きっかけは何気ない不満から、不満を改善するクラウドファンディングにハマる理由

生活の中の「身近な未来」を創造するために、人々の本音に寄り添うデジタルアクセサリーメーカーを目指しているオウルテック。このたび女性の何気ない不満の声をヒントに、クラウドファンディング企画を始めました。今回のプロジェクトを通じて、商品企画・広報担当の安藤省吾が実感したクラウドファンディングのよさとは。
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女性の声からヒントを得て商品開発にチャレンジ

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▲最小・最軽量クラスの完全ワイヤレスイヤホンOWL-SAMU-SE03シリーズ

クラウドファンディングを始める以前、オウルテックが発売していた完全ワイヤレスイヤホンは再生時間を長くするなどの理由から、多くのものが大きなサイズになっていました。そのため女性ユーザーからは「着けるとまるでフランケンみたい」「うどんみたいで嫌」という声が。

さらに調査を重ねたところ、既存の完全ワイヤレスイヤホンには主に3つの不満点があることがわかりました。1つ目は大きさ。2つ目はつながりにくさ。そして3つ目は再生時間の短さです。それらの課題を解決するために、オウルテックはクラウドファンディングによって新たなモデルの開発に踏み切りました。そのモデルが「SE03」です。

SE03の主な特徴は3つあります。1つは最小&最軽量クラスのイヤホンであること。重さをわずか3.9gに抑えたため、耳にフィットしやすく落ちにくい仕様となっています。

2つ目はBluetooth5とAACコーデックの採用。これによって低遅延を実現させながら音質を向上させています。そして最後が長時間再生の実現です。1回の充電で約4時間使用できるほか、携帯式の充電クレードルを使用すれば、最長で約24時間の再生が可能です。こういった使用はどれも、ヒアリングによるお客様の声を反応させたものとなっています。

そもそもイヤホンで主流になりつつある完全ワイヤレスの製品は、すごい早さでさまざまな商品が市場に投入されている今注目の分野です。なので不満を解消する商品をつくるのは当たり前のことだと私は思っています。

似たり寄ったりの商品があふれている市場では、共感してもらうことやユーザーとのコミュニケーションが大事です。それらの両方をかなえるためのプラットフォームとして、クラウドファンディングは非常にマッチしています。

この度使用させていただいたMakuakeのプラットフォームでは、現在進行形の開発品に対して想いを共有することができました。チャット形式で会話ができ、気になる点に関しては質問が来るのです。これらの情報は、これからWebコンテンツやパッケージをつくる上でユーザーがどのような視点で商品のことを気になっているのか、などの参考にできます。

また開発にかける私の想いや、どのような気持ちでつくったかなどを伝えることもできるので、支援していただける方に共感してもらえているのではと信じています。支援者からの応援のコメントなどでも、クラウドファンディングをやってよかったなと思えるような激励をいただけるので嬉しいです。

耳から落ちて失くしてしまうのが心配という声から

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▲小型のハウジングとイヤーピースでフィット感を向上

完全ワイヤレスイヤホンは、なくしてしまうリスクがあると思われている方が多くいます。たとえば、ジョギング中や満員電車の中で耳から取れるようなことがよく心配されています。そこで2つの方法を考えました。

1つは、“耳からなるべく取れにくい構造にする”ということです。具体的には耳栓のような素材でつくられている低反発素材のイヤーピースを採用しました。これによって外耳道の奥にフィットしやすくなり、イヤホンが外れるのが防止され、同時に音質向上が望めるために遮音性も向上しました。また低反発素材はシリコンよりも柔らかく、長時間の使用でも耳が痛くなりにくいのが特長です。

加えて女性の小さい耳でもフィットしやすいように小型の形状を採用し、低反発素材のイヤーピースで耳栓のように耳にフィットさせて外れにくくしています。

低反発イヤーピースを2セットとシリコンイヤーピースをSMLの3サイズ付属。耳のサイズに合わせて選べるのでどんな耳にもフィットし落ちにくく、ランニングや日常生活でご利用いただけます。

もう1つの方法は“万が一なくした場合でも片方だけ購入できるようにすること”です。

片耳なくしたら使えない、ということでは困ってしいます。そこで、もし片方のイヤホンを亡くされた場合は、当社の直営のネットショップ限定にはなりますが、片耳のみ購入できるようにする予定です。

こういった改善も、支援者からの質問などからヒントを得て実施になっていきます。結果的にクラウドファンディングをすることで当社のサービスデザインも変わっていき、発売前にいろいろな問題点をクリアにできるメリットがあります。

利便性を考慮した2ボタンを採用

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▲女性の耳にもフィットする小型イヤーピース

私は広報なのでいろいろなメディアの方と話す機会が多いのですが、その中で完全ワイヤレスイヤホンでボリュームをうまくコントロールできるモデルが少ないと聞きました。

現在売られているほとんどの完全ワイヤレスイヤホンは、ボタンが1つです。そのためスマートフォンやオーディオプレイヤー側でボリュームボタンなどの操作をしなければなりません。1つのボタンを複数回押してボリュームを調節したり、センサーが搭載してボリュームを調節できるモデルもありますが、動作がイマイチなモノが多いです。

でも「Samu-SE03」は、左右両方にそれぞれ2つのボタンがあり、右のボタンを押すとボリュームが上がり、左のボタンを押すとボリューム下がります。スマートフォン本体などを操作しなくてもイヤホン側で操作が可能です。

ランニング中や満員電車の中でスマートフォンやオーディオプレイヤーを取り出すのは大変面倒ですよね。そんな状態のときも耳のイヤホンにあるボタンを押すだけでボリューム、曲送り/曲戻し、停止、受話などに対応でき、わずらわしさを解消します。

こういった機能に対する評価も、後々支援者の方からメッセージなどでいただけるので、次のものづくりを改善するヒントになります。そういったことができるのも、クラウドファンディングならではと思います。

人は挑戦をあきらめちゃいけない。そしてコミュニケーションは重要

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▲2018年のポタフェスにて実施した試聴会で行ったアンケート結果

26年間パソコン周辺機器やスマートフォンアクセサリーのものづくりに 携わってきた当社ですが、昨今の市場変動に対応する為「Cutting Edge Project」 として社内ベンチャーをつくりました。 今回は、クラウドファンディングにて当社の新しいプロダクトがユーザーに受け入れられるかリサーチするのが目的です。

レッドオーシャンと呼ばれる市場の中でも、コミュニケーションとストーリーで商品を売る。そんなクラウドファンディングでつくり手側の想いをもっと知ってもらい、もっと不満を改善して楽しい世の中になればと思います。

クラウドファンディングに挑戦してあらためて、支援者の方とのコミュニケーションこそ一番重要なものだと考えています。商品について語り合って、今後もっといい商品づくりに活かせるようになりたいと思います。

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2019年4月15日現在クラウドファンディングはおかげさまで650%達成し多くの方にご支援いただいております。

何かご質問などございましたら、Makuakeのメッセージ機能、公式FacebookページやTwitterでもご連絡いただけましたら幸いです。

現在開催中のクラウドファンディングはこちらです。https://www.makuake.com/project/samu/もしよろしければご覧ください。応援コメントだけでも嬉しいです。

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