未経験から研究開発!大好きな実験がしたくてエンジニアになった元・博物館学芸員

2018年7月、スタッフサービス・エンジニアリングに入社した林宏美。子供の頃から虫が好きで、暗くなるまで近所をかけ回って遊んでいました。そんな彼女が、まったくの未経験からエンジニアになるまでのストーリーをご紹介します。

おままごとより、昆虫や動物が好きな女の子だった。

▲大人になっても動物は大好き。フクロウカフェに行ったり、旅先で触れあったり

スタッフサービス・エンジニアリングに入社したのは、2018年の7月。新製品の開発を行うエンジニアになって、研究開発を仕事にしたいと思ったのがきっかけです。元々小さい頃から理科の授業、特に実験をするのが大好きでした。

今でも覚えているのが、中学校の理科の授業でおこなったミョウバンの実験。結晶ができるまでの経過を見ていくのがとにかく楽しくて仕方なかったんです。自分で言うのも何ですが、けっこう変わった子どもだったのかもしれませんね。

とはいえ、小さい頃からエンジニアになろうと決めていたわけではありません。おままごとより、昆虫や動物が好きな子どもでした。そんなこともあって、大学では動物資源科学科を専攻。動物と人の共存をテーマに、安全で良質な畜産物をより多く生産するために何ができるか、何をすべきかなどを勉強していました。

大学卒業後は、動物病院に就職。獣医さんをサポートする動物看護士として働き始めました。大好きな動物に囲まれて生活できる。ずっと動物と関わっていける。そんな夢のような生活を想像していました。

でも、現実はそんなに甘くはありませんでした……。

好きだからこそ、死を直視することがつら過ぎた。

▲動物病院を退職後は、飲食店と塾で勤務。その後博物館に転職し、アーカイブ担当を任されました

動物が好きで始めた動物看護士という仕事でしたが、動物病院は動物たちの死に直面することも少なくありませんでした。好きだからこそ、動物の死を直視しなくてはいけないのは想像以上につらく、精神的にも体力的にもしんどくなってしまいました。そして、1年と持たずに退職してしまったんです。

退職後は少しゆっくりしたいという気持ちもあって、フリーターとして飲食店と塾のアルバイトを掛け持ちすることに。塾では実験教室のアシスタントをやっていました。 その理由はもちろん、昔から理科、生物、化学系の仕事に興味があったから。学校の授業についていけない小学生や中学生の子どもたちに、実験を通して理科や化学の楽しさを教えていました。

2017年からは大学で取得した学芸員資格を活かして、神奈川県にある自然科学系の博物館の非常勤・学芸員に。アーカイブ担当として昆虫や動物、魚、石などの資料収集や標本をデジタルデータとして管理する仕事を任されていました。 

そんなある日、博物館に死んだイルカが解剖のために運ばれてきたんです。大型哺乳類は私の担当ではなかったのですが、興味がありました。そこで、担当スタッフにお願いして、見学させてもらったんです。

変な話ですけれど、解剖されるイルカを見ながらふと思ったんです――「あ、やっぱり実験ができる仕事に就きたい!」って。

実験することを、一生の仕事にしたい。

▲スタッフサービス・エンジニアリングの面接では未経験ながら、面接官とも意気投合できました。

その日から実験ができる仕事を探す転職活動が始まりました。

色々な求人サイトに登録していましたが、検査をする仕事はあっても、実験をする仕事はなかなか無いんです。さらに実務経験が一切なくても正社員として雇ってくれる会社となると、ほぼ皆無。

それでも諦めずに転職活動を続けていたある日、未経験から実験に携われる仕事を見つけたんです。それが、スタッフサービス・エンジニアリングのエンジニア募集でした。

求人広告の中に、スタッフサービス・エンジニアリングの理念として、全ての人にエンジニアになるチャンスを提供したいということが書かれていたんです。その理念も未経験の私にとっては、とても心強かったですね。

実務経験がなかったので、面接ではやる気をアピールするしかないと思っていました。ところが、面接官が履歴書を見ながら珍しい経歴に興味を持ってくれたようで……「おもしろい経歴だね!」と、 すぐに意気投合。学生時代や動物看護士、博物館の学芸員だった頃の話で盛り上がり、あっという間に時間が過ぎてしまったという感じでしたね。

大学で生殖系の実験をやっていたので、「細胞を扱うような実験もやりたいです!」と猛アピール。「実験に携われるなら、それ以外の条件はなんでもいいです!」とまで言った記憶があります。

私の熱意が伝わったのかはわかりませんが、面接からほどなくして内定通知がきました。その時は、本当に実務経験がない者に対してもチャンスをくれるんだと、驚きと嬉しさが入り混じったような感覚でした。勇気を持って応募して良かったと思っています。

やっぱり、実験が好き。実験は絶対に、嘘をつかないから。

▲大手メーカーで通信用光ファイバーの開発に携わっています。毎日が理科の実験みたいです

入社後は、配属先の候補として3社ほど提案してもらい、一番実験ができそうな県内にある大手メーカーを選びました。現在はその会社で通信用光ファイバーの新製品開発プロジェクトで開発に携わっています。

まったく新しい方法で、これまで世の中になかった製品をつくるプロジェクトをしています。メンバーは私を含めて3人。薬品を混ぜて、加熱して、乾燥させ、粉にして、固める。毎日が理科の実験みたいです(笑)。

ガラスの粉を扱っているので、吸い込んでしまうと大変なことになってしまう可能性もある。ある意味で危険と隣り合わせの職場ではあるかもしれません。その反面、楽しいこともたくさんあります。

実験をした結果、ある事象が起きるのですが、その事象には必ずそうなった理由があります。その理由・原因を突きつめていくのは、難しいけれど、やりがいがあります。実験は、絶対に嘘をつかないですから。

未経験からのスタートだったので、正直最初は簡単な仕事しか任せてもらえないものだと思っていました。でもまだ配属されてから1年も経っていないのに、開発の最前線で基礎研究に関わらせてもらっているので嬉しいです。思っていたよりも色々なことを任せてもらえているし、私の意見も積極的に取り入れてもらっています。

私は大学で少しだけ実験をしていましたが、その経験があったからエンジニアになれた訳ではありません。スタッフサービス・エンジニアリングには、まったくの未経験からエンジニアに挑戦し、活躍している人がたくさんいます。「やってみたい!」その気持ちがあれば、ぜひ挑戦して欲しいと思います。

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