一人ひとりに合わせたワークスタイルを――パルスボッツが裁量労働制を取り入れるワケ

パルスボッツでは裁量労働制を採用しており、メンバーが働く場所や時間にとらわれず、それぞれのペースで働いています。2018年5月で、パルスボッツに入社して約8カ月が経つ広報の三澤満理がほかのメンバーの様子をお伝えしながら、この働き方について掘り下げていきます!
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「裁量労働制を採用している」と言われたものの、そもそも裁量労働制って?

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▲裁量労働制を取り入れているパルスボッツは、社内に仮眠用のハンモックがある

「ウチの会社では裁量労働制を採用しているからね」約9カ月前の入社面接の際に、共同代表のひとりである釼持広樹から言われた言葉を、いまでも覚えています。

パルスボッツに入社する前の私は、朝9時に出社し、夕方17時45分に定時退社するという日々を送っていたので、裁量労働制という働き方を知りませんでした。

釼持からその言葉を言われ、面接後の帰り道に裁量労働制という働き方についてGoogleで検索したことをはっきりと覚えています。

私にはなじみのない言葉でしたが、検索してみると裁量労働制について賛否両論ありました。そこで知ったことは自分のペースで働け、時間や場所にとらわれない分、成果を出すことが大事なのだということ。入社前はパルスボッツで働けることにワクワク、ウキウキしていました。自分のペースで働ける、しかも会社はワクワクするようなものをつくっている!

楽しい未来を想像し、働くことがとても楽しみでした。

入社してからの私は、前日にどれだけ夜遅くなっても、朝早くに会社に行かなくてもいいという働き方ができることが幸せで、12時過ぎに出社する日が多く、かつ疲れたらハンモックで仮眠を取るなどしてストレスフリーに働いていました。

ほとんどのメンバーとは週に1回行なわれる定例会でしか会いませんが、普段は頻繁にコミュニケーションツールのSlack(スラック)で連絡を取り合っています。

とても自由に、自分のペースで働けますが、最も大事なことは「成果を出すこと」です。

どうしてこの働き方を採用したのか?どういった働き方をしているのか?

創業メンバーである釼持広樹と蓮研児の裁量労働制に対する考え方をご紹介します。

湘南在住、出社は週に1、2度。裁量労働制を絶対に取り入れたいヒト

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▲創業メンバーの釼持は、裁量労働制をうまく活用しているひとり。自宅の庭で作業をすることも。

釼持は、パルスボッツの前に設立した会社でも裁量労働制を採用していました。

そんな彼の目標は「世界中どこでも働けること」。時間や場所にとらわれない、そんな働き方を徹底的に追求する釼持ですが、それにはこんな理由があります。

釼持 「パルスボッツは開発職なので自分たちが集中できるベストな環境が必要なことから、裁量労働制を採用しています。集中できる環境は人によって様々なので、オフィスだけにとどまらず、個人にあった環境で働いてもらう。こういった環境は創業当時から意識してつくっています。
これは前職のゲーム会社からの経験なんですが、働き方って途中からだとなかなか変えづらいんですよね。僕が目指すのは、世界中の人が世界中どこでも働ける会社なので、そこに向かって裁量労働制は絶対に最初から取り入れようと決めていました」

国内のみならず、海外でも働ける環境ーー子育てや介護など、想定されるいろいろな家庭環境も考慮し、パルスボッツで働く人が働きやすい環境づくりに努めています。

そして、コミュニケーションロボットをつくるうえで、良いアイデアを生み出すこと、そしてこの働き方が合い、受け入れられる人に会社で働いてもらいたいと釼持は言います。

釼持 「裁量労働制を取り入れるうえで一番大切なのは信頼関係で、その次に大切なのはアウトプットをしっかり出すことだと思います。アウトプットと言っても目に見えるものだけではありません。日頃頑張っていても成果やメンバーの仕事の仕方については、事細かには管理できないため、どうしても見えない部分が多いんです。
そんな時に基準になるのは、やはり信頼ですね。自宅で作業する人が多いため自分のスケジュールを管理できない人、アウトプットを長い間出せない人は裁量労働制に向いてないと思うので、そういった事態が起きたらよく話し合います」

裁量労働制は自由なだけではなく、厳しい部分もある働き方。このように考える釼持自身も、湘南に住みながら裁量労働制をうまく活用しています。彼が湘南に住む理由、そして普段の働き方は。

釼持 「新潟の海に近い場所で生まれ育ったので、海のそばで暮らしたいし、子どももそういう環境で育てたいと思い湘南で暮らすことにしました。アイデアに行き詰まったときなどに海を見ながら仕事をすることもあります。
自分の好きな場所で仕事をしていると、いいアイデアが出ることがあるんです。外部との打合せや定例会のときなどは都内に出ますが、基本は家族と一緒に過ごすことをメインに仕事の時間を工夫しています。
あとは深夜ラジオが大好きで、裁量労働制を取り入れているからこそ、趣味のラジオを聴くことができています。僕の大事な時間です(笑)」

家族を想い、仕事を思うからこそ裁量労働制を取り入れる――これが、釼持の裁量労働制への想いです。

「1カ月沖縄で仕事してくる」リモートワークという働き方を徹底するヒト

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▲蓮が家族で過ごした、沖縄での休日

取締役でありエンジニアでもある蓮は、主にリモートワークで仕事をしています。釼持と同様、会社には定例会の時などに来て、普段は自宅で作業することが多い蓮ですが、突然、「4月から1カ月間、沖縄で仕事をする」と定例会で報告がありました。

蓮 「もともと沖縄が好きで、沖縄で働きたいなーと思っていました。エンジニアという仕事柄、自宅で作業する日が多いので、違った環境で仕事をして、チャンネルを変えたいという気持ちもありました。
パルスボッツを創業してから受託案件中心で仕事をしていましたが、現在は自社案件中心になる段階に差しかかり、自分の仕事バランスが取りづらくなってきました。そこで、一度環境を変えてリセットし、バランスを取り戻したいと思いこのタイミングで沖縄に行くことにしたんです。花粉症なので花粉から逃れたいという理由もありますが…(笑)」

パルスボッツメンバーの中でもリモートワーク中心で特に謎多き人ですが、この働き方をしているのは家族と過ごす時間を大切にしているからです。家族を想う蓮にとってはエンジニアという仕事は大変ではなく、性に合っていると言います。

蓮 「家族を食べさせていくことができる仕事なので、エンジニアという専門職に就いてよかったと思っています。沖縄に来ても、東京で働いているときと同じく家の中で作業することが多いですが、リモートワークは家族と一緒に過ごせる時間が多く取れるので本当にいいと思っています。
沖縄だと家族と綺麗な海を見に行ってリフレッシュもできますしね。日頃から一緒に過ごすことによってすれ違いなく生活していけるし、何より家庭の平和が仕事にもいい影響をもたらしていることが多いです。僕にはメリットしかないですね(笑)」

リモートワーク中心で、普段から自宅で作業する蓮は沖縄でも東京でも働き方は変わりません。しかし沖縄で仕事をし、環境を1カ月変えたことで、目的であったチャンネルの切り替えをすることができました。

家族を大切にする蓮や釼持にとって、自分のライフスタイルと裁量労働制はとても合っている働き方です。

キーワードは信頼と成果。裁量労働制の働き方で感じたこと

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▲普段のSlackでのやり取り

実際に裁量労働制で働きはじめて、当初は天国だと思いました。(笑)

朝が早くない、家でも仕事ができる、お昼寝もできる。 

ですがきちんと調整し、かつ自分を律しなければ、仕事を期限内に終わらせることはできませんでした。パルスボッツは10人しかメンバーがいないので、一人ひとりの業務の幅が広く、業務量も決して少なくありません。入社2カ月後には友人と飲みに行ったあとに会社に戻り、朝まで仕事をすることもありました……。

この裁量労働制は「成果を出す」ことが非常に重要なんです。

「わーい、自由だー!」というスタンスではいけませんでした。(笑)

期限内に「成果を出す」ことは大変ではありますが、人それぞれ集中できる時間や場所も違うので、私はこの働き方が気に入っています。

裁量労働制の働き方が合う人も合わない人もいます。常にではありませんが、中にはだらけてしまったり、働きすぎてしまったりするメンバーもいました。

初めてこの働き方を経験して思うことは、代表やこの働き方を取り入れる人がメンバーを信頼していなければはじまらないこと。自分を律し、「成果を出す」こと。このふたつが特に重要なのだと体感しました。

パルスボッツでは週に1度の定例会でしかメンバー同士で顔を合わせないことに加え、Slackでの連絡も、稼働時間の違いにより難しいこともあります。そこで、飲み会やイベントなどでメンバーとの距離が離れすぎないように調整しています。

メリットもデメリットもありますが、入社時の面接後に「裁量労働制」と検索して出てきた言葉の検索結果と、いま私が感じていることはあまり変わりません。

実際に自分が体験してみて、定時がある会社と裁量労働制のどちらの働き方が好きかと言われたら、私は裁量労働制の働き方が好きです。その理由は、仕事が大変だったり、メンバーと連絡が取れずストレスを感じたりすることがあっても、時間に縛られていないので、そのストレスを発散できる機会や時間を多く取ることができるからです。

この働き方はまだまだ改善の余地がありますが、自分のペースで働けること。これはとてもいいことでした。この先も自分を律しながら、ペースを保ちながら日々過ごしたいと思います。

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