知的財産を活用し、中小企業の事業を成功に導きたいーー弁理士・岩池満の期待

大手、ベンチャー、海外……さまざまなクライアントと仕事をしている正林国際特許商標事務所。そのなかで、中小企業にも知的財産を活用してほしいという想いを抱き、現場で尽力しているのが弁理士・岩池満です。なぜ中小企業に注目しているのか――? 今回はその背景をお伝えします。
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大学で受けた知的財産に関する講義をきっかけに、弁理士の道へ

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弁理士を目指したきっかけ、理由は人それぞれ。正林国際特許商標事務所(以下、正林事務所)の弁理士・岩池満は、大学在学中から弁理士という仕事に興味を持っていました。1990年代当時はちょうど特許の出願が盛んであり、弁理士の仕事が注目されはじめてきた頃でもあります。

「私が通っていた大学では、当時では珍しく知的財産に関する講座があったんです。その授業がきっかけで特許に興味を持ちました」(岩池)
岩池が弁理士の仕事にひかれた理由のひとつは、特許出願明細書を書くというプロセスでした。

「弁理士の仕事の中心は、特許出願明細書を書くことです。それほど文章力が必要な仕事は、理系では珍しい。特に、正確に事実に基づいた文章を書くという仕事が、自分に合っているのではないかと思っていたんです」(岩池)
学生時代、一度は知的財産の世界に触れた岩池でしたが、卒業後は大手精密機械メーカーに就職。しかしやはり、弁理士の仕事への興味は尽きませんでした。そこで彼は技術職として3年働いた後、弁理士事務所に転職し、知的財産に関する実務を担当するようになります。

そして、2007年に正林事務所の門を叩いたのです。

「さまざまな技術分野の特許に関して経験を積みたいと考え、正林事務所に移りました。当時の正林事務所は、ちょうどこれから成長していこうという時期で、勢いがあった。事務所の活気のある雰囲気にも惹かれましたね」(岩池)
その頃の正林事務所は、一気に100人規模に拡大していた時期でした。岩池は日々進化する事務所の中で、知的財産の仕事に没頭していくことになります。

「きっと数年後にはその意味がわかる」先を行く経営者への信頼とは

急成長中の正林事務所での毎日は、岩池にとって怒濤の日々でした。

「どんな仕事でも必ずやり遂げていくという考え方に、最初は驚かされました。『できないことはできません』と線引きをするのではなく、正林事務所ではとにかく『何とかします』と言って必ず実現する。その前向きな姿勢をすごいと感じていましたね」(岩池)
正林事務所では当時から、顧客の希望を第一に考え、その実現に全力を尽くすという風土がありました。それを実践していた現場の仕事は大変なこともありましたが、彼はそうした考え方に共感し、自ら業務に積極的に取り組んでいきました。

さらに岩池は、そうした事務所の雰囲気を作っていた、所長・正林真之のリーダーシップを信頼していました。仕事の姿勢にしても、次々にはじまる新規事業にしても、最初は十分に理解ができなかったとしても、後になって振り返ると常に先を行っている――そんな経験が、何度もあったからです。

「大半の業界人が理解できないうちから徐々に変革を進めてゆき、やがて時代がついてくる。正林はそんなタイプの経営者だと思います」(岩池)
事務所が急成長する最中、一部の所員は正林の進める事業展開や仕事に対する考え方についていけず、反発して辞めていってしまうこともありました。しかし岩池は志を同じくし、今も正林事務所にいることを選び続けています。

「今も現在進行形で、私にはまだあまり理解しきれていない事業などもあります。でもきっと、5年後、10年後には『あのときの取り組みはこういうことだったのか』とわかると思うんですよね。そういう安心感があるんです」(岩池)

技術力のある中小企業にこそ、知的財産を活用してほしい

正林事務所でさまざまな経験を積んだ岩池は現在、特許部門のマネージャーの一人としてチームを束ねています。通常業務に取り組む一方で、新規事業にも積極的に携わっています。中でも彼が注力している仕事の一つは、アメリカ、中国、韓国など、海外からの仕事です。

「海外との仕事は言葉や文化の壁がありますから、国内の仕事よりもシビアに条件をすり合せたりしなければいけません。一つひとつ丁寧に要望を聞き、仕事を着実に成功させることで、信頼を積み重ねています。大変なことも多いですが、その分やりがいもありますね」(岩池)
こうした海外のクライアントや、国内の大手企業との仕事を手がけるかたわら、岩池はベンチャー企業や中小企業に対する支援にも力を入れています。

中小企業は大手と異なり、知的財産部などの専門部署・専任の担当者がいないところがほとんど。そのため知的財産に対する理解があまり進んでいないことも多いものです。しかし、特許などの知財は企業の経営を左右する大切な資産のひとつ。岩池は弁理士として、その大きな資産を活用してもらうために尽力しているのです。

「依頼された特許の出願業務をこなすだけではなく、知的財産についてわかりやすく説明し、納得いただくところからはじめています。その重要性を理解してもらったうえで、知的財産をどう活用していくか、具体的な提案までを行っています」(岩池)
知的財産の活用を促進することによって、革新的な技術を持つ企業をサポートする。それは、未来の技術革新のためにも重要な仕事です。しかし知財についての理解を得ることはなかなか難しく、彼も日々試行錯誤を繰り返し、中小企業の経営者や担当者と向き合っています。

「クライアントに納得してもらうためにも、綿密な調査を行なったうえで、特許を取得することのメリット、デメリットを明確に提示するよう心がけています。私たち弁理士が責任をもって、企業に対して判断材料を提供しているんです。確かに労力はかかりますが、信用していただき、クライアントの事業が成功すると喜びも倍増です」(岩池)

弁理士としてサポートした企業が、いつか大きな成功を果たせるように

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さまざまなクライアントと仕事をしているなか、岩池がハードルの高い中小企業やベンチャー企業との仕事も大切にしているのには、ある理由がありました。

「やはり自分が弁理士として支援した企業に、いつかビッグになってほしいという想いがあるんですよね。クライアントの中にはさまざまな革新的な技術を持った会社がたくさんありますので、今からそれを楽しみにしているんです」(岩池)
かつて、弁理士は“受注産業”であるといわれていました。依頼のあった特許を出願する、手順通りに書類を作成し、特許を取得する。しかしそうではない仕事の仕方、新たな関わり方を、岩池は正林事務所のイチ弁理士として実践しています。特に中小企業やベンチャー企業においては、提案やコンサルティングの効果が高いと感じているのです。

「規模の大きな企業には、社内に知的財産の専門家がいることが多く、既にノウハウが溜まっているものです。しかし小規模な企業やベンチャー企業は、知的財産についてゼロから二人三脚で積み上げてゆくことがほとんど。私たち弁理士が、寄り添って支援できる余地が多いんですよね。だから中小企業のみなさんにこそ、自分たちの専門知識を活かしてもらいたいと思っています」(岩池)
ただ特許出願明細書を書くだけの弁理士ではなく、企業の事業内容にまで踏み込んで、悩みや問題点を知ったうえで最適なアドバイスをしていくこと。そうして大切なクライアントである一つひとつの会社に向き合っていくのが、正林事務所が大事にしている姿勢です。

「これからも企業側の視点にたち、お互いが関与し合える関係性……事業のパートナーとして、クライアントの事業を成功させるために力を尽くしていきたいですね。それこそが、弁理士の仕事のやりがいでもあります」(岩池)
正林事務所が掲げるミッションを、現場で実践し続ける岩池。これからもさまざまなクライアントに寄り添い、その大きな成功を目指して走り続けていきます。

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