投資と事業再生のプロフェッショナルが、これまでのキャリアを手放してまで選んだRettyでのチャレンジとは

「食を通じて世界中の人々をHappyに」をビジョンに掲げ、人を軸にお店を検索できる日本最大級の実名型グルメサービスを提供するRetty株式会社。16年間投資と事業再生のプロフェッショナルとしてキャリアを積み、2016年に当社へ入社したCFOの土谷祐三郎が魅力を感じたRettyでのチャレンジとは?
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投資・事業再生のプロとして、順風満帆に歩んできたキャリア

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エントランスの前にて

2016年10月にRettyにジョインした土谷が現在まで歩んできたキャリアは、いわゆるプロフェッショナルと呼ばれる職業人の中でも、理想的と言っても過言ではないほど計画的でかつ戦略的です。

在学中に公認会計士試験に合格した彼が最初のキャリアとして選んだのは、大手の監査法人である有限責任監査法人トーマツ。ここで、国内大手企業や金融機関の会計監査業務に加え、金融機関における債権評価コンサルティングやバルクセールのアドバイザリーなど幅広い業務を経験しました。

7年ほどの勤務を通して、過去のビジネスにおける意思決定を評価する”会計監査”業務だけではなく、現在や未来におけるビジネスの戦略立案に実際に関わりたいとの想いが募り、戦略コンサルティングファームであるコーポレイトディレクション(以下、CDI)へ転職しました。

土谷 「CDIでは経営戦略の立案や組織再編、M&Aアドバイザリーなど、さまざまな業務を経験することができました。非常に刺激的な環境で、自己の成長角度も期待以上でしたが、コンサルという職業の性質上、予算やプロジェクト期間の制約からクライアントの実行支援まで完全にやり遂げることが難しく……。

またフィービジネスであるという収益構造上、クライアントと利益を完全に一致させられないことに、もどかしさを感じて更なるチャレンジをすることを選択しました」

次なるフィールドとして選んだのは、プライベート・エクイティ・ファンド(以下、PEファンド)です。

PEファンドとは、LPと言われる投資家から集めた資金で未上場の企業に対して投資を行い、投資家として投資先の経営に深く関与し、ハンズオンであらゆる支援を行い、企業価値を高めた後、売却、または上場して利益を得るという、いわば投資と事業再生のプロフェッショナル。

投資家と投資先は、投資先の成長という同じ目標を、プロジェクトベースでの関わり方に比べて、より長期的な視点で共有することが可能です。

日本のプロダクトやサービスを海外に展開することに強みを持つファンドであるACA 株式会社(以下、ACA)に転職した土谷は、執行役員財務経理部長としてホットランドに出向。ホットランドは、「築地銀だこ」などの飲食店を運営している企業です。

そこで財務体制・管理体制を整備したあと、海外責任者として海外展開を推進すると共に、上場準備責任者としてホットランドのIPO(株式公開)を牽引します。そして、事業が軌道に乗った3年半後に出向からACAへ戻ることに。

土谷 「ACAでは、それぞれがプロフェッショナルとしての高い専門性を持つ環境で働いていました。組織というよりは独立した個人が自由に活躍するイメージです。職場環境としては、業務内容軸でも、カルチャー軸でも非常に満足していて、当時はPEファンドで、自分の得意分野である投資先のバリューアップだけではなく、案件のソーシングやイグジットにも積極的に関わっていこうと意気揚々としていました」

圧倒的な熱量を持つチームによって、食を通じて世界を変えたい

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入社のきっかけとなった奥田と
そんな土谷がRettyと出会ったのは、2016年の4月のこと。当時、CFO(現:経営企画)を務め、プライベートでの知人であった奥田健太から直接、「一緒に働きませんか?」と誘われたのがきっかけでした。元々は、奥田の三菱商事時代の先輩の親友が土谷という間柄。

土谷 「最初オファーを受けたときは、これからPEファンドで投資・事業再生のプロとして世界で戦うためには何が必要かばかりを考えていたので、あまり本気で受け止めることができませんでした。しかし、Retty代表の武田和也やその他のメンバーにも会わせてもらううちに、そのビジョンの純粋さと圧倒的な熱量に感化されていく自分がいました」

もともと食べること自体が大好きだった土谷は、Retty が飲食業界の課題を、テクノロジーを駆使して解決していく会社であることに興味を持ちはじめます。

当時、ホットランドで飲食事業に携わり、その大きな意義や課題を実感したところでもありました。特に、飲食は、日本で数少ない世界に誇れるコンテンツだと思っており、そこで生まれたサービスであれば、世界を席巻できると考えたのです。

また Rettyは、スマホフォーカスや実名制という新たな特徴を持つ世界に先駆けたサービス。そのことからもくる海外展開への大きな可能性や、「食を通じて世界中の人々をHappyに」というRettyの理念にも共感していきます。

そして、何よりも土谷の気持ちを惹きつけたのは、 Rettyで働くメンバーたちの圧倒的なまでの熱量でした。代表の武田をはじめ、さまざまな社員と幾度となく会食を重ねるなかで、Rettyの仕事について楽しそうに語る彼らの表情が、脳裏に強く焼きつきます。

土谷 「 Rettyでは『自分の会社やサービスが好き』と話す社員がこんなにも多いことに、正直驚きました。しかも仕事だけではなく、食を中心としたプライベートも共有することができ、公私ともに充実している。彼らのサービスに対する愛や熱量に触れるうちに、“このメンバーと一緒に、世界を変えるために働いてみたい”、と心を動かされていったのです」

こうしてRettyのメンバーと顔を合わせるたびに、「Rettyにジョインするという非線形なチャレンジも大いにありなのではないか」との思いが湧き上がってくるのを土谷は自覚しました。入社から5年が経ち、環境面でも、給与面でも、今の境遇に全く不満はない。けれど、自分には少しだけ足りないものがある——。半年ほど悩んだあげく、土谷はついにRettyに転職することを決意。

土谷 「ACAでの仕事に不満はなかったので、当初転職は考えていませんでした。けれど、Rettyと出会って、『どんな仲間と一緒に働くか』が重要だと強く思えたのは大きかったです。30代のうちにもう一度大きなチャレンジをこの仲間と一緒にしたいと心から思ったので転職しました」

これまでのキャリアで培った現場力と戦略性で、急成長する組織の健全化に注力

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こうして2016年10月にCFOとして、Rettyにジョインした土谷。事前にさまざまな社員と幾度となく会っていたこともあり、メンバーに関しては入社前と入社後のギャップはほとんど感じませんでした。

土谷 「メンバーは気持ちのいい人が多いし、決めたらすぐにやろうというスタートアップならではのスピード感を持っていて、完全にユーザーやクライアントの方だけを向いているところが非常に良いと感じました 」

しかし、一方で仕事の進め方には当初戸惑いもあった土谷。一般的なピラミッド型だったこれまでの組織とはまるで違い、Rettyは全社員がフラットな関係を保ちながら、各チームに意思決定を委ねてミッションを達成していくホラクラシー型組織を特徴としています。

土谷 「はじめは適応するのに少しだけ時間がかかりましたね。まず、チーム全員の顔と名前を覚えるのが大変でした。組織を横断してひとつのことに取り組むので、以前と比べて他部署とのコミュニケーションの量が格段に増えたと思います」

そんなRettyにジョインした土谷が特に注力しているのは、開発やビジネスの土台になるチームの文化を整えていくこと。行動指針である「Retty Way」のフェーズに合わせた見直しや、急拡大する組織に合わせた新たな浸透方法の立案や改善などに取り組んでいます。

土谷「最近では4ヶ月(2017年1月〜2017年4月)で新たに20名以上が入社するなど、爆発的に人が増え続けています。組織が大きくなったり、事業のスピードが変わったりするたびに、課題も変わっていく、組織はまさに生き物です。

どんな状況でも、組織全体が同じ熱量を持ち続け、スピーディーに意思決定をし続けていくために必要なことは何か。過去の経験を総動員して、常に半歩先を見据えながら、戦略的に仕組みづくりを進めています」

組織の拡大とともに、多様な価値観・ライフスタイルを持った人が集まってきます。フェーズ毎に想定される課題を、あらゆる事例や現場を注意深く観察することによって特定し、それに備えて先手を打っていく——。コンサルタント時代に培った土谷のロジカルな発想力と、PEファンド時代に出向していた現場で磨いた実行力が、ここで発揮されているのです。

自分の魂が震えるのを感じながら、全力でビジョンを実現する幸せ

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社員とMTG中の土谷
入社から約半年。これまでを振り返り、Rettyで働く魅力を「魂が震える経験ができること」だと土谷は表現します。

土谷 「Rettyの理念のもと、明確な目標設定があって、みんなで圧倒的な熱量を持ちながらも、自分たちも楽しみながらゴールに向かおうって雰囲気がすごく良くて。予想以上にワクワクしています。大きな戦略を描きながら、一方で足元の課題に、尊敬できる仲間と圧倒的なスピードで体当たりしていく。こういうとき、まさに魂が震えます」

土谷はこれから、Rettyの理念である「食を通じて世界中の人々をHappyに」を叶えるべく、大好きな日本の食文化を世界に知らせていく活動にも注力していきたいと考えています。

土谷 「Rettyの根底にあるのは“食”。『食べることは人を本当に幸せにする』と、僕は思っています。美味しいものを一緒に食べれば、人との関係も深まりますしね。そこの価値観をもっと追求することで、Rettyは言語・文化の壁を超えて成長すると思っているんです」

Rettyでは今、世界へ発信する大きな機会としてとして、東京オリンピックが開催される2020年へ向けてインバウンドに注目をしています。政府が発表している目標として訪日外国人数4,000万人が掲げられていますが、これらの人々に向けて、それぞれの人たちが出会うべきお店と出会える機会を提供していくことが私たちの責任であると考えています。

その一方で、土谷は現在の口コミ情報サービス事業のほかに、異なる角度から事業を興すことでシナジーが生まれ、ユーザー価値・収益双方に圧倒的なインパクトが出るのではないかと、新規事業にチャレンジ中です。目下、社内の有志で実験的な取り組みをはじめたところ。

土谷 「まだ詳細は言えない上に、テクノロジー的に解決しなければいけない壁はありますが、個人的にはこれが実現したら相当面白いことになると思って、今からワクワクが止まりません」

私たちの目指すべき理想の状態は、まだまだこの道の先にあります。その実現をさらに加速し、サービスを成長させていく——。これからも土谷の存在が、Rettyに新たな化学反応を起こしてくれるはずです。

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