「医療で社会に貢献を」外国籍社員を惹きつけた日本ストライカーの魅力と異文化の衝撃

なぜパートナー企業から、海を渡って日本ストライカーに──? スペイン出身のハビエル・オソは、ストライカーグループの情報システム構築を支援する外部パートナー企業の社員から、6年前に転職。2013年に入社しました。そんな彼だから感じる、ストライカーの魅力がありました。

外部パートナー企業から転身 10年以上続いたストライカーとの関わり

現在は情報システムの設計を担うビジネスアーキテクトとして活躍するハビエル。ストライカーグループとの関係は、パートナー企業で働いていた10年ほど前にさかのぼります。

ハビエル 「日本ストライカーの社員になる前から、外部パートナー会社の社員として、各国のストライカーの情報システムの構築支援に携わってきました。そこから考えれば足掛け 10年以上、さまざまな国でストライカーの人々と仕事をしてきました。
外部パートナーとして一緒に仕事をするやりがいも感じていましたが、次第にストライカーが大切にする価値観に惹かれていきました。ストライカーが医療に携わる企業ということも、魅力を感じた理由のひとつでした。
ストライカーは、医療機器メーカーとして、皆さんの生活をよりよくするために、どのように貢献できるかを常に考えています。パートナー企業側で働いているときから、ストライカーの一員である日本ストライカーも同じ価値観を大切にしていると感じていました。国が違っても大切にしていることが変わらないってすごいことです。だから、日本ストライカーに『社員になることに関心はないか?』と聞かれたときに抵抗は無かったんです」

外部パートナーとして業務を行ってきたハビエルだからこそ見えていたストライカーの姿が、そこにはあったのかもしれません。

とにかくパソコンが大好き 各国で勤務、日本人の妻との出会い

ハビエルの生まれはスペイン。幼少期からコンピュータゲームが大好きだったと言います。クリスマスに、当時まだ高額なパソコンをねだって父親を困らせたこともありました。

ハビエル 「コンピュータというものにとても興味を持ちました。次第にその仕組に興味を持ち始め、大学ではテレコムエンジニアリングやコンピュータサイエンスを学び、スウェーデンでビジネスシステムデザインの学位を取りました。情報システムの会社に就職したのも、ごく自然な流れだったんです」

学生生活が終わると情報システム構築の会社へ入社し、システム構築を担当するようになります。母国のスペインだけでなく、カナダ、デンマークなど多くの国で働きました。

ハビエル 「さまざまな国で異なる文化を感じながら働くことは、いいところも悪いところもあります。デンマークを例にあげると、福利厚生はいいですし、とても平等な社会だと思います。ただ、自分には天候があまり合わなかったのです。特に 11月から 12月にかけては日中でも暗い日が多く、天候もあまりよくありませんでした(笑)」

日本へ移住したきっかけは、後に妻となるパートナーとの出会いもありました。

ハビエル 「私の妻は日本人です。家族で一緒に暮らす場所をどこにしようか、ずいぶん話し合いました。生活環境を吟味して、日本を選んだのは正しかったと思っています。

何より日本は、住みやすい国です。たとえば夜遅くにひとりで出歩いても安全だと感じます。電車は時間どおりにきますし、病院や医療制度もしっかりしていると思います。教育への取り組みもきちんとしていますね。家族のことを考えれば、こんなにいい国はありません」

ただ、日本での生活に慣れるには、ずいぶん時間がかかることもあったようです。

日本でシステム更新に挑戦 「完璧」求める文化への驚き

日本ストライカーの外部パートナーとして請け負ったハビエルの仕事は、日本ストライカーで長期にわたって使われていた古い基幹情報システムを、ひとつの新しいシステムに移行・統合するプロジェクトです。

ハビエル 「 30を超えるさまざまなシステムを組み合わせて使っていた当時は、組織変更や新規ビジネス案件があるたびに、組み合わせた個々のシステム機能を更新や互換性を再確認する必要がありました。しかしシステムを統合することにより、こうした個別のシステムを一つひとつ確認、調整する必要がなくなりました。ワンストップでできるようになるため、大幅な時間短縮につながり、会社の意思決定や行動を早めることができます」

ヨーロッパやカナダのストライカーグループで同様のプロジェクトを成功させてきたハビエルですが、日本では要件も多く、大変な苦労があったと振り返ります。

ハビエル 「日本のビジネスは、業務プロセスがほかの国より複雑になっていると感じました。英語などのヨーロッパの言語でのシステム構築の場合には、 1バイト文字(半角文字)を用いますが、日本語におけるシステム構築では、 2バイト文字(全角文字)を用いる必要があります。これも大きなチャレンジでした。

また、プロジェクトに関わっていたパートナー会社のメンバーは皆外国人で、ほとんど日本語を話しません。一方で日本ストライカーの社員は日本語でのコミュニケーションが主です。最初はスムーズなコミュニケーションを取れずに苦労しました」

日本に移住したばかりだったハビエルは、プロジェクトを走らせながら、ヨーロッパと日本文化の違いを学んでいったといいます。

ハビエル 「プロジェクトを進めていくなかで、変更や決断が必要となったとき、承認を得るプロセスが欧米と日本では大きく異なると感じました。海外では、システム上のエラーはもちろん望まれるものではありませんが、許容されます。しかし日本では、システムは常に完璧に機能することが求められます。エラーは許されないんです。

また、プレゼンテーションの仕方も違います。ヨーロッパでは要点のみがまとまったスッキリとした資料が好まれます。しかし、日本の場合は資料に多くの情報を入れることを好みますね。文字数も多くなります。何か仕事を進めるときに、詳細なプロセスを示していくことが日本で仕事を行う時には重要なのだと、学びました」

なかでも、ハビエルが特に衝撃を受けた文化があります。

ハビエル 「日本は完璧を求めるあまり、ミスが許されないんですね。海外から見ても日本製品の品質の高さは熟知していましたが、やはり住んでみるとほかの国では見られないような、 “完璧主義 ”というものを感じました」

ハビエルは、その衝撃をポジティブな魅力として捉えていました。

ハビエル 「ですが、そんな日本の文化を悪いとは思いません。人の命を預かる医療分野においては、ミスは許されないからです。まさに日本ストライカーも、そこにミッションを持って動いているんだと気づきました。医療に携わる会社として、ミスは絶対にあってはいけないと誰もが強く意識しているんですね。そんな思いに私も触発されて、要件の多さにめげず、プロジェクトを一歩一歩解決へ導いていきました。

このプロジェクトを通して、言語や文化に大きな違いがある場合や、日本でビジネスを行うときの仕事の進め方やスケジュール感覚について学びました」

当初1年で完了させる予定だったプロジェクトは、結果1年半かかりました。困難が多かっただけに、ハビエルは充実した時間だったと振り返ります。

そこで、ハビエルを正社員として迎えたいと、声がかかったのです。

情報システム設計の責任者へ 自分の挑戦、会社の成長につなげて

ハビエルが日本ストライカーに入社し、すでに5年以上が経ちました。外部パートナー時代からストライカーに感じた魅力が揺れ動くことはありません。

ハビエル 「実は今ちょうど、仕事内容が変わるタイミングなんです。これまでのミッションは、情報システムの担当者として、製品を顧客に届けるまでのサプライチェーンにどのような課題があり、それをどのように改善するべきか、各部門のリーダーと共に考えることでした。時にはプロジェクトのマネージャーを務めることもありました」
ハビエルの新しい仕事は、日本における情報システムサポートチームの責任者です。また、ストライカーが全世界で進めている新しいシステムソリューション構築でも日本での責任者を務めます。移行期なので、この先どうなるのか未知の部分が多くありますが、ハビエルはこの変化を自分にとっていいことだと捉えています。

ハビエル 「どのような仕事を担うにしても、ストライカーが示す価値観が私にとっての道しるべとなっています。正しいことを正しく行い優れたサービスを提供することを、常に忘れてはいけないと思っています。これから先、課題も出てくるかもしれません。そんなときに、ストライカーのミッションや価値観に立ち返ることで、正しい選択ができると思っています。

ストライカーという会社は、常に変化し、成長していく会社です。ですから、私自身も常に新しいことに挑み、成長し続けていかなければいけないと思っています」

ハビエルのように多様性のある人材が活躍することが、日本ストライカーの成長にもつながります。

ハビエル 「ストライカーが成長すればするほど、世のなかで命を救われる人が増える。それはとてもすばらしいことだと思います。だから、私たちは今後も変わり続けていく必要があるんです。

私も会社とともに成長を続けていきたい。よきリーダーとなり、ほかの人から信頼され、ほかの人の成長を助けられるような人材になりたいと考えています」

「医療で社会に貢献する」という価値観が、ハビエルのような多様な人を集め、成長につながる──。ストライカーならではの価値観が、社員一人ひとりに根付いていることが感じられました。

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