卓球の世界王者のファンになったら、パラレルキャリアへの道が開いた?

人生の節目となる大きなイベント、就職。それを機に趣味や好きなこと、ライフワークとしてきたことなどを諦めねばならないことがあります。

でも、本当にそれで良いのでしょうか?さくらインターネットでは、パラレルキャリアという仕組みで夢の実現を支援しています。今回はそんな社員の実例をご紹介します。
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ブラウン管越しの運命の出会い。そこから卓球と中国語にどっぷり!

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入社9年目の亀井優子は、さくらインターネットでの仕事のかたわら、卓球競技の審判員として、また中国語検定の試験監督としても活動しています。いったい何がきっかけだったのでしょうか。

亀井 「高校時代は卓球ずくめの生活を送っていました。卓球の強豪校だったこともあり、インターハイや団体戦では競技に出られず、ずっとカメラ係でしたが(笑)」

競技者としての夢は諦めたものの、卓球自体への愛は変わらず。ニュースのチェックや試合をテレビで観戦することも欠かしませんでした。そんな亀井に、ブラウン管越しの運命の出会いが訪れます。

亀井 「あるとき、テレビで馬龍(マー・ロン)という中国選手に目が釘付けになって。スポーツマンシップのある、とても紳士的な振る舞いに魅力を感じ、応援したいと思うようになりました。

そこから馬龍選手について調べていたら、たまたまファンサイトを発見。中国語のサイトで、なんと書いてあるのかはわかりませんでしたが、自分も好きだということを発信したい。そこで、翻訳サイトの力を借り、『わたしもファンです』と投稿してみたんです。すると、ファンサイト運営者から『試合を見においでよ』と誘われたんですよ」

その後、亀井はひとりで何度も、馬龍の試合を見るために中国へ足を運びます。

亀井 「現地の人たちと親しくなり、みんなと話せるようになりたいと思うようになりました。それから中国語を勉強。7年ほどたち、ようやく話されている内容をだいたい理解できるようになってきました」

そして、亀井にとってもうひとつのターニングポイントが2014年に訪れます。それは、同年の5月に開かれた世界卓球東京大会でのボランティアがきっかけでした。

亀井 「馬龍選手とそのファンとの出会いのきっかけにもなった卓球に恩返ししたいな、と漠然と考えていたら、そのボランティアで知り合った人が審判員をされていて、『一緒にやってみないか』と誘ってくださったんです。

もちろん、審判員の資格を取ったからといってすぐに大きな大会で審判させていただくことはできないんですが、まずは資格を取らなくては、と!」

そうして亀井は2014年7月に卓球競技審判員としての資格を取得したのです。

妹に勝てなかった過去。だから私は支えるプロでありたい

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▲支えることを生きがいに選んだ亀井(右から二番目)

そんなアクティブな亀井が配属されているのは、大阪本社のカスタマーセンター。お客さまの声を拾い上げ、社内の業務改善に役立てるシステムづくりを推進する業務にあたっています。

ただ、もともとITに詳しかったわけではありません。実は彼女、デパート食品売り場などでの接客出身なのです。では、何がきっかけでさくらインターネットへ入社することになったのでしょうか。

亀井 「販売業務をしているうちに、パソコンを使う機会も増えてきました。もちろん、最初のうちはタイピングもゆっくり、指一本(笑)。でも、もともと負けず嫌いなところがあるからか『これじゃいかん』と考え、独学でタイピングの練習をしていました。すると、パソコンがおもしろくなって。

お客さま対応とパソコン操作。このふたつを組み合わせてお役に立てる仕事ってなんだろう?と考えた結果、某家電メーカーのコールセンターのオペレーターとして働くことになりました。

そこで電話対応におもしろみを感じましたが、勤務時間が制限されていて。『フルタイムで働けるところはないだろうか』と探していたときに、さくらインターネットを紹介してもらったんです」

最初は派遣社員として門を叩いた亀井ですが、今は正社員としてさくらインターネットのカスタマーセンターを支えています。

亀井 「わたし、妹がいるんです。ただ、どういうわけか何に関しても抜かされてしまう。そのことが影響しているのか、自分は前に立って目立つより、誰かのフォローをしたり支えたりして役に立つという役割のほうが合っているんじゃないかな、と。ずっと頑張っていた卓球でレギュラーになれなかった経験も、支える側へと方向転換したきっかけになったのかもしれません」

頑張るだれかを支えたい――その思いは、仕事だけでなく、パラレルキャリアを続ける原動力にもなりました。

亀井 「卓球競技の審判員は、好きだった卓球で頑張っている人たちを応援したいから。中国語検定の試験監督は、せっかく覚えた中国語を何かの形でお役に立てたいと思ったから。自分のモチベーションはここにあるんだと、活動を通じて実感しました」

短所が自然と磨かれるパラレルキャリアの副産物

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さくらインターネットが2017年1月に導入したパラレルキャリア。これは、他社への就業といった複業を含め、起業、ボランティア活動など社外での活動を公に認める制度です。

これにより社員は、幅広い知識や人脈を得ることができ、より幅広いキャリア形成が可能になりました。

卓球競技審判員の資格を取ってからパラレルキャリア制度が導入されるまで約2年半。それまでも土日祝日といった公休日や有給休暇を活用して活動していましたが、公認となったことで亀井にある変化が起こりました。

亀井 「卓球も中国語も、日本ではあまりメジャーなイメージのない分野なので、自分の趣味について積極的に話すことはありませんでした。でも、今は会社公認で活動できる。自分にしてみれば、応援してもらっているように感じられるんですよ。

有給休暇申請を出す際、理由を書く必要はもとからないのですが、今では『中国語検定の試験監督に』『卓球の大会があるから』と理由をわざわざ公言しています(笑)」

そんなアクティブさに磨きのかかった亀井ですが、パラレルキャリアをスタートさせたことによって、仕事のうえでもメリットを感じています。

亀井 「審判員や試験監督って、即時に判断しないといけないし、『あれ、間違ってたかも』と悔やむことなく頭を切り替えないといけない。どちらも苦手だったんですが、訓練でだいぶ克服されたんじゃないかな、と思います。

たとえば、会議中に人の話を理解してさっと返答するとか、頭に浮かんだことをすぐに口に出せるようになったとか、決断力が早くなったとか。終わったことをくよくよ考えない、という頭の切り替えの早さが身についたのも、仕事をするうえで大きなメリットだと感じています」

「個人としての亀井ではなく、さくらインターネットの亀井」として生きる

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パラレルキャリア制度が導入される前と後で、活動の内容自体に変化はありません。では、なぜ今まで以上に亀井は生き生きとしているのでしょうか。

亀井 「プライベートタイムまで制限されるようなことはない、というのは頭ではわかっていました。でも、やはり公認される前と後では気持ちの持ち方が大きく異なります。今までは“個人の亀井”として行なっていたことが、導入されてからは“さくらインターネットの亀井”という気持ちに変化したんです。

だから、審判員としても、試験監督としても会社の名に恥じないようにしよう、という意識が働くようになったんですよね。あくまでもわたしの中のイメージでしかないんですけど(笑)」

そんな亀井が所属するカスタマーセンターのメンバーには、手芸など手作りを趣味として楽しむ人もいます。とはいえ、公言する人が少なく、「もったいない」と感じることも。

亀井 「わたしもこうやって活用しているので、それぞれが持つ得意な分野をもっと前面に出せばいいのに、と思います。単なる趣味でもいいですけど、それをもっと広げてネットで販売したり、同じ趣味を持つ者同士で起業したりも自由です。

収入を増やすとか、そういう話ではありません。人に、会社に認められることからくる自己肯定感につながって、仕事も趣味ももっと頑張ろう、というモチベーションアップに繋がると思うんですよね。そうしたら仕事も趣味も、もっと楽しくなるんじゃないでしょうか。

パラレルキャリア制度は就職してもなお、子どものころにやりたいと思っていたことを実現できる制度です。あるんだから、使わないともったいないと思いませんか?

あ、できればこの制度を使っていると公言している社員には、『パラレルキャリア有給』みたいなものがあるともっといいですね(笑)」

パラレルキャリア有給の導入も、もちろん前向き?に検討しますが、さくらインターネットのパラレルキャリア制度はまだまだ、はじまったばかり。これからも、幅広いキャリアを形成しつつ、プライベートも充実できる、働きやすい環境づくりを目ざしていきます。

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