一流老舗ブランドから経験ゼロのベンチャー企業へ。挑戦の果てに見出した新たな道筋

大学卒業後、バカラパシフィックに入社。その後ニューヨーク留学を経て、2017年3月にSmarpriseへ入社した加藤紀穂。世界的にも有名な老舗ラグジュアリーブランドから、ITベンチャーの女性営業へゼロからのスタートを切ります。そこには社会人になる前から抱き続けた、一貫した加藤自身の想いがありました。

「自ら学ぶ」姿勢で大きく貢献した“ナンバーワン”への道

▲前職時代の加藤(左:バカラシャンデリア、右:バカラバーにて)

「自分が本当にいいと思うものを世の中に届けたい」

嘘がつけない性格の加藤は、大学時代、自分が心から魅力を感じる一流ブランドの製品や世界観を多くの人に伝える仕事に憧れていました。そんなとき、世界的にも有名なラグジュアリーブランド・バカラパシフィック(以下、バカラ)に出会います。

就職の決め手になったのは、社長が大切にする「高い美意識、人々に感動を与える」という志。大学を卒業した加藤は、バカラに新卒で入社します。

しかし大学を卒業したばかりで、右も左もわからなかった加藤は、先輩方と意思疎通がうまく行かず衝突してしまうこともありました。「ブランドイメージ」や「伝統」を大切にする先輩と、新しいことをどんどん取り入れていこうとする加藤。「もっと新しいことに挑戦していきたい」と、衝突する度に感じていました。

加藤 「新卒採用を私のひとつ上の代から本格的にはじめたため、先輩方もどう教育していけばいいのか、頭を悩ませていたみたいです」

そんな加藤が心がけたのは、周りに頼りすぎず、“自主的”に勉強をすること。その勉強は、ワインやお花、テーブルコーディネートなど、多岐に渡ります。

その姿勢が評価され、加藤は、ビジュウイベントの担当に抜擢されました。これは、バカラが販売する人気のアクセサリーであるビジュウの品揃えをいつもより多くし、ファンのお客様に多くご来店いただく2週間のイベントです。

加藤 「私自身バカラのビジュウのファンだったため、任されたときはとてもうれしく、心からその良さを伝えることができると自信を持っていました。私のオススメしたビジュウをお召しになられてご来店されたお客様がいらっしゃったのですが、それがすごくお似合いで。お客様自身もすごく気に入っていらっしゃるのがわかると、本当に幸せな気持ちになりました。


私の説明でどれだけ商品に付加価値をつけることができるかにこだわりをもっていましたし、商品を実際に使ったとき、置いたときの空間をお客様にイメージしていただきたく、ワインの知識やコーディネートの知識も入れながらお話をしていましたね」


新卒として悩みながらも、加藤は、バカラがもつ「人に感動を与える力」の大きさを実感します。

さらに加藤の所属店舗は、オープンから3年目の新しい店舗でありながら、全40店舗中、予算達成第1位に。ビジュウ担当として、目標達成に大きく貢献することができたのです。

単身、ニューヨークへ。人としてのあり方を変えた3つの教え

▲ニューヨークに留学していたころの加藤(画面左)

そんな加藤が転職を決めたのは、入社から2年が過ぎたころ。素敵な空間で働ける魅力を感じつつも、もっと自分の足でいろいろな世界を見たいと思い、退職を決めました。

何か自分にしかできない、新しいことをしたい−−
そう感じた加藤は、自分に足りないものを身につけようと、ニューヨークへ留学することを決断。

現地で語学学校に通った加藤は、学校の友人を介して、ニューヨークで働く日本人女性「ヒデコ・コルトンさん」の存在を知り、すぐに会いに行くことに。

ヒデコさんは、証券会社でのOL時代を経て、2017年現在、受講者数約1500人の料理教室を主宰する女性。そんな彼女の姿は、社会人としても女性としても輝いていて、加藤は惚れ惚れしてしまいます。元々、料理が大好きだったことに加えて、ヒデコさんのような女性像に憧れ、教室に通うことを決めました。

加藤 「テーブルコーディネート、フラワーアレンジメント、お料理に合わせるワインを学べる教室など、知識はもちろんですがなにより異文化でのクラスは本当にワクワクするものでした」

ニューヨークでの生活、そしてヒデコさんとの出会いは、加藤自身の“あり方”にも大きな影響を与えます。

自分の意見を相手にしっかり伝えること、笑顔でいること、そして社交的であることーー。日本人にはなかなかできないことではありますが、留学をしたことにより、この3つの心がけがとても大切なことだと実感したのです。

加藤 「この3つを意識することで外国の友人、人々とのコミュニケーションがとても円滑に進みました。コミュニケーションがとれることで入ってくる情報量が増えるので視野が広がり、物事に対する考え方が豊かになりました。


さらに、留学して、『Do whatever you want−−自分が一番やりたいようにすればいいよ』という言葉がとても好きになりました。


ニューヨークに行く前は相手の気持ちや反応を見ながら行動していたことが多かったので、 留学を経て大胆になれました。もちろん相手の気持ちを考えることは大切なのですが、 相手に合わせすぎて自分を見失ってしまうことほどもったいないことはない!と思っています」


偶然の出会いがもたらした“理想の働き方”

▲第二期末お疲れ様会にて。社内のメンバーと

2017年1月に帰国した加藤は、「新しいことへのチャレンジ」「理想とする働き方を追求したい」そんな思いを持って、転職活動に挑みます。

Smarpriseとの出会いは、まさに“運命”。

求人サイトを見ていたとき、TOP画面に掲載されていたのが、Smarpriseの営業職の募集。軽い気持ちで応募したのがきっかけでした。ランチで人事担当と話したあと、すぐに面談。その後トントン拍子に決まりました。

アットホームななかにも、個々が責任感を持ち、一人ひとりが一生懸命仕事に取り組む。自分もそういう働き方がしたいと思った加藤は、Smarpriseに就職を決めました。

加藤 「なぜベンチャー企業に?とよく聞かれますが、自分が働く基準は会社の大・小ではないと思っています。少人数制で自分の仕事に責任をもって取り組む環境に一番惹かれましたね。


転職をすると、カルチャーショックを感じる人もいると思いますが、私はまったく感じなかったです。むしろ今までと違う環境を受け入れることにワクワクしていました。


入社前はとにかく自分に与えられたことを一生懸命にやり、会社にとって必要な存在になれるような人になりたいと思っていました」


出身地である名古屋からの上京ではありましたが、家族の後押しもあり、新天地でがんばろうと、加藤は決意を新たにしました。

自分だからこそできることで、なくてはならない存在になる

▲入社から半年が経過した加藤

加藤が入社して、2017年9月で半年が過ぎました。

入社当初は、エクセルの入力に時間がかかったり、メールの送付先を間違えてしまったり。そんなミスもありましたが、持ち前の「自ら勉強し、行動を起こす姿勢」で、加藤は、見違えるほどの成長を遂げます。

人事担当 「入社半年での成長は目を見張るものがありました。中途ではなく新卒と思って接していこうと入社当初はいろいろと覚悟を決めましたね。しかし、自ら勉強、行動している姿を見ると皆もがんばらないといけないと思うのか、社内全体にいい相乗効果が生まれているなと感じます」

そんな加藤が、心に残っているのは、先輩のサポートを受けながらも達成した、「はじめての受注」です。

加藤 「やはり感慨深いものがあります。もちろん先輩のサポートのお陰ですが、うれしかったです!自信にも繋がりました。先輩たちに提案内容についてアドバイスをいただきながらサポートしてもらい、ひとりでテレアポしたのち、クライアント先にお伺いし、はじめての受注となりました。


ただ、お伺いした際に相手の話している内容がわからず、クライアント先を後にしてすぐ専門用語を検索したのを覚えています(笑)。知識の薄さを実感しましたが、より勉強を深めようと、決意しました」


さて、2017年度の目標に「なくてはならない存在になる」と掲げている加藤。今後はどんなことを目指しているのでしょうか。

加藤 「もちろん営業として、目指すところはトップ営業なのですが、それにプラスして『自分だけにしかできない何かで』達成したいと思っています。やはり、心からいいと思うものを、自分だからこそできることで届けていきたいという思いはありますね」

「自分が本当にいいと思うものを世の中に届けたい」

社会人になる以前から抱いている想いを胸に、加藤の挑戦は続きます。

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