ソフトバンクの志に共鳴し、入社を決意──新卒2年目エンジニアが会社にかける想い

大学時代のロボットコンテスト全国優勝の経験から、ソフトバンクの「No.1採用」を経て、2018年4月に入社した郎 詩萌。入社の決め手は、会社と自分が持つ共通した課題感でした。ロボット研究を専門としていた郎がソフトバンクを選んだ背景や入社後に感じたギャップ、日々の働き方について語ります。

「データやAIで世の中の課題を解決する」──その志に共鳴し、入社を決意

▲第27回知能ロボットコンテスト優勝。二人三脚で取り組んだ研究室のメンバーと

ロボットに興味を持つきっかけになったのは、中高生時代に通っていたプログラミング教室でした。そこの先生が偶然、同じ教室でロボットコンテストの指導もしていたんです。

もともとプログラミングを始めたのは「自分で何かをつくってみたい」というちょっとした興味から。そんな自分にとって、機械や電子、情報などの要素技術を組み合わせ、より複雑なシステムを考えられるロボットはとても魅力的に映りました。そこで、大学ではメカトロニクス全般と画像系の機械学習を専門として勉強することに決めました。

学生生活の中で強く印象に残っているのが、大学3年生のときに出場した知能ロボットコンテストです。研究室のメンバーとふたりで、一台のロボットの設計や機械加工、電子回路の半田づけなどを行い、すべてイチから製作しました。

当時はお互いロボットに関する知識が少なく、失敗の繰り返し。それでも「勝ちたい」という気持ちに突き動かされ、半年かけて粘り強く取り組んだ結果、全国で100を超える出場チームの中で優勝することができました。

大学院進学後は、設計のシミュレーションなど、ロボットの頭脳の部分に焦点を当てた研究をしていました。私が就職活動を始めたのは大学院1年目の夏です。

「ものづくりをしたい」「より多くの人に影響を与え、生活スタイルを変えたい」という想いから、自動車やIT業界を志望していましたが、最終的には自動車やロボットなどのひとつの商材における技術を極めるよりも、より多くのサービスに携わりたいと考えIT業界に絞りました。

ソフトバンクを志望する決め手になったのは、2016年のソフトバンクグループによるARM買収の発表です。当時、大学の研究室でさまざまなセンサーやチップに触れ、「将来はデータやAIによって世の中の課題を解決する時代が来る」と思いながらも、IoTの大規模普及にはまだ時間がかかると感じていました。

そんな中、携帯電話やスマートフォン向けのCPUコアの設計市場で、9割以上のシェアを占めるARMの買収について知り、「今後IoTが普及する世の中で、得られたデータをどう生かしていくか」という自分と共通する課題感を持っていると感じました。

そこで2018年、知能ロボットコンテストの優勝経験を生かしてソフトバンクの「No.1採用」に応募し、内定をもらいました。

日本企業のイメージを覆す、新卒から意見を言う社内文化

▲郎が絶大な信頼を寄せていると語る上司(写真右、写真左)

入社して最初に携わった事業は、エッジコンピューティングに関する技術検証でした。簡単に言うと、データやIoTサービス全体の効率を上げるための検証です。従来はクラウド上でデータの管理や計算をしていたものを、カメラやIoTセンサーなどのエッジ側でできるように、アメリカの企業とビデオミーティングを重ねながら検証を進めていました。

入社後すぐは、ギャップの連続でした。何より、びっくりするほど自分の意見を言える人が多い。日本の会社だと、若手は意見を言いづらいというイメージがあったので、新卒でもどんどん意見を主張できる環境に驚きました。

ソフトバンクでは、仕事に関して「これをやってください」と言われることはほとんどありません。ある程度の自由度を持って自分でやりたいことを決められるからこそ、自分の意志や意見を積極的に発信することは大切ですし、私自身、自分から積極的に手を挙げて仕事のチャンスをつかむことをいつも心がけていますね。

上司とフランクにコミュニケーションを取れることも、大きなギャップでした。一年目はとくに、さまざまな場面で上司に助けられてきました。

ソフトバンクには半年ごとに目標を設定する「MBO制度」があります。初めは、適切な目標の立て方がわからず、“当時の自分の能力に見合った目標”を設定したのですが、そのとき上司からもらったのが「自分にとって、もっとチャレンジングな目標を設定しよう」という言葉でした。

その後、上司が自身の経験談を交えながら相談に乗ってくれ、私の興味分野や目指す方向性を尊重した上で一緒に目標を立ててくれました。

また、私は留学生なので、英語や中国語を話す機会もほしいと上司に話したことがあります。そのときすぐに英語が話せる人を紹介してくれて、英語限定のランチを開催してくれたんです。上司の心遣いにはとても感動しました。

参加者が友だちを呼び、またその参加者が別の友だちを呼び……というように徐々に輪が広がり、インドや中国の留学生なども参加してくれて、結果的に異なる部署間の横のつながりもできてすごく良かったです。

わからないことばかりで当然。だからこそ「新しい自分」を発見できる

▲スキルを磨きやすい環境だからこそ、自分の変化を実感できると語る

2019年現在は、データビジネスに向けたWebアプリケーションの構築に取り組んでいます。分析基盤をクラウド上で動作させることを目的に、バックエンド側の開発、設計、検証を担当しています。

このプロジェクトでは、開発効率を向上するため、フロントとバックエンドの通信にgRPCという新たなプロトコルを用いることになったのですが、導入にはとても苦労しました。当時、開発メンバーの中にgRPCの使用経験がある人がいなかったんです。

メンバーそれぞれがリサーチした情報を積極的に交換し合い、結果として約2週間でシステムの導入に成功しました。とても苦労しましたが、周りの社員が持っている柔軟さや「新しい技術を嫌がらず、積極的に使っていこう」という姿勢に心を打たれました。

このように、エンジニアとして働く中で、知らないことや初めての経験はとても多くあります。ですが、大学時代から体に染みついている「わからないことは調べてみて、使えそうだったら使ってみる」という姿勢で、知らない方法やツールも積極的に取り入れています。

周りのエンジニアも同じで、「わからないことは調べて吸収する」、その繰り返しです。同じチームで働く社員のバックグラウンドも、本当にさまざま。だからこそ、それぞれの知恵をシェアし、わからないことはみんなで調べ、最初に情報を得た人が全員にレクチャーする、といったように進めています。

開発にあたっては、プロジェクトで使う技術に関する理解が必要です。最初のうちは、大学で研究室にいたころのように調べることが膨大にありますが、ひとつの山を越えたら、「新しい自分」と出会えるかのように非常に大きく成長を感じます。

プロジェクトの途中で、新たな技術の導入が決まることも頻繁にあります。この繰り返しの中で、変化への柔軟性も身についていると思います。

技術を武器に、ビジネスができるエンジニアを目指したい

▲入社時から変わらぬ想いは「世界に影響を与えるビジネス展開」

ソフトバンクは、エンジニアが幸せに働ける環境だと日々感じています。在宅勤務制度やスーパーフレックス制度などで自由に業務時間をコントロールできることや、上司ともフランクにコミュニケーションが取れることが大きな理由です。

実際、私は週一回在宅勤務制度を利用して、開発業務を家でしたり、スーパーフレックス制度を利用して通勤ラッシュをずらして出社したりしています。その日行う予定のタスクや一日のアウトプットの共有は上司にしますが、基本的にはアウトプットを出せれば、場所は家でもカフェでも自由、という働き方ができます。

また、自分の意見を言いづらい雰囲気もありません。上司は「やりたい」と自分の意見を主張すると、ちゃんと話を聞いてくれますし、メンバー同士が尊重し合って働いていることを日々感じます。

もちろん、やりたいことを主張するからには、十分なスキルがあることを理解してもらう必要はありますが、ロジックを通せば、意思を持って自分でキャリアを形成していける会社だと思います。

この会社に入った理由である「データを生かしてサービスを提供したい」という気持ちは、今も変わりません。

最近、世の中でもAIやIoTといった言葉が流行りですが、ただデータを集めるだけでは意味がありません。AI・IoT・ビッグデータを全部組み合わせて、具体的なビジネスとしてより多くの人々に影響を与えられるサービスをつくりたい。

そのためにも、これまでは開発をメインでやってきましたが、今後はビジネスサイドにも触れようと思っています。サービスをビジネス化してどのように世の中に展開するかといった一連の流れを身につけ、「ビジネスサイドもできるエンジニアになる」というのが、今の私の目標です。

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