Retty創業メンバーのユーザーさんへの感謝から見えた、User Happyを守る理由

Retty CEOの武田和也、最初のパートナーである取締役の長束鉄也、そして3人目のメンバーで、執行役員の内野友明。Retty創業メンバーの3人が、ユーザーさんへの想いや感謝の気持ちを語ったら、Rettyが創業当初からずっとUser Happyを大事にしている理由が見えてきました。
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ここまでユーザーさんを見て開発している会社はRettyのほかになかった

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▲2013年6月、2周年を記念したRetty Nightにて、参加いただいたユーザーのみなさんからいただいたケーキ(ケーキはユーザーの一人である小島 和美さんの手づくり)

「User Happy」を行動指針に掲げるRetty。ユーザーさんと社員の交流を目的としたイベント「Retty Night」の開催や、全国をめぐる「オフ会行脚」など、ユーザーさんとのコミュニケーションの機会をこれまで積極的につくってきました。

第1回Retty Nightが行なわれたのは、Rettyをリリースしたわずか3カ月後のこと。創業当時から変わらずユーザーさんとの関係性が近い理由を、長束は「ユーザーさんに喜んでもらえないサービスでは勝てない」と説明します。

長束「今もユーザーさんの声をサービスに反映しているし、そこをやらなければサービスとして終わると思っています。特に最初の頃は、本当に何も分からなかったから、ユーザーさんに聞くしかなかったっていうのもあります(笑)。
サービスに不備があっても、基本的に会っている人たちだから、直接『すいません!』って言えちゃう関係性だったことは大きかったですね。サービスをつくっているプロとしてはあり得ないですけど……」

これまでに、ユーザーさんからの数々の声をサービスに反映してきました。一方、ベンチャーからRettyに転職した内野は、同じベンチャーでも「ユーザーさんへの意識が全然違った」と振り返ります。

内野「今でこそバズワードとして、ユーザーエクスペリエンスみたいな言葉が使われています。でも、Rettyほど初期からユーザーさんのことだけを考えて開発しようって明言している会社は、2010年当時はなかったですよ。
ここまでユーザーさんとのオフ会を開いているサービスも、ましてやローンチ直後からそんなことやっているサービスもない。ここまでユーザーさんに接近してやっている会社は、本当になかったんです」

長束が目撃した、武田が本気で怒った瞬間

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▲執行役員・内野(左)、創業者兼CEO・武田(中)、共同創業者兼取締役・長束(右)

武田に誘われて一緒に事業をはじめた長束が、武田が本気で怒った姿を見たのは1度だけ。その理由は、ユーザーさんに関することでした。

長束「ユーザーさんの対応を任せたのに、ちゃんと対応しなかった社員がいたんですよ。仕事の失敗を武田さんが怒ることは滅多にないけど、その時だけは本気で怒っていましたね。『ユーザーさんは一番大事にしないといけないんだから、ちゃんとやってくれ!』って」

内野もまた、初期のRetty Nightで武田から怒られたことがあると言います。

内野「今でこそ 100人以上が集まるイベントだから、若手メンバーにピリピリしながら『しっかりやれ!』って言っていますけど、お酒を飲んだら眠くなるじゃないですか。二次会で寝ちゃったことがあって。
その時は武田さんから、『ダメだよ』って、諭されるように怒られました。顔見知りのユーザーさんが増えて、気が緩んでいたのかもしれないですね。どんな時でもユーザーさんを大切しなくちゃいけないなって、あらためて学びました」

一方で、普段穏やかな長束が2人に対して腹を立てたのもまた、Retty Nightでのことでした。

長束「平日の Retty Nightで、次の日は仕事だけど、盛り上がって遅くまで飲んでいたんですよ。ユーザーさんと話していて、パッと見たら、2人ともいない。一言声かけてくれればいいのに、何も言わずに帰っていたんですよ!」
武田「酔っ払っていたから、『解散!』って声が聞こえなかったんじゃない?」
長束「絶対に締めてない! ユーザーさんにも言われました。『長束さんも大変ですね』って(笑)」

この頃のRetty Nightに来てくれていたユーザーさんとの関係は今でも続いています。サービス運営者とユーザーという垣根を越え、ユーザーさんの結婚式に参加したことも。

長束「ユーザーさんはサービスの成長を、自分のことのように喜んでくれるんです。僕らと一緒に喜んでくれる。Rettyはユーザーさんと一緒につくっているサービスなんですよ」

創業当時に感じていた、お店とユーザーさんの関係性への課題意識

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▲3人が訪れたのは、創業した赤坂オフィス近くにあり、武田のお気に入りだった「分店 なかむら食堂」

ユーザー数を確実に増やしてきたRettyですが、「基本はずーっと頑張っている」と3人。「SNSで1,000万ユーザーくらい、すぐにいくと思っていたことが一番の誤算」と武田は笑います。

一方で創業間もない頃の武田には、飲食店とユーザーさんとの関係性に対しての課題意識がありました。

武田「 2010年頃に共同購入型のクーポンサイトが流行っていたんですけど、ビジネスモデルが焼き畑なんですよね。やっぱり、お店とユーザーさんの双方が Win-Winになれるものじゃないと続かない。
どちらかが不幸になる形では、短期的にはうまくいっても、長期的にはダメだろうなっていうのは最初から思っていました。そういうところから Rettyはスタートしています。まだまだ試行錯誤中ですけど、お店もユーザーさんもハッピーな状態を目指したいっていうのは今も変わらないですね」
内野「どちらかがハッピーで、どちらかからは恨みを買うようなサービスなんて、続かないじゃないですか。飲食店さんから、『 Retty応援してます』とか、『 Rettyのおかげでハッピーになりました』って言ってもらえているのは、当時の武田さんの気持ちとつながっているなと思いますね」

ユーザーさんとメンバーの存在が、苦労をすべて吹き飛ばしてくれる

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▲2017年10月に麻布十番オフィスで開催したRetty Nightには、100名超のユーザーさんが参加し、社員と交流した

Rettyをはじめたことに一度も後悔をしたことはないと3人は口をそろえます。創業当時のことを聞いても、苦労話はほとんど出てきません。その理由を「ユーザーさんの存在が大きい」と話します。

長束「ユーザーさんに会うと、感謝の言葉をいただくことが多いんです。『 Rettyで人生が豊かになった』って言ってもらえて、Rettyでやりたかったことを、会うたびに実感します。僕らは悠々自適にやっているとメンバーからは思われているかもしれないけど、見えないところでいろいろやっていて、責任も大きいし、正直つらいこともある。
でも、僕らがつくったサービスでユーザーさんが楽しんでくれて、そしてそれを一緒に喜んでくれるメンバーがいることは、大変さが全部吹き飛ぶくらい嬉しいんです。前職の広告代理店では絶対に味わえなかったし、ユーザーさんとの距離が近い Rettyならではのやりがいですね」
内野「サービスが伸びていない時期に参加してくれたユーザーさんがたくさんいて、その人たちの投稿の価値が認められて、今の Rettyがある。大変な時こそ、何のために働いて、どれだけ頑張れるのか。それが大事なんだと思います。
これまでも『ユーザーさんにいいサービスを届けたい』って気持ちがあったから、じゃあ助けてあげようって人たちが集まってくれた。ピンチになっても、ユーザーさんに対して真摯に向き合って仕事をしていれば大丈夫なんですよ」

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