自分が起業するなら“NO.2”でーーookamiの影の立役者、安部昌乗とは

ookamiは創業して2019年4月で6年目を迎えました。共同創業者である安部昌乗はこれまで、代表取締役の尾形太陽と共に走り続けてきました。会社が急成長を遂げるなか、安部は“結婚・子育て”を経験、いかにして仕事と家庭を両立させているのか。また、彼が手がけるPlayer! のマーケティングについて語ります。

ただそこにいたメンバーに惹かれたーー尾形との出会い

▲運命的な出会いから早6年

大学4年生の後期の“あの授業”を受けてなかったら、きっと私は、起業するという決断を出来ていなかったと思います。

尾形と私の出会いは偶然でした。私が当時取っていた授業に、尾形とともに「レジャー&パーティー」というイベント事業を行っている潤君がいたんです。そんな彼とたまたま授業でグループワークを行ったのがきっかけで、授業が終わった後にレジャー&パーティーが運営しているFacebookページを見せてくれたのです。

当時、新卒で入社予定の会社でインターンとしてWebマーケティングを少し勉強していたということもあり、恥ずかしげもなくフィードバックしました。すると、彼に「うちのメンバーに会ってくれない?」と言われたんです。

そして、大学近くのパスタ屋さんで初めてレジャー&パーティーのメンバーに出会いました。そこに尾形がいたんです。

今思えば、学生でいながらビジネスを行う姿は"怪しい人たち"なのですが……そのときの私は、「あ、このメンバーと何かやることになるんだろうな〜」と直感が働いたんです。食事も終わりを迎えたころ、「一緒にやらない?」と誘ってもらい、メンバーに参画することになりました。

元からスポーツやエンタメの領域に興味があったわけではありません。レジャー&パーティーのメンバーとなら、どんなことでもよかったんです。もし仮に、「お墓業界に革命を起こす!」と言われていても、一緒に挑戦してました。そこにいたメンバーに強く惹かれた。ただ、それだけなんです。

そして、Webマーケティング担当になったものの、当時は何をすれば良いのかわからない状態が続いてました。やっていたことといえば、水曜日の朝、みんなでマックに集まって、「今後どうしていく?」とメンバー同士意見を交わしていたことくらいです(笑)

そうした大学生活を過ごしつつも卒業後は、内定をもらっていた会社で働き始めることにしました。その会社ではSEO事業を中心にWebソリューション事業、メディア事業などを行っていました。

決断するなら今だと、ookamiの創業メンバーに

▲尾形と挑戦はワンルームから始まった。

新卒で入社した会社で働き始めて10カ月ほど経った頃、尾形に「会社つくろうと思うんだけど、どうする?」と誘われました。正直とても迷いました。

小学生の頃から憧れていた"起業"という道。第一志望の大学に受かったら起業しようと漠然と描いていたものの、希望の大学に合格できなかったのをきっかけに起業を諦めていました。しかし、就活中もその夢が頭の片隅から離れず、結果的に選んだ会社は「私が起業を諦めたタイミングで、起業を決断した社長の会社」だったのです。その代表の元で働けば、自分に足りなかったものが見つかるかもしれない。そう思って入社しました。

約1年間の会社生活で自分がやるべき"答え"を得られたわけではありません。ただ、昔から考えていたことが、確信へと変わっていきました。

起業するなら"NO.2"でーー

自分は社長向きではない、だからこそ、「誰かと一緒に起業する」のが、自分の起業における選択肢なのだと考えていました。実際に起業するという決断は、将来を考えると不安で仕方がなかったですが、今ここで尾形と一緒の船に乗るしかないと思ったんです。そうしないと一生起業せずに人生が終わってしまう気がして。

こうしてookamiは尾形、太さん(共同創始者)、はやと(エンジニア)、よし、そして私の5人でスタートしました。そして、あっという間に創業して6年の時が経ちました。

起業したての頃を振り返っても、今の一軒家のオフィスで、これほどの優秀なメンバーと働くなんて想像できていませんでした。自分ひとりでは、8万回生まれ変わってもたどり着けないと思っています。自分の想像した世界を、現実が超えてしまいました。

ookamiを創業して、日々すごいスピードで成長できているな、と感じています。大学生や新卒の時は1年前の自分を振り返って、なんであんなことやってたんだろ、と恥ずかしく感じることで、自分は成長できているな、と実感していました。でも今では、3カ月前を振り返って、自分の反省点を見つめることができる。自分の中で時間のアップデートがとにかく早くなったんです。

仕事と育児を両立するポイントは、"しっかりと区別して全力で向き合う"

▲このメンバーとだからこそ出来る働き方

そして、大切な家族が出来ましたーー。

でも、結婚生活の最初は今までの生活リズムと変わらず、深夜まで仕事して帰ったり、オフィスで寝泊まりしたり……という生活をしていました。そんな中、"子どもができる"という転機が訪れたんです。

このままの生活では子育ては無理。

僕が言うのもおこがましいんですが、「ワンオペの子育て」はあまりにも大変です。「9時に出社して18時に帰る」という生活リズムをつくり、仕事と生活をしっかり区別するようになりました。平日に父親として子育てに関われる時間って3時間くらいしかないんです。その3時間は全力で子どもと向き合いたいなと。

子育てを始めた当初は、仕事と生活が入り乱れていました。子供と接しながらSlackをチェックしたり、次の仕事どう進めようかなと考えてしまっていたり。仕事と子育てが頭の中で行ったり来たり、目の前のことに集中できず、どんどん疲弊してしまいました。

なので、今は生活リズムをしっかり整えた上で仕事と生活は区別するようにしています。そしてどちらとも全力を尽くす。

当たり前のことですが、我々は"有限"の中で仕事をしています。時間も有限、お金も有限。だからこそ、その制約の中で最大限のアウトプットを出すには"やらない"という決断が重要なのです。そうした有限をより意識するようになったのが、一番大きな変化です。

ユーザーファーストな新しい市場をPlayer! でつくっていく

▲安部が描くookamiの未来とは

「Player!」におけるマーケティングでは、自分たちが注力するべきポイントを決めて、それに注力できる体制をつくるということを大事にしています。

マーケティングの語源は諸説ありますが、私が一番好きな語源は、「マーケットメイキング」です。これはPlayer! の追い求める世界にぴったりなマーケティングだと考えています。我々ookamiが目指しているものは、"第3のスポーツエンターテインメントをつくる"という新しい市場。だからこそ、あたらしい市場を"つくっていく"というのが、マーケティングに求められる役割だと思っています。

Player! の魅力をよりわかりやすく、より多くの人に伝えられるにはどうしたらいいのかーー。ユーザーが感じてる不便に対して、今の時代に適した解決策を講じていきたいです。

今、どんなスポーツでも各協会で出し得る情報って見づらかったり、リアルタイム性に乏しいものが多いです。そんな情報をよりユーザーにわかりやすく、リアルタイム性を担保して発信していく。そうして、応援しやすくなる・応援してもらえるような文化をつくっていきたいです。こうした文化づくりに沿った上で、仲間とともに挑み続けたいと思っています。

私がお気に入りのバリューは、「共に築こう」です。私は人と何かを一緒にするのは、かなり苦手です。しかし、ookamiをつくりあげていく中で「早く行きたいならひとりで行け、遠くへ行きたいならみんなで行け」という言葉の意味を痛感しています。自分ひとりで出来ることなんて、たかが知れてるんです。だからこそ、このバリューが最も気に入っていてます。

個人的な想いとして、ookamiをもっと"会社っぽく"していきたいです。小学生の頃、起業に憧れたのは"自分の努力で、自分と関っている人の幸福をより大きくしていける"という考えからでした。実際に起業し、ookamiとの関係者が増えていく中で、その関係者がより大きな幸せを、より長く感じて欲しいと思っています。そのために、ookamiを会社として継続性のある存在へと成長させていきたいです。

関連ストーリー

注目ストーリー