事業部門と管理部門をブリッジするT型人材の仕事の流儀

前線でクライアントワークをこなす社員の多いオプトですが、彼らを後方支援する“縁の下の力持ち”も、当社には必要不可欠な存在です。執行役員付チームマネージャーという、ちょっと変わった役職を持つ、高橋力也(2004年中途入社)。部門内のゼネラルスタッフとしてあらゆる業務を一手にこなす彼の仕事観に迫ります。
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ミッションは、部門の実行欲求を最大限実現させること

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▲部門内のゼネラルスタッフとしてあらゆる業務を一手にこなす高橋力也。新しいチャレンジをしながら領域全体の最適化に力を注いでいる

「どんな仕事をやっているの?」社員から、そんな声をかけられることの多い、高橋力也。

彼のミッションは、オプトが<事業領域>と呼ぶ部門において、必要とされる業務のすべてに対応すること。その一部をひも解けば、領域の予算管理、会議の取り仕切り、ツールの導入や外部パートナーの検討、さらには社外向けセミナーの司会まで、さまざま。

しかし、これだけでは、高橋の業務の真骨頂を知るに足りません。

高橋 「項目を挙げれば、『なんだ、そういうことか』と言われそうですが、要は役員や領域が実現したいことを具現化するのが僕の役割。実行のクオリティを最大限に高めるため、あらゆる角度から支援しています。
そのためには、経営的視点で数字を読む力、自ら課題を見つけて解決する実行力、先を見通して動く力、社内外との交渉力やそれを裏付ける知識など、身につける能力は多岐にわたりますが、マルチタスクであらゆるスキルを発揮できる今の業務は、どうやら僕の性に合っているようです」

高橋のような役割がオプトに存在する理由は、部署間の潤滑油となる存在が必要という考えから。

利益を生み出す直接部門と、その業務を支援する管理部門では、同じ物事であっても捉える視点が異なることも多く、そのたびにギャップを埋める必要があります。しかし、そのために費やす時間と労力はなるべくなら最小限に留めたい。

そう考えるのは、当社のみならず、どの会社も思うことでしょう。

高橋 「たとえば、現場からの提案に対し、法務が『ルールと違うからできません』とストップかけるケースってよくあると思うんです。これは、法務に原理原則を守ることが大事という考えがあるからですが、現場にはそれをわかったうえで、どうにかクリアできないのかという思いがある。そんな両者間で議論をしていても、状況はなかなか前に進みません。
であれば、管理部門の知識を持ちつつ、実行するための手法も考えられる人間が間に立つほうが相互にとって価値がある。その価値を僕のようなポジションの人間が生み出すという構図です」

そう話す高橋のバックボーンには、今の高橋らしさを形成する、ユニークな軌跡がありました。

ゼネラリストは、多くの部署を経験するなかで生まれた

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▲チームメンバーとのMTGの様子

アルバイトとしてオプトに入社した高橋。最初に配属されたのは、リスティング広告のオペレーション領域でした。

その後、オペレーション領域と自社プロダクトや社内の広告運用ツールを開発するテクノロジー領域全体の数字管理やソリューションの提供を担うチームに異動。

この間に契約社員を経て正社員となり、2007年からは法務部に所属します。アルバイト時代、法律の勉強をしていたという高橋のことを、当時、面接を担当した上司が覚えており、志向性が合うならと本人に打診したことがきっかけでした。

高橋 「法務部に在籍した約 3年の間に何百という数の契約書を読み込み、作成してきました。この過程でオペレーターの業務しか知らなかった自分が他の部門の業務も理解できるようになりました。そうすると、会社像を描けるようにもなり、全社的な動きを把握するおもしろさを感じるようになりました」

2010年には、ベンチャー企業などに投資を行なう部門に異動。法務部時代の経験を買われてのものでした。

高橋 「法務で投資案件のデューデリジェンスを担当した経験があったんです。それを知った投資部門の責任者から、『守りの役を任せたい。来てくれないか』と誘いを受けました。
異動先での業務はとても刺激的でした。今までの人生で出会うことのないタイプの経営者にたくさんお会いし、ずいぶん人生勉強になりました。
その後、リスティング広告のオペレーション領域に舞い戻ることになるのですが、かつての古巣は人数が倍以上に増え、拠点も沖縄や海外に広がるなど、大規模かつ複雑化した所帯に変わっていました。
ここでのミッションは、これまでの経験とノウハウを活かしながら全体にとって最適なソリューションを提供すること。その取り組みのなかで、沖縄の拠点に独自の人事制度を導入しました。投資部門に在籍していたときに買収した企業の人事制度をケアした経験が活きました。
他部門で培ったスキルを活用することで、現在の部門が良くなる。やりがいのある仕事だと感じています」

2018年11月現在は、このオペレーション領域、テクノロジー領域、2018年に新設されたコンテンツ領域をカバーする高橋。守備範囲が広がり、新しいチャレンジも多い環境ながら、領域全体の最適化をどう進めていくのかにも力を注いでいます。

あらゆる業務を疑似体験するかのように仕事をする

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▲担当事業領域の全体会議を取り仕切る様子。沖縄など遠隔地との中継もつなぐ

ソリューションの提供ノウハウ、法務で得た知見、投資部門での経験。これらすべてを掛け合わせつつ、いまなお実践を繰り返しながら、さまざまなスキルを習得し続けている高橋ですが、自分で望んだ業務もあれば、会社の要請を受けた業務もあったはず。

しかし、そういう状況にあっても、仕事との向き合い方さえ定まれば、自分の知見の広がりを実感できると話します。

高橋 「僕が行なっていることはバックヤードの業務ですが、商品の知識を得たり、自分が営業マンならどう振る舞うかを考えたりと現場の社員と同じ目線を持つようにしているので、実は裏方にいる感覚は薄いんです。
むしろ領域の業務は、全部自分がやっているという気持ちの方が強い。テクノロジーもやっているし、オペレーションにも携わっている、自社のメディア運営にも携わっている気分にもなっています。これらは現場の業務に専念していたら味わうことはできません。
広い経験・知識を習得するのは大変ですが、僕の立場はあらゆる業務を疑似体験するかのように考えられる機会がある。それを楽しいと感じています」

そう言い切れる高橋の仕事観は、自分で見つけたルールと強い使命感に支えられているようです。

高橋 「たとえば、新しく何かを決めるときのプロセスは、これまでと似たり寄ったりのケースが多いものの、役員や部長によって気にするポイントが異なります。
そこで、誰からどんな指摘が出そうか、どんな質問を受けるだろうかと考えながら準備をしています。話すポイントを変えたりもしていますね。発言するにしても、自分が領域全体に関わる仕事を任されている意味を考えています。
だから、役職者の多い会議であろうと、予定調和の空気がある場であろうと、気になることがあれば、それを解決するのが自分の役割だと思って発言する。そこに裏付けがともなうとなお良いと思っているので、管理系の知識は、専任の社員と渡り合えるレベルまで勉強することを自分に課しています」

これらは高橋が役員や部長陣からパートナーとして信頼されるゆえんのひとつ。手掛ける業務の裏側には、あらゆる思考とたくさんの努力が横たわっていることがうかがえます。

なりたい自分を明確に描けば、活躍できる人間になれる

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▲自分に仕事を任されている意味を考えとにかく勉強を欠かさないと語る

一朝一夕で築くことのできないポジションにいながら、さらなる研さんを積む高橋には、自分を突き動かす原動力があると話します。

高橋 「契機になったのが、セミナーで知り合った弁護士の方が MBAも取得していたことです。一番奥まで法律を掘った人が、今度は幅を広げている。その姿を見ていると、自分は奥まで掘れてすらいないのに、他のことがわからないとは言えません。だからこそ、学ぶ姿勢は日々持ち続けたいと思っています」

深く、広く。高橋の目指す方向性のひとつが見えた瞬間です。

片や、深く掘る前に新しい穴を掘るように言われてしまった――いわば、キャリアが分散することに対し、不安に思う人もいるでしょう。その不安を希望に変える考え方を高橋はこのように語りました。

高橋 「基本的な仕事の作法は、だいたいどれも同じ。そこにどういうスキルや知識・経験を加えていくのかで、自分のカラーが決まると思っています。なので、 A→B→Cと部署が変わるなか、全部を覚えて、全部を忘れていくようじゃ何も身につかない。
『 Aと Cをピックアップして、 Dと Fをくっつけるとこんな人間になれる』みたいな考え方ができるといいですよね。そのなかで自分は Aに強い人、 Aについてよく相談を受ける人になっていくと、自分というものがさらに確立されるはずです。
あとは、知ることが増えると、その仕事をしている人の気持ちがわかるようになれます。すると、交渉がスムーズに進むし、段取りも整えやすくなる。いろいろな業務に携われることをこのように捉えられる人は、どこでも活躍できると思います」

自分がどんな人になりたいのかを明確に描くことが、活躍できる自分になることにつながる。そんな思いを持つ高橋のビジョンもまた、輪郭濃く描かれていました。

高橋 「短期的な目標は、子会社設立の動きがあったときに、そこのバックヤードを一挙に任せてもらえる人物になることです。そして、ゆくゆくは、自分の能力をいろいろな会社に提供してみたいですね」

そのときの肩書は顧問がいいと笑う高橋。多くの部門や業務を経験し培ったノウハウを、社内に広く還元することがやりがいと胸を張る考え方は、どんな仕事をするにしても大切なことではないでしょうか。

そう感じると同時に、バックヤードとして“守り”と“攻め”をスピード感を持って対応していくことのやりがいと面白さ、「オプトで働く」ことの新たな一面に気づかせてくれたのでした。

高橋力也(Rikiya Takahashi)
2004年オプト入社。SEMオペレーション業務に従事。その後、法務・BI推進部などのBS部門、事業のBPR推進部などに所属しパートナー開発にも携わり、2016年から現組織にて業務。テクノロジー部門に加え、オウンドメディアを運営するコンテンツ部門の全体予算の管理や会議の取り仕切りなどビジネスサポート業務に従事。

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