なぜやるのかーー平成生まれのエンジニアと考えるユーザーファーストのカタチ
「なぜやるのか」を突き詰めた結果、決断した転職活動
自分の好きなことを同時にかなえる、エンジニアは、自分にとってそんな職業です。
私は中学生のとき、ケータイをもたせてもらえず、代わりに自分のパソコンを買ってもらいました。当時ではかなり珍しかったとは思いますが、その頃から新しい技術に触れることが好きだったんです。
中高はバスケ部で、「鬼の小林」なんて恐れられるほど怖い部長でしたね。みんなで協力してチームをつくりあげる楽しさを教えてくれたのは、大学のバスケ部でした。コーチがいなくて、学生コーチを立てて活動していたので、自分たちでチームをつくっていく雰囲気があったんです。
新しいものが好きで、チームでひとつのことに向かって頑張ることが好きな私は、エンジニアを目指すことを決めました。
しかし、工学部だったので、初めてコードを書いたのは社会人になってから。それまでは、数値を取り扱うためにパソコンを使うくらいでした。それでもエンジニアをやってみたいと思い、社会への影響力も考えて、ある程度大きい会社を選びました。
その会社では、アプリのエンジニアとして3年働き、そこからWebやサーバーサイド、外注管理まで幅広くやっていました。
しかし、実は入社2年目くらいから、転職を考えはじめていました。「何を大事にするか」「なぜやるのか」などの価値観にズレを感じたからです。私は上から決められたものより、アプリを使ってくれるユーザーがどう感じるかを一番に考えたかったのですが、大きい企業では、それがかなわないことが多かったんです。
「ユーザーファースト」当たり前のようで当たり前でないことができる会社

ookamiを知ったきっかけは、Wantedlyからのスカウトメールです。企業ページを見てみると、ただお金を稼ぐのではなく、「ookamiは『ユーザー体験』を大切にする会社です」という紹介が目に飛び込んできました。
何よりも惹かれたのは、自分の大好きな「スポーツ」を扱っている部分。そこに引かれ、すぐに面談にいくことにしました。そして、代表の尾形、CTOの中村、そしてチーフデザイナーのリョーマと面談をして、自分が思い描いていたベンチャー企業よりずっと、小規模ながら会社としてしっかりしていることがわかります。
なのですぐに入社を決めました。自分の好きなこととやりたいことが重なるのはスポーツだけでした。ほかの大手企業も受けてはいたのですが、どこも結局「仕事!」という感じがして……。地位やお金より、やりたいことや興味があることを私は選んだんです。
入社してみておどろいたことは、“ユーザーのことを考えて発言できること”でした。これは当たり前のようで当たり前ではないんです。
大きい組織は、数字だけで管理されるようになりがちですが、ookamiでは、「ユーザーがどれだけ使いやすいか」を突き詰められます。そして、エンジニアも意見を言いやすい環境なんです。
バスケ部での経験をチームづくりに活かす
ookamiに入ってよかったと思うことは、「使う人のことを考えて仕事をできること」です。それに、働いている人も楽しい人ばかりで、やっている内容も楽しいです。みんなでよくランチに行ったり、休日にはスキーやキャンプに行ったりと仲が良いです。そして何より大好きなスポーツに関われていることがいいですね。
もちろん楽しいことばかりではありません。アプリの新しい大きな改修をひとりですべてやらせてもらった時期は、やることが山積みで、パンクしかけたこともありました。
しかし、「なぜやるか」を突き詰めて自分を奮い立たせました。そして、ユーザーのことを考え抜いたからこそ乗り越えることができました。そうしてリリースされた新しいバージョンのPlayer!を、友達などに褒められた時はそのぶん本当に嬉しかったです。
私がチームでPlayer!をつくるうえで気をつけているのは、「調整役に回ること」です。これはバスケでのチームづくりをいかしてやっています。たとえばチームの中でこだわりたい部分が違った場合、もちろん意見が衝突することだってあります。
しかし、どのメンバーも本気でいいものをユーザーに届けたい思いは変わりません。だからこそ正解はないのです。そんなときに私はできるだけ一人ひとりの意見を尊重しつつ、チームとしてのまとまりがなくならないよう気を配っています。
「誰とやるか」ではなく「どんな人とやるか」を大切に

ookamiの3つのValueの中で、私が最も好きなのは「共に築こう」です。やはりバスケ部の影響が大きいですね。本当に偶然見つけて入った会社なのに、とてもいいメンバーに恵まれました。
そして、働くうえで大切にしているのは、「どんな人とやるか」です。「あの優秀なAさんがいるからここの企業で働きたい」というように、「誰とやるか」にフォーカスを置く人も多いです。しかし、私は「どういう思想をもつ人とやるか」を大事にしています。
たとえば私なら、「当事者意識をもてる人」と働きたいですね。何事も自分に置き換えて考えられる人です。つまり、思いやりがある人ですね。それは、ユーザーがどうしたら使いやすくて、ハッピーになれるアプリをつくれるかにもつながってくると思います。
私の目標はただひとつ、「好きなことを好きな人たちと一生やっていくこと」です。その面で、ookamiには最高の環境があると思います。
今後規模が拡大していっても、「なぜやるのか」を大事にしつづける会社であってほしいと思っています。そして、大好きなスポーツにも関わりつづけ、ひとりでも多くの人に影響を与えつづけていきたいです。
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