成果を出せば評価をされる――ピアノで全国を制した女性が求めたキャリアの勝ち筋

かつて株式会社Smarpriseの主力事業だったインセンティブメディアの広告運用からSMART GAMEのマーケティング担当へと成長した馬場庸子。それは彼女が幼少期から体現してきた”成果主義”という持論があってのこと。トレンダーズ株式会社からSmarpriseへの転籍と現在までの軌跡を振り返ります。
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自分が輝ける場所を探して。目の前のことに必死だったトレンダーズ時代

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▲トレンダーズ時代の馬場(写真右上)

2018年2月現在、馬場はSmarpriseでマーケティングディレクターを担当しています。私たちの主軸事業であるアプリ課金還元サイトのプラットフォームサービス「SMART GAME」のプロモーションやメディアマネタイズといった、包括的なマーケティングを担ってきました。

そんな馬場のキャリアのスタートは、かつて私たちの母体だったトレンダーズ株式会社です。トレンダーズは、2000年に設立され、マーケティングPR事業を手がけています。

日本特有の年功序列社会に疑問を感じていた馬場は、年齢や性別関係なく、若い女性が活躍しているトレンダーズへの入社を決めたのです。

人生100年時代と言われる昨今、女性はライフステージによってキャリアを諦めなければならない現状が多いことを感じていた馬場。潜在的に女性がきちんと活躍できる仕事を見つけ、長く働いていける場所を探し求めていました。

馬場「2018年現在では女性の活躍、働き方改革などが叫ばれるようになり、徐々に社会の空気も変化していると感じています。当時のトレンダーズ代表は経沢香保子(つねざわかほこ)さん。女性のリーダーが活躍している会社で、自分自身も活躍できるのではないかと思っていました」

2013年に入社した当初は美容ECサイトの運営を、その後はインセンティブメディアの広告運用を行なっていました。少数精鋭の部署だったがゆえ、毎日手を動かすことにただひたすら没頭していました。

馬場「とにかく目の前のやるべきことを、ミスなく抜かりなくこなすことに日々必死で、仕事に対して自己実現の欲求はなかったです。それよりもまず会社のために目の前の成果を出すことが最優先でした」

とことん目の前のことに没頭し“成果主義”の持論に至るには幼少期の原体験がありました。

「ピアノをひくと周りの見方が変わる」馬場が“成果主義”に至った原体験

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▲馬場が通っていたフランスの音楽院にあったピアノ

幼少期の馬場はとにかくピアノに没頭していました。

日々何時間も自主練習を重ね、学校が終わるとすぐレッスンに通う。そんな生活を何年も続け、1997年、馬場が小学4年生の時にピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会で部門別優勝を獲得することができたのです。

馬場「優勝した時、地元に帰ったら一躍有名人となり、凱旋公演などいくつか出た記憶があります。全国大会レベルになると各地から著名な演奏者が集まってくるため、1位と2位には大差がないのに待遇が天と地の差があることに驚きましたね」

優勝した瞬間から多くの人に褒めてもらうことが増え、この頃から成果主義が自然と身についてきました。

月日は流れ2005年。高校進学を考える際、日本の学歴社会、年功序列社会に疑問を感じていた馬場は、年齢や性別関係なく、実力で評価してくれる海外に目を向け渡仏を決意。

フランスのトゥールにある普通科高校に通いながら、フランスの音楽院の最高峰・パリ国立高等音楽院(Conservatoire de paris)の地方校(Conservatoire de Tours)にも通い、勉学と音楽の両立に励みました。

馬場「ヨーロッパに行くと日本人は少なく、アジア人というだけで差別的な発言をされることもしばしば。当時フランス語があまり話せなかった時に通いはじめたのですが、言っていることは分かったので、悔しい思いをしたのを鮮明に覚えています」

しかし、さすが海外。馬場は実力主義をすぐさま体感することになります。音楽院内のコンサートで実力を披露した後、同級生の態度が変わりました。その時、まさに“成果主義”を実感したのです。

馬場「結果と実力がすべて。周りの自分への見方はいくらでも変えられることができるんだなと実感しました。判断基準が明確で面白かったです」

幼少期からの原体験を通じて得た“成果主義”。帰国後、音楽の道で生きていくことも選択肢のひとつとして考えましたが、「音楽は十分やり切った」という思いから他の道を模索しはじめ、企業で働くことを選んだ馬場。社会人になる際に選んだ会社も、年齢・学歴・性別など実力で正当に評価してもらえると感じられたからでした。

何度も訪れた馬場の転機。それでも、決め手はいつも一緒だった

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▲2016年、トレンダーズから転籍する直前の馬場(中央左)

2013年にトレンダーズへ入社した当初、馬場はもともと興味のあった美容ECサイトの運営に携わります。しかしその矢先、担当するECサイトを売却する話が持ち上がったのです。

馬場「思い入れのあった美容ECサイトだったので寂しい気持ちはありましたが、会社方針ですし、すぐに切り替えられました」

その後、インセンティブメディアの広告運用の話が持ち上がりました。

馬場「最初は興味が持てませんでしたが、自分の好みと仕事へのモチベーションは異なるものだ、と感じていました。
私の仕事のモチベーションは、自分の手を加えたものがダイレクトに数字として成果が返ってくること。まずはやってみようと思い、挑戦しました」

どうすれば売上が伸びるのか、ユーザーは何を求めているのかをPDCAを常時回しながら実行していました。

こうして少しずつ成果を出しはじめていた馬場のもとに、またもや転機が訪れます。2015年4月、SMART GAMEの立ち上げと共に創立されたSmarpriseへの出向の話が舞い込んだのです。代表の五十嵐健と今後の話をする中で、自分で出してきた結果を実力として評価していただけると感じられたので、すぐに決断しました。

馬場「SMART GAMEの立ち上げ時には、まだまだ会社の柱となるようなサービスではなかったため、わたしが運用しているインセンティブメディアが主力事業でした。会社の明暗を担っていたので大丈夫かな?と思っていましたが、任されることが多くなってくるにつれ、数字も付いてきていましたし、この頃からようやく仕事が楽しくなりました」

馬場がSMART GAMEのオウンドメディア運用やプロモーションに携わりはじめた2016年2月に、広告事業やアプリ開発を行なうユナイテッド株式会社との資本業務提携の話が舞い込みます。親会社がトレンダーズからユナイテッドに変わることで、トレンダーズから出向していた馬場に選択が迫られるのです。

馬場「東証マザーズ上場のトレンダーズに残るか、Smarpriseに転籍するか2択あったんですが、常に前進していたい私は即決でした。たしかに元々は興味のない分野でしたが、自分の興味範囲内で人生を終わらせたくないですし、何より仕事の本質的な楽しさというのは興味のジャンルではないと思っています」

転籍後も、まだまだSMART GAMEの認知度が上がらず、厳しいご意見をいただくこともありました。しかし、“超ユーザー視点”でサービスと徹底的に向き合い、改善・改良を繰り返しながら当時の主力事業であったインセンティブメディアを伸ばすために、より一層励みました。

ようやくSMART GAMEが軌道に乗ってきた頃、インセンティブメディアをクローズすることになり、馬場はSMART GAMEのプロモーションやメディアマネタイズといったメディアの包括的なマーケティングを本格的に行なうようになっていきます。

“成果主義”を貫き通した馬場。さらなる“スペシャリスト”を目指してーー

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▲2018年2月現在の馬場。“成果”にこだわり、挑戦する毎日を送っている

2017年10月から新たなミッションとしてSMART GAME全体のマーケティング・プロモーションを担うことになった馬場。

馬場「自分の力量次第ですぐに良い数字になったり悪くなったりする。その変化が、今やっている仕事の醍醐味です」

マーケティングとは言ってもクリエイティブ作成から媒体選定、効果検証まで一連の流れを、すべてひとりで実行します。PRプランナーとして様々なメディア運営を行なってきた経験を活かしながら、自分自身も本を読み漁ったり外に出向いたり、日々鍛錬を繰り返しています。

しかし、それでも頭が煮詰まってしまうこともあるという馬場。

馬場「頭が煮詰まった時は、読書や外部に足を運ぶことで気を紛らわせるのですが、人数が少ない分、悩んだ時や迷った時に自分自身で決断しなければならないことが多いです。会社の大切なお金を預かっている分、責任が大きく踏み込む時は過去のデータや実績があったとしても多少勇気が必要です。
でも、たとえ成果が出なくとも『失敗から学ぶこと』があり次へのアクションにつながる失敗であれば、と代表の五十嵐はじめメンバーが後押ししてくれるので、私も思い切ることができて助かっていますね。」

新たなことへの挑戦を積極的に応援してくれるSmarprise――

会社全体の行動指針「Statement」にも「挑戦こそ成長のチャンス。失敗を恐れず常に新しい挑戦をしよう。」と刻まれているだけあり、常にみんなが挑戦できるような環境です。

そして、挑戦することが終わりではなく、きちんと成果も出している馬場。

成果にこだわり徹底的に”スペシャリスト”を目指す馬場の挑戦は果てしなく続いていくのです。

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