マイナースポーツにも支援が行き届くのはいつだろう? 2020年の“先”を見据えたスポーツ支援を考える

「オリンピックに出場する選手でもスポンサーが見つからない」。こんなニュースをご覧になったことはないでしょうか。オリンピックのたびに流れるこのニュース。なんとかスポーツ選手がしっかりと支援を受けられるサービスを作れないだろうか。そう考える株式会社JMSの代表者 衛藤涼太は、2020年の東京オリンピック/パラリンピックの“先”を、どのように見据えているのでしょうか? 衛藤自身が、その未来像を語ります。
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オリンピック選手なのに、スポンサーが見つからない…

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オーストラリアでは10万人のスタジアムが満員になることもあるオージーボール
オリンピックが近付くにつれてスポーツの話題は増えますが、その中には必ずといっていいほど「オリンピックに出場する選手にスポンサーが見つからない」というニュースがあります。私が初めて気がついたのは、北京オリンピックのとき。

その4年後、ロンドンオリンピックのときも「スポンサーが見つからない」と同じニュースが流れていました。つまり4年経ってもオリンピックに出場する選手の待遇は全く変わっていなかったのです。

オリンピック・パラリンピックに出場する選手は、日々のトレーニングや海外の遠征で経験を積むことが欠かせません。国などから助成金や補助金がある程度支給されるとはいえ、遠征費用やサプリメントなど不足した費用分は、アルバイトをしたり、親類や友人からお金を借りることさえあるといいます。

日本を代表してオリンピックに出場するのに、そのためにアルバイトや借金をするのはおかしくはないか…?

そんな気づきが、スポーツを支援するサービスを運営するきっかけになりました。

スポンサーがつかないのであれば、“組み合わせ”で付加価値を付ける

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パラリンピックの種目でもあるブラインドサッカー
メディアに取り上げられないスポーツに、スポンサーがつくことは、ほとんどありません。なぜなら誰も知らない、見てくれないスポーツのスポンサーになったとしても、企業名が露出されないからです。

では、どうやってマイナーなスポーツや選手であっても、企業にとってのメリットを提供することができるのか? そんなことを考えているときに、「クリック募金」と言う仕組みを学ぶ機会がありました。

クリック課金型の広告をイメージしてください。広告がクリックされたら、広告主が支払う広告費の半分をスポーツチームに寄付する、といった仕組みです。

この仕組みなら、どんなにマイナーなスポーツであっても、スポンサー企業にとってはサービスや商品のサイトを見てもらえる。観客のいないマイナースポーツでも、WEBであればブログやSNSを使ってPRをすることが可能になります。

その考えのもとに生まれたのが、クリック課金型の広告でスポーツを支援できる「スポクリ」です。

スポンサー企業は、サイトを見てもらう対価としてスポーツチームの支援をする。そうすることで、たとえマイナースポーツであったとしても、しっかりと企業にメリットを提供できるようになりました。

1万円からはじめられる支援で、「スポーツのスポンサーは値段が高い」というイメージを覆す

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マイナースポーツの中のメジャースポーツ カバディ
スポーツのスポンサー費用をみなさんはご存知ですか? 数億円? それとも数千万円でしょうか?

おそらく、みなさんが思い浮かべたのは、サッカーW杯日本代表や、オリンピック日本代表のスポンサーでしょう。では、なぜ数億円や数千万円と数字が思い浮かぶのか? それはメディアで流れてくるスポンサー費用が、そのクラスの金額だからです。

また基本的には、スポンサー費用が一般に知れ渡ることはありません。そうなると「スポンサーになる=高い」と言うイメージが先行して、スポンサーに興味のある企業が離れていってしまいます。

たとえば、時価の高級寿司店には入りにくいですが、値段の明示された手頃なお寿司屋さんであれば安心してメニューから選ぶことができますよね。スポーツのスポンサーも同様です。ちゃんと値段を出せば興味をもってくれる企業も出てきます。

そこで私たちは、スポンサーマーケットというスポーツスポンサーの値段が掲載されたサイトをリリースしました。スポンサーマーケットでは、様々なスポンサーを募集しているスポーツを「値段付き」で掲載しています。

あるスポーツの日本ランキング選手は1万円で、そして最高額は3億円と、幅広い金額のプランを掲載し、スポーツを支援したいと考えているスポンサー企業に、スポーツ支援の選択肢があることを提案することが可能です。

2020年のその先にスポーツ支援のレガシー(遺産)を遺す

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四肢欠損の障害を持つ方が行うアンプティサッカー
2020年のオリンピック種目に関しては、国や政府がしっかりとサポートをしてくれるでしょう。しかし、東京オリンピックの後だったり、そしてマイナーなスポーツに支援を行き届かせることは、なかなか難しいかもしれません。

2020年のその先にも、しっかりとスポーツを支援できるプラットフォームを作り、様々なスポーツが盛り上がることで、多くの方がスポーツに興味をもち、実際に体を動かして健康になる。スポーツは、将来的により大きなテーマとなる地域活性化や社会保障の問題においても、きっと大きな力を発揮するはずです。

だから私たちは、スポーツを支援するプラットフォームを、オリンピックのレガシー(遺産)として遺し、スポーツを通じた健康で明るい社会を作る。今はそのために、しっかりとしたスポーツ支援の土台をつくっているのです。

スポンサーマーケット:http://sponsormarket.info
スポクリ:http://spocli.com

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