結婚しても働きたい。「両立」ができて「人と関われる仕事」を探す

プログラミングを軸に展開してきた今泉のキャリア。その原体験は学生時代にさかのぼります。

今泉 「別に数学とかが得意じゃなくって、友達に小学校 2、 3年生くらいのとき、そろばんやらない? っていわれて、そろばんをやり始めたら、理系になっちゃったんです。そろばんが楽しくて」

そろばんを通して数字の世界に引かれていく今泉。また、「モノづくり」が好きだったこともプログラミングに引かれたひとつの要素でした。

今泉 「モノづくりはずっと好きでしたが、転機になったのは工業高校に入ったことだと思います。当時はパソコンがまだそんなに普及していなくて。だからこそパソコンにすごく興味がありました。パソコンが使えれば仕事とかもできるかなって思ったので、工業高校のコンピューターの科に入りました」

そのような経緯からプログラミングと出会った今泉。しかし、初めからプラスバイプラスに勤めていたわけではありません。

今泉 「モノづくりをしたかったっていうのと、人と関わりたいっていうのが就職先を探していた際の軸ですね。そうしてオーダーメイドでソフトをつくるシステム開発の会社に入ったんです」

そこで今泉は3DCADや検索アプリなどさまざまなソフトウエアをつくっていました。業務にはやりがいがありましたが、結婚を機に退職を決意します。

今泉 「雇用環境があまり良くなかったんです。やっていることは楽しかったのですが、ずっと働いていきたいという環境ではなくて。結婚を機に退職を決意しました」

こうして専業主婦になった今泉ですが、しかし3カ月で“飽き”が来てしまったのです。

今泉 「やることがすぐ終わってしまうので手持ち無沙汰になってしまいました。そして夫に『働くから』っていって働き先を探し始めました(笑)。でも前職みたいな環境だと続かないことはわかっていたので家庭と仕事の両立ができるところ、というのが条件でした」

今泉の中には家庭と両立することを考えたときに前職の知識が生かせるところへ行くべきだ、という発想がありました。加えて前職同様、人と関われる仕事がしたい──そう思っていたときに出会ったのが、プラスバイプラスだったのです。

きっかけはメロン!?新人時代の修行を経て主力メンバーへ

今泉がプラスバイプラスに入社したいと思ったきっかけは、「メロンもらいました」という言葉だったといいます。

今泉 「スタッフブログでお客様にメロンをもらったことが書かれていて。それに引かれてエントリーしました。『あ、お客様との距離が近いんだな』って感じて。選考ではすぐ辞めるんじゃないかって心配されていたみたいです。『経験があるから、もっと他に活躍できる場所があるんじゃないの?』といった感じで。でも私はメロンに引かれていましたから揺るぎませんでした(笑)」

こうしてプラスバイプラスにジョインした今泉。さっそく訪問インストラクターとして働くことになります。

今泉 「当時はまだインストラクターの人員も少なく、ちゃんとした研修というよりは OJTをして一連の内容を覚えたらすぐ現場、という感じでした。当時の支店長からは、『自分たちの言動はすべて会社の代表で行っていること』や、『教える立場なので仮に新人であっても、新人だということを見せない・思われないように、社会人としての振る舞いをすること』などをいわれ、背筋を伸ばして訪問していました」

そんな高いハードルを課されながらも業務に励む中で学んだことは、お客様とのつき合い方でした。

今泉 「『わからないことはお客様に聞く』、『すべての答えはお客様が持っている』ということを教わりました。そのようなスタンスで業務に当たることで、お客様との会話も増え、仲良くなれる。そうすることでお客様の悩みを理解し、向き合い方がブラッシュアップできて、よりお客様にあったサポートを提供できるようになりました」

こうして現場目線を獲得した今泉。その働きが評価され、2019年現在では要~KANAME~の開発の主力メンバーとして活躍しています。その中で大変だったのは開発もとがテスト版の期日を守ってくれなかったとき。

今泉 「期日が遅れるっていうのはプログラマーあるあるではあるんですけど、本当に遅れすぎちゃって。いろいろなところに謝りに行きました。最終的に人海戦術でなんとかなったんですけど、とても大変でした……」

それでもそんな業務の中にやりがいを感じる瞬間があるといいます。

今泉 「順調に要~ KANAME~を使ってくれるお客様が増えていることは大きなやりがいになっていますね。皆さんこのソフトを使うことでお金の意識がついて、利益を意識してくれるようになりました。企業内において、一人ひとりが意識することで人件費とかがだいぶ変わってくるんですよね。
あとは多くの声かけももらえるようになりました。『このソフトがないとダメだね』っていってもらえたり。それでも、改善点はまだまだたくさんあって、達成感を感じている場合ではないんですけど(笑)」

こうしてやりがいが感じられるほどに顧客が増えているのは、建設業で働く人たちにとっての「管理」というニーズに要~KANAME~が応えられているからなのだろうと今泉は分析しています。

今泉 「お客様は会社の数字とか日報とかを管理はされているんですよね。でも、すっごいごっちゃごちゃなんですよ、本当に。散り散りバラバラにやっていることを、このソフトを使うことによって、綺麗に整った状態で扱ったり見たりできて、ハッピーになれるっていうことです。
インパクト、っていうとちょっと言葉がもしかすると違うのかもしれないですけど。お客様の会社の頭を整理できるというバリューが、しっかり受け手に伝わっているのかな、とは思います」

大切にするのはコミュニケーション。感謝を忘れず、しっかり伝える

子どもが生まれてから、今泉の働き方は変化しました。仕事と家庭の両立が必要になったのです。

今泉 「あくまで自分がプラスバイプラスでしていることは仕事で、対価をもらってやっていること。どんな環境でもそれは忘れてはいけません。集中してやり切ることを意識しています。子どもができてから残業はできない、だからこそ生まれた一種の “諦め ”のようなものがあります。
以前の自分だったら諦めなかったところを、捨ててみるみたいな。あとは人に任せるようにもなりました。時間がやっぱり限られているので、私自身がやらないといけない仕事を見極めるようにしています」

自分がやらなければいけない仕事を選び、手の届かない範囲は仲間に頼む。追求しすぎない姿勢で取り組むようになりました。すべては時間との勝負。より有効な使い方が求められます。家事・子育てともに手伝ってくれる旦那さんと共に日々奮闘している今泉は、このような環境で何を感じているのでしょうか。

今泉 「会社のメンバーや夫など、いろいろな方に助けてもらっているので『感謝』の気持ちが強いです。なので、私もその気持ちを素直に伝え、意思疎通を怠らないよう意識しています。仕事であればチャットワークとかを通して、コミュニケーションを取る機会を増やしてみたり。
産前産後に関わらず、報連相は大切にしているので、社長とか部長でも長文を送ったりしています(笑)。でもやっぱり産後の方が伝える量は増えていますね。これも時間の有効活用だと思います」

しかし、もともと伝えるのが「超絶苦手」だと話す今泉。大量のコミュニケーションを適切にとれるようになるまでには悩んだこともありました。

今泉 「関西支店に勤務する後輩社員から『今泉さんとはしゃべりたくないです』といわれてしまったことがあります。訪問のサポートへ同行した際、トゲトゲした言葉でフィードバックしてしまったみたいで。喧嘩のようになってしまいました」

そんな中産休を迎え、職場復帰した今泉ですが、彼女から返ってきたのは予想外の一言でした。

今泉 「『今泉さんに厳しく教えてもらったおかげで、今の私があります』といわれたんです。私が一番期待しているメンバーのひとりでしたので、とても嬉しかったですね。『あのときいわれたことがわかってきました』ともいっていました(笑)。コミュニケーションは苦手ですが、伝えることは確実に伝えられていた。そんなことを実感した瞬間でした」

会社の、家族の未来のために。あふれるのは未来への想い

今後について、今泉が話すのは「今ある業務はすべて捨てたい」という想いでした。会社の新しい柱をつくる仕事に携われるように今の業務に取り組んでいます。

今泉 「要~ KANAME~は会社の数字や日報をひとつで管理して綺麗にするツールで、全部まとめて可視化してくれます。今でこそ多くの企業さんがデータ化を進めていますが、たとえば建設業のお客様は手書きのところも多いです。
そんな散り散りにやっていることを、このソフトで綺麗に整った状態で扱えるようにしてあげたいんです。ソフトが改良されつつも、私が離れられるようにするには、後任を育てることが大切なのかなと思っています」

着実に未来へ向けて、自身も変化しながら周りにも影響を与える今泉。具体的には何を行いたいのでしょうか。

今泉 「 plusCAD、要~ KANAME~、ホームページ find、コーチング。この弊社を支えている 4本柱の事業をこれから 8本の柱にしたい、以前の会議で社長がそう話していました。そのひとつをつくりたいんです。アイデアはまだ何もないですが(笑)。でもそのためにはまず、要~ KANAME~の開発部分を任せられる、私のクローンみたいな後任をつくりたいです」

もちろん、家庭への想いは何にも優先します。仕事と家庭の両立。これは必要不可欠です。

今泉 「子どもをもうひとりは生みたいですね。だけど、しっかり両立して、プラスバイプラスで新しいことも常にやっていきたいです。自分が楽しいと思えることをやりたい。安全・安心・安定とかはどうでもよくて(笑)」

先輩ママさんがたくさんいるプラスバイプラスならば、そのためのヒントもたくさんもらえます。

今泉 「本当に『自分がこうしたいんだ』っていう働き方を伝えれば、受け入れてもらえたり、助けてもらえたりする環境があります。私自身も、これからは先輩ママ社員として、そういう風にできるような会社にしていきたいと考えていますし。産休も育休もしっかり取れるので、生き生きと働き続けられると思います。今後はさらに柔軟性のあるしくみにしていけるといいなと思いますね」

働きやすい環境は一番。そういい切る今泉。環境を十分に活用しながら、未来へのさらなる飛躍が期待されています。