一つのことをじっくりやりたい性格だからあえてさまざまな経験ができるShoProを

株式会社小学館集英社プロダクション(以下、ShoPro)のパブリックサービス事業部で活躍する太田素子。入社後、通信販売事業と出版事業を経験した後、現事業部に配属され3年が経つ彼女は、本ストーリー公開日が産休育休前の最終出社日となります。産休を目前に控え、今までを振り返ります。
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勉強を中心とした学校教育よりも、家庭や生活に密着した教育がしたい

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▲2019年現在の太田素子

高校ではバンクーバーで1カ月のホームステイ。大学では、夏休みにシドニーにインターンシップに行った経験もある太田素子。

高校時代は国際関係の仕事に興味を持ち、大学では“多文化社会学”を専攻します。外国籍の子どもが多い地域の保育園や小学校にフィールドワークに行く機会が多くあり、“多文化教育”という考え方に出会いました。

太田 「 “多文化 ”ということで、外国籍の人はもちろん、障がいの有無や、考え方の違いなど、自分とは違った文化=生活の中で生きている人たちが一緒に生きていく社会について学びました。
多くの人が『多様な人々が “共生 ”していくという考え方』を持つことが、社会をより良くすることにつながると学び、日本の教育現場でできることってあるのかなと考えるようになったんです。それをきっかけに、“教育 ”の重要性をとても感じるようになりました」

中学・高校の英語の教員免許を取得した太田は、教育関係の仕事に就くことを目指します。しかし、自分の関心があることが“勉強”を中心とした学校教育現場ではなく、もう少し家庭や生活に密着した教育の中にあるような気が漠然としていたと言います。

太田 「自分がどのような仕事がしたいか模索している中で、さまざまな教育関係の事業を展開している ShoProを知り、保育事業から小・中・高生の健全育成、大人の生涯学習まで、幅広い世代に対する教育に携われる企業はほかにないと思いました。企業の持つ教育サービスだけでなく、より公共性の高い、公立の教育施設に関わっている点にも魅力を感じ、入社を志望しました。
さらに、もともと自分は、ひとつのことをじっくりやりたいと思う方なので、ひとつのことしかやらない会社にいたら、一生ひとつのことしかやらないかもしれない……。ShoProのように、教育とメディアなどさまざまなことにチャレンジできる環境に身を置いたら、いろいろな人生経験ができるのではないかと感じたのも大きいです」

置かれた環境の中で、前向きに取り組むことに自信があった太田は、そのことを就職活動中にアピールし、そしてShoProへの入社を決めることになります。

若手時代に味わった“生み”の苦しみ

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▲同期メンバーとの一枚(左から3番目:上)

入社後、メディア事業局 販売企画事業部(当時)に配属となった太田は、通販事業に携わり、通販商品の物流管理や、顧客サービスを3年間担当します。

太田 「売れる商品を見つける→商品を仕入れる→在庫を持つ→それを販売し、顧客に届ける→その対価を受け取るという、ビジネスの基本となる流れや、顧客サービスの一環でクレーム対応などを経験したことで、社会人の基礎となる部分を学べました」

その後、同じ事業部の出版事業の課に異動した太田。今までの仕事で一番苦しい時期だったとその当時を振り返ります。

太田 「いくつも企画を会議に持ち込むのですが、通るまでの道のりは長く何回もくじけそうになりました。その後、なんとか自分の得意分野である手芸の本の企画が通るのですが、本を制作して終わりではありません。
“売る ”という結果が求められる世界です。制作している時はつくる喜びがありますが、その後の異動までの 2年という期間では “売る ”という成功までには至らず、評価がともなわないという苦しい経験をしました」

生みの苦しみを味わった太田は、その苦しみを胸にパブリックサービス事業部へ異動となります。

太田 「販売企画事業部に在籍中、入社の動機でもあった教育事業に携わりたいという想いはずっと持ち続けていました。
でも、社会経験が浅いまま希望の部署に就くよりも、それ以外の部署で、自分が想像していなかったような仕事をして、そこでしか得られないさまざまな経験をさせてもらった後で、希望の部署に就けたらいいと考えていたので、あの時頑張れたのだと思います。実際本当に貴重な経験を積めたと思っていますし、当時の環境に感謝しています」

人との信頼関係──真摯に向き合い続ける大切さを学んだ施設運営の仕事

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▲現在の業務をともにするパブリックサービス事業部のメンバーと(写真右)
太田 「現在は念願だった、公教育施設の管理運営事業に携わり、都内の児童館と環境学習施設を担当しています。施設で働く職員の方が働きやすいようサポートすること、職員採用・職員向けの研修の企画、施設運営の会計管理や労務管理が主な仕事です。
異動してすぐはとまどいしかありませんでした。現場にいない私にいったい何をできるのだろうとコンプレックスを感じていたころもありましたね。自分にできることは本当に限られています。だからこそ、どんな些細なことでも聴いて応える、何事にも真摯に向き合い続けるということの大切さを知ることができました」

太田は、今の仕事は“人”がすべてと考え、人との関わりを大切にしています。

太田 「人と接する上で、何事にも真摯な姿勢で向き合い続ければ、相手に想いが伝わるし、困った時は助け合える関係になれます。逆にその姿勢がないと、相手に伝わらないどころか、そういうつもりじゃなくても悪く捉えられてしまったりするということもあります。
施設で働く職員の皆さんが働きやすいようにサポートできるようになるためには、信頼関係を築くことが重要です。安心感を与え、信頼してもらえる人になりたいです」

入社してからの8年。さまざまな経験を経て産休育休に入る太田ですが、仕事への想いはさらに膨らんでいます。

太田 「施設で働く職員の方の頑張りや成果を、社内外、施設間でもっと共有・アピールできる環境をつくれたらいいと思っています。当たり前のように、毎日施設を安全に運営したり、事業やイベントを工夫して成功させたりすることがどれほどすごいことかを、たくさんの人に伝えたいです。施設の職員の方がもっともっと今の仕事を誇りに思える機会をつくれたら嬉しいですね」

育休後もキャリアは続いていく──先輩ママの背中を追いかけて

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太田 「これからお休みをいただくのですが、産休育休明けに “戻ってくるのを待っているよ ”と言ってもらえることがどんなにありがたい環境なのか、身に染みている今日このごろです。
また、実際に子育てをしながら働く先輩社員も周りに多く、産休育休明けに自分が働く姿がイメージできるのもありがたいなと思います。もちろん、皆さん育児と仕事の両立は大変そうですが、周りの理解を得ながら工夫して働いている姿は目標としたいと思っています」

そして復帰後も引き続き教育事業に携わりたいと続けます。

太田 「今の部署にきて 3年目となり、目の前のことだけでなく、先のことも見据えた課題なども見えるようになってきたところなので、この部署でもう少し腰を据えて取り組みたいという想いがあります。
また、チャンスがあれば商品として教育サービスを扱う仕事や、保育・教育のプログラム開発の仕事など、ほかの教育関係の部署も経験してみたいです」

入社後まさにひとつのことをじっくりやる人生ではなく、様々な経験を積む人生を歩んでいる太田。産休育休明けの復帰がすでに待ち遠しく、さらなる活躍に期待が高まります。

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