「コンサルティング」×「IT」×「士業・師業」 スタイル・エッジ200%成長の軌跡

士業・師業に特化したハンズオン型総合コンサルティング事業を展開する株式会社スタイル・エッジ(代表:金弘厚雄)。「事業の発展には、クライアントの事業を主体的に捉えることが重要」と語るのは執行役員・人事部長を務める花咲圭祐。創業期から今に至るまでの成長の軌跡を振り返ります。

クライアントの本質的な課題を解決できなければ、事業としての意味がない

▲創業間もない頃のオフィスの様子

「多くの社会問題がある中、トラブルを抱える人の大半が知識がないことで損してしまっていると思います。その状況を少しでも変えられないか、知識格差をなくし、すべての人が安心して暮らせる社会をつくれないか?」

このような思いを持ち、代表の金弘厚雄は10年前の2008年にスタイル・エッジをを創業しました。そして翌年の2009年、弁護士や司法書士を紹介するポータルサイト運営によるWebマーケティング事業を開始しました。

このWebマーケティング事業は、年々右肩上がりに伸びていきました。

しかし、あるとき、クライアントの弁護士の先生から「おかげさまでお問い合わせはたくさんいただいているんだけど、結局、正式な依頼につながっていないんだ」といった悩みを打ち明けられました。

「潜在顧客の集客」という、私たちに課せられたミッションは達成していましたし、それによりスタイル・エッジの売り上げは上がっていました。

ただ、正式な依頼につながらなければ、クライアントにとっては何ら本質的な課題解決にはなっていなかったんですね。

要するに、クライアントサイドで潜在顧客を顕在化させるという肝心の営業活動ができていなかったのが実情だったんです。

ここで、代表の金弘厚雄は本質的な解決のためにはどうすれば良いのかを考えました。
そして、新たに始めたのが「弁護士事務所・司法書士事務所への営業コンサルティング」です。 

まさにクライアントの事業を主体的にとらえた事業展開を進めたわけです。

大事なことは、潜在顧客である相談者に寄り添い、想いをくみ取り、顕在化させて専門家へとつなぐことです。
 そのためには、相談者の立場に立つことのできる想像力や共感力、ホスピタリティが必要になってきます。 

代表の金弘厚雄はこの課題へのフォローを手厚くし、お問い合わせを正式な依頼につなぐための支援に力を注いでいきました。

経営戦略の提案で終わらせない ハンズオン型総合コンサルティング会社へ

▲事業成長に伴う、2度目のオフィス移転

いざ正式な依頼が増えていくと、今度はクライアントの弁護士の先生から「うれしい悲鳴に聞こえるかもしれませんが、依頼が増えて人手が足りずに困っています(笑)」と相談されました。

ここでも代表の金弘厚雄は「クライアントの事業を主体的に捉える」というスタンスを大切にしました。

「人手が足りないならば採用を強化しましょう」と、営業コンサルティングの次は「採用コンサルティング」にも乗り出しました。

採用コンセプトの策定から採用マニュアル作成、面談フロー、母集団形成、そして実際の面接への立ち合いまで行ない、弁護士採用、事務員採用を成功させて「人手不足」という課題を解決しました。

一般的には、Webマーケティング事業でうまくいったのだから、広告主をより増やしていく、またはWebサイト運営のノウハウを生かして他業界に広げていく、といった展開が多いのではないかと思います。

このように代表の金弘厚雄が常々口にする「クライアントの事業を主体的に捉える」というスタンスがスタイル・エッジの事業が拡大していった成長の鍵なんです。

結果、「事業計画」「ITインフラ構築」「マーケティング」「営業」「PR・ブランディング」「採用」「組織マネジメント」といった、経営に欠かせないノウハウを法令遵守に基づきワンストップで提供する、ハンズオン型の総合コンサルティング事業という今の形に行き着きました。

スタイル・エッジのコンサルティングは、よくある「経営戦略を提案して終わり」というコンサルティングではなく、クライアントのことを自分ごととして捉えて「これはもっとこうした方がいいんじゃないか」「あれも必要ではないか」と常に思考をめぐらせ、実行の支援まで責任を持って行ないます。

住宅ローン返済に悩む方たちを救うべく、不動産の任意売却事業を開始

▲現在のオフィス風景。働きやすい環境づくりにこだわっています

士業部でのコンサルティング事業の他にも、設立から3年目の2010年、初のグループ会社である株式会社スタイル・エッジREALTYを設立しました。スタイル・エッジREALTYは不動産事業をメイン事業としています。

「コンサルティング会社が不動産会社を展開する」というと、一見つながりがないように思われる、これもまたクライアントの課題を主体的に捉えることから始まったんです。

士業部の担う弁護士事務所・司法書士事務所へのコンサルティング事業を通じて、さまざまな法律の問題を目にしましたが、そのなかのひとつに「住宅ローンが払えずに困っている方々が多くいる」というものがありました。

そういった方々のトラブルを解決するには弁護士の先生の力とそういった問題に対しての知識がある不動産会社が必要になります。だけど、当時はクライアントの弁護士事務所も、知識のある不動産会社を探すのが大変だったんです。

「だったら自分たちでやろう!」ということで、新会社を立ち上げたんです。これもクライアントである弁護士事務所の課題に主体的に取り組むというスタンスから始まっています。

さらに、クライアントの先にいる住宅ローンでお困りの方の課題の解決にもつながっています。

創設10周年を迎え、前年比200パーセントの成長を記録

▲創業10周年記念の集合写真

スタイル・エッジは2018年の6月、設立10周年を迎えました。

「クライアントの事業を主体的に捉える」というスタンスを貫き続けた結果、クライアントの成長がそのままスタイル・エッジの成長につながり、さらに口コミからクライアント数も増えていって、近年では前年比200%の成長を記録するようになりました。

2016年には、現在のオフィスとなるアグリスクエア新宿に本社オフィスを移転。無事に創業11年目を迎え、メンバー数も200名弱にまで増えました。

一気にメンバーが増えたこともあり、「創業当初から大事にしているマインドをいかに浸透させ続けるか」「マネジメント層をどう育てるか」という一種の成長痛も味わっているところです。

これらの課題と日々奮闘しながら、事業拡大を図っているとはいえ、根本には創業以来、知的スペシャリストと悩みを抱える方々をつないで、知識格差をなくし、すべての人が安心して暮らせる社会をつくりたいという想いがあります。

この想いを軸に、今後はITのさらなる活用に力を入れていきたいと考えています。

この業界で仕事をしてきて感じるのは、ITを最大限活用できていないことです。やはり、まだまだ紙での情報管理が多く、顧客管理、電話管理や入出金管理も旧来のシステムのままです。

したがって、新しいシステムを導入することで、計り知れないほど業務効率が改善できる業界だと感じています。

スタイル・エッジはコンサルタントだけでなく、多くのエンジニアも活躍しており、クライアントに対しシステムを独自開発し運用しています。

今後はそれをさらに推し進め、AIなどの技術を活用し、リーガルテック事業を強化していきたいと考えています。そして、業界全体を変革することでリーガルサービスをより身近なものにできればと思っています。

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