に置いています。今回そのチャレンジをしていただいた方が椿 鬼奴さんです。

神初 「運動するモチベーションを保ち続けていただくためのコミュニケーションや、運動と一緒に大切な食事に関するケアなど、ビフォー・アフターの撮影のために長期にわたってタレントさんをフォローしていく必要がありました。初めてのことだらけだったので、OJTを担当してくださった先輩に手厚くサポートしていただきました」

「ゆらこ」の最大の特徴は、「落としにくい下っ腹のぽっこりにアプローチ」すること。それを最大限表現するべく、椿 鬼奴さんの衣装はお腹のぽっこりが見やすくなるようチャイナドレスにするなど、WOWショットの開発にもこだわりました。

神初 「フィットネス商品は、商品の訴求表現がとても難しいのですが、上長からは、この映像が今後の他のフィットネス商品のひとつのガイドラインになるとの評価をいただき嬉しかったです。ショップジャパンは若手のうちから責任のある仕事を任せてもらえる文化があると感じています」

新商品企画部署、そしてブランド担当部署への異動

▲神初がブランド担当部署に異動して担当している商品。充電式電動ブラシ「ターボ プロ」

DR Videoの部署の在籍は1年ほどで、その後、新商品企画部署に異動。その半年後には、ブランド担当部署に異動しました。

神初 「1年という在籍期間は短くも感じましたが、次のチャレンジもしてみたいという気持ちで新商品企画部署へ異動しました。今後ショップジャパンで働く上で、若手のうちからさまざまな部署を経験し、いろんな知見を得られることは、確実に強みになります」

新商品企画部署では、まだ世の中で発売されていない商品の兆しを見つけ、次のブランド化へとつなぐべく、商品コンセプト作成や発売に必要な広告クリエイティブの開発に従事しました。

ブランド担当部署の業務は、担当商品を拡販していくためのマーケティングの統括です。商品開発部門や各販売チャネル部門との調整など、これまで携わってこなかった多くの部署との関わりが必要になり、さらに業務の幅も広がりました。

神初 「今までは映像制作という言わば、ひとつのチャネル部門を担当していましたが、ブランド担当部署は担当する商品を育てていくために社内の多くの方を、リーダーシップをもって導いていく立場。さらに、新たな施策を走らせる際に役員に自ら上申もします。入社年次にかかわらず、責任が求められる仕事だと感じています。

DR Videoセクションにいたときに『ブランドの人に確認すれば大丈夫だ!』って思っていたことが、いざ実際に自分がそのブランド担当者になってみると、すごく大変でした。関わる部署を増やし、社内のあらゆる知識を高めなければ、対等に業務の調整はできないと感じました」

そこで神初がしたことは、とにかくわからないと思ったことはとことん聞くことです。

神初 「わからないことを聞くのって、恥ずかしいことと思ってためらってしまうことがあると思います。でもとくに若手のうちは思い切って聞くことが大事です。2020年現在、当社ではリモートワークに切り替わっていますが、直接顔を合わせたことがなくてもお構いなしに、チャットや電話で『教えてください!』と積極的にコミュニケーションを取っています」

この思い切りの良さは、学生時代アメリカの大学に交換留学したときに培ったものでした。

強みを生かして、活躍する女性社員に

▲アメリカ留学中当時の神初

アメリカの大学に1年間留学していた神初。そこで何を学んだのでしょうか。

神初 「当時8人で寮に住んでいました。同部屋の子たちが夜中までパーティをよく開催していたのですが、夜中はゆっくり寝たいタイプなので(笑)、どうしても違うところに住みたかったんです。

ちょうどこのころすごく仲良くなった中国人の友達もできて、その友達と一緒に住む部屋も見つけられたんですが、この寮を出るには、私の代わりに住む子を探さなければいけなかったんです」

そこで、当時留学していた大学生が情報交換をするインターネット上の掲示板があり、そこで寮に住む学生を募集したり、住む場所を探している面識のない学生に自ら連絡したりと積極的に動きました。そのような中で自然と、コミュニケーションを臆さないことを学んだと話します。

2020年現在、神初は、お掃除グッズ「ターボ プロ」のブランド担当として従事しています。

神初 「ターボ プロは、2017年から発売をスタートしたターボ スクラブのリニューアル商品で、とても人気のある商品です。さらなるブランド成長のために、今より魅力的なマーケティングメッセージをつくっていくことが課題です。これまでこの商品に携わってきた方々の苦労を無駄にしないよう頑張ります」

採用面接時に抱いた、女性が活躍している会社という印象。この印象は入社してからも変わりません。ママになった方もたくさん活躍されていて、ライフステージが変わっても働ける環境であることを実感しています。

わからないことをためらわずに聞ける──そんな彼女の強みは、今後いかなる業務を担当することになっても成長を後押しするでしょう。そして今度は、彼女自身が就職活動中の学生の目に、“活躍する女性社員”として映る日も近いはずです。