大学を中退してプラプラしていた。今はエンジニアとして頼られる存在に
意味の見いだせない学生時代に唯一気づけた「モノづくりのおもしろさ」

大学は一応、工学部情報工学科だったんですけれど、実を言うと滑り止めの第三志望校でした。そこは自分のレベル感と合っていなくて、やりたかったプログラミングがなかなか学べないような環境でした。
そんな状況だから勉強にも身が入らず、興味を持てたのはゲームだけ。ハイスペックなパソコンをCPUやマザーボードから自作し、それで毎日ゲームを楽しんでいたんです。もちろん、パソコンを自作するにはそれなりの費用が必要で、コールセンターでのアルバイトを必死にやっていました。
そんな中で大学に行く意味を見いだせず、結局3年で中退。他の大学に入り直すのも面倒で、コールセンターで社員を目指すことにしました。本当にグータラな学生時代でしたが、パソコンを自作する中で「モノづくりっておもしろい」と思えたことだけは、今に役立っているかもしれません。
大学中退で実務経験なしから、正社員エンジニアに

コールセンターで契約社員として3年働き、契約満了のタイミングで正社員登用の話をもらいましたが、「この会社でどうなりたい」という目標もなかったので退職。家から近いという理由だけでホテルマンに転職したんです。
でもその1年後、コールセンター時代に出会った彼女と結婚し、また仕事について考えるようになりました。夜勤の多いホテルでは将来が不安。できれば昼間の仕事で、手に職もつけたい。そこで、そういえばパソコンが好きで得意だったことを思い出し、エンジニアを目指そうと転職活動を始めたのが28歳のときでした。
そして「未経験からエンジニアを目指せる」という言葉に惹かれて応募したのが、スタッフサービス・エンジニアリングです。もちろん最初は半信半疑でした。大学中退で、実務の経験も正社員の経験も皆無の28歳を、本当に採用してくれるのかって。
でもうたい文句にウソはありませんでした。ちゃんと正社員(※無期雇用派遣)として採用してくれて、地元からそんなに遠くない勤務地でという希望も受け入れてくれて。おかげでエンジニアとしての第一歩を踏み出せました。
“未経験だから”と諦めない。自分のキャリアは自分でつくれる

最初の配属先は携帯電話メーカーの生産管理部門でした。仕事はデータベース(Access)を使っての原価・損益計算や単価調整など。やりたかった「モノづくり」とはだいぶ違う世界でしたが、エンジニア未経験だから仕方ないですよね。それなら自分で勉強しようと、資格取得を目指すことにしたんです。
幸いスタッフサービス・エンジニアリングには資格取得の支援制度があり、取れば評価も上げてくれます。Access、VBA、C言語、Java、情報セキュリティ、応用情報……。
4年間であらゆる資格を取りまくった上で、配属変更を直談判したんです。すると、希望がかなって大手自動車メーカーへ転属。ブレーキの評価業務という「モノづくり」に近い仕事を任されることになりました。
そこで10カ月ほど働いて気づいたのは、これからは車も家電もみんなIoTでつながるということ。そしてシステムやセキュリティの重要性がますます高まるということ。だから今度は「システム系の仕事をしたい」と希望を出したんです。
するとまたまた思いがかない、同じ自動車大手の系列会社で「社内SE」という仕事に就くことができました。さらに2018年の4月には「情報処理安全確保支援士」というセキュリティ系の資格も取得。コレ、合格率13%の結構難しい資格なんです。
気がつけば、全国最優秀賞を受賞するまでに

社内SEとして、社内システムの企画・開発、ネットワークの導入をけん引したことが就業先に高く評価されました。またスタッフサービス・エンジニアリングの社内表彰でも全国最優秀賞を受賞。
現在は企業情報管理士やTOEIC関連など、さらに4つの資格を取得し、スタッフサービス・エンジニアリングの社内講習会の講師まで任せられるようになりました。
今後の目標は情報セキュリティを極めること。娘が1歳半になり、家族を養う責任もますます大きくなります。そんな中で家庭も大事にしながらしっかり稼ぐためには、専門性を高めて自分のエンジニアとしての価値を上げていくしかありませんからね。
スタッフサービス・エンジニアリングのおかげで、大学中退でプラプラしていたころからは想像できないほど、エンジニアとしても、人としても成長できました。これからは配属先にこだわらず、自分の強みや専門性を生かしていきたいと思っています。
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