元シングルマザーがつかんだ天職——「だから人材派遣の仕事はやめられない!」

「派遣コーディネーターの仕事は天職」と言い切る木村かほり。彼女はSBIビジネスサポートに2012年に入社しました。しかし、彼女のキャリアは学生時代から波乱続き……。これまでさまざまなハードルを越えてきた彼女を支えてきたのは、“人に直接、関わる仕事がしたい”というひとすじの熱意でした。
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学生結婚、出産、そして離婚――波乱続きのキャリアの幕開け

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2012年の入社から6年目を迎える現在、木村は派遣コーディネーターとして当社で働いています。派遣での就業を希望する方の要望や経験をお聞きし、派遣先企業のニーズを汲み取りながら、お仕事をご提案させていただく仕事です。

この仕事を「天職だ」と感じている木村。しかし、はじめから今のキャリアを順調に歩んでこられたわけではありませんでした。彼女は“波乱に満ちた”といっても過言ではない、さまざまな障壁を乗り越えてきたのです。

木村は学生のときに妊娠・出産を経験し、就職せずに結婚して子育てをはじめました。ところがその後、25歳のときに離婚することに……。

木村 「生活のために就活を始めましたが、何しろ幼子がいるうえに社会人経験はゼロ。それまで経験した仕事は、アルバイトで携わったファーストフード店のマネージャーくらいでした。

当時は小さい子どもがいるだけで門前払いされることも多く、しかも月曜日から金曜日までフルタイムで働かないと保育園には預けられないなど、制約が多かったんです」

そんな八方塞がりの状況ではありましたが、藁にもすがる思いで派遣登録に行った人材サービスの会社から、木村は内勤の誘いを受けました。行政に関わる安定して手堅そうな仕事だったことも決め手となり、彼女はその会社に営業事務として入社することになります。

木村 「シングルマザーで、生活がかかっていましたから。かえって、一度就職したら辞めないだろうと思われたのかもしれませんね」

その部署はちょうど立ち上がったばかりで、日本中を飛び回る部長と、木村のふたりのみ。当時の彼女は、パソコンの使い方すらほとんど知らない状態でした。

それにもかかわらず、木村は社内のことを一任され、何もないところから組織を立ち上げ、再就職支援業務や講師アシスタントなどに携わっていきます。約7年間の在籍期間の中で、マネジメント業務を中心に行ってきました。

ここで彼女は社会人としての実績と、人材業界での実務経験を積んでいくことになったのです。

人事や採用関係の仕事を志すも……高かった転職のハードル

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働きはじめて7年ほどたった頃、部長と木村のふたりだけでスタートした部署は、徐々に人が増え、組織が大きくなって10数名ほどの規模に。木村自身も、ひとつの仕事をやりきった達成感を抱くようになります。

木村 「次の仕事について考えたとき、より直接的に人の役に立つ仕事をしたいと思うようになったんです。それこそが私の働く目的であり、幸せでもある、と。人から『ありがとう』と言ってもらえることが、働くうえでの“外せない軸”になっていたんですよね」

木村は、ここではじめての転職を決意。しかし転職活動をはじめたものの、自分の希望をすべて叶えるのは容易ではありませんでした。

木村 「苦労しました。本当は、人事の仕事を希望していたんです。でも私が経験してきたのは、営業事務やマネジメント。そうした実績だけでは、どこも採用してくれませんでした。32歳という年齢もネックになり、またも八方塞がりになってしまって」

そんな状況が続いていたある日、木村は偶然、SBIビジネスサポートの求人を見つけます。

木村 「何気なく求人内容に目を通していたとき、業務内容のひとつに“採用業務”という記載があるのに目がとまりました。希望していた人事の仕事ではありませんでしたが、採用職を糸口にして人事へステップアップできるのでは、と思ったんです」

ただひとつ、懸念がありました。それは過去の勤務経験から、人材関連の会社は残業が多いと予測できたこと。子どものいる木村は、本当に家庭と仕事の両立ができるかで悩みます。


その不安を越えて、彼女が当社に転職することを決めた背景には、ふたつの理由がありました。ひとつは、SBIビジネスサポートが社員育成に力を入れていたこと。

木村 「教育体制がとてもしっかりしていて、社員登用の門戸も開かれているとの説明を受けました。キャリアアップ制度や教育研修制度などが明確で、入社後のキャリアパスをイメージできたんです」

そしてもうひとつは、安定している一部上場グループ企業であり、これから成長軌道に乗るイメージを持てたことでした。

当時の採用担当者は、木村の「人間力や人の温かみ」を高く評価。こうして彼女は、SBIビジネスサポートの一員となったのです。2012年のことでした。

人とのつながりや成長を大切にするため、キャリアUP&研修の制度も充実

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木村は契約社員として当社に入社し、正社員登用を目指すキャリアをスタートしました。

木村 「入社したときから、絶対に正社員になると決めていました。前職では教育研修に携わっていましたから、SBIビジネスサポートが研修制度に力を入れていることはすぐにわかったんです。だからこそ、この環境を活かしてステップアップしたいと思いましたね」

2017年現在、実際に実施されているのは、マナー研修やコンプライアンスのレクチャー、コールセンターでは応答の研修、その他さまざまな専門知識の研修など。数多くの「学べる場」が、用意されています。

木村 「私が入社したときより、研修制度も福利厚生も、今はさらに整備されてきていると感じます。産休や育休も取れますし、子育てとの両立もしやすい環境です。」

正社員を目指したいけど、スキルが足りない。だからまずは、派遣社員や契約社員から仕事をはじめてステップアップしていきたい――。そうした多様なキャリアプランを実現するため、当社には教育専門のチームがあり、研修などのスキルUPのサポート体制を手厚く整えています。

木村は当初の目標を叶えるべく、2013年に「セレクション制度」を利用。セレクション制度とは正社員登用のための選抜試験のことで、一定期間在職の契約社員に適応されるものです。

上長の推薦、実績のレポート提出、そして最後は役員との面談。それらをすべてクリアし、彼女は入社して1年後に、晴れて正社員のポジションを得ることができました。そして、派遣コーディネーターとして活躍しはじめたのです。

人の人生に関わる自覚を持ち、そのマインドを後進へ受け継いでいく

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入社して早6年。正社員となった木村は、2017年現在、人財戦略室で主任を務めています。

木村 「私は研修制度やキャリアアップ制度を利用することで、ここまでステップアップしてこられました。一人ひとりのキャリアと、真剣に向き合ってくれる環境だと思います」

日々、大勢の派遣スタッフと接している彼女。かつては人事、採用の仕事を希望していたこともありましたが、いつしか派遣コーディネーターの仕事に、大きなやりがいを感じるようになっていました。

そんな木村には、派遣スタッフとの面談時に大事にしていることがあります。

木村 「ただ相手の希望を聞いて仕事を事務的にマッチングする、というわけではないんです。面談で、自分がどういう人間かをまず伝えること。そして、『よければ私の話を聞いてみない?』というスタンスなんですよね」

派遣コーディネーターの仕事は、その人の人生を背負っているのと同じ。だからこそ、いいことばかりは言えない。ときには言いにくいことを伝えなくてはいけない難しさもあります。

木村 「よくよく話を聞いてみると、派遣で働くことがベストではない人もいるんです。だからときには、『派遣でなく正社員で探しませんか』と伝えることすらあります」

もちろん、すべての面談がうまくいくわけでも、全員に必ず満足のいく結果を約束できるわけでもありません。それでも面談に来てくれた人に、何らかの“プラスの要素”を提供できれば――。そんな彼女の姿勢は、少なからず相手に伝わっています。

木村 「お仕事がマッチングしたときも、もちろんうれしいです。でもそのあと、『おかげさまでお仕事が順調です!』とメールをいただいたり、次の転職の際もまた私を指名してくれたり、派遣期間が終わったタイミングでわざわざ私に会いにきて、ご挨拶しにきてくださったり――。

そういうスタッフのみなさんとの結び付きが、何よりもうれしくて。だから、この仕事はやめられないんです(笑)。今でも『やっててよかったー!!』と思える瞬間ですね」

コーディネーターは、自分の天職。そう言い切る彼女の笑顔からは、この仕事に対する誇りがにじみ出ています。

彼女の次なるミッションは、自分が大切にしてきたマインドを、後輩たちに伝えていくこと。人に対する真摯な気持ちや心遣いがきちんと育ち、受け継がれる――そうした企業であり続けるため、彼女は今日も一人ひとりの人と向き合い続けています。

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