「誰もやってなかった新しいモノを作り出したい!」 “リア充”青年が起業家マインドに目覚めた瞬間

同窓会代行サービスや同窓会SNSを提供する笑屋(しょうや)株式会社の創業者 真田幸次の半生を振り返ります。
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少年時代からはじまっていた「笑屋」創業の原体験

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東京のド真ん中、千代田区の北部に位置する神保町で生まれ育った真田少年はとにかく好奇心が旺盛でした。3兄弟の末っ子だったためか、お兄ちゃんやお姉ちゃんを真似て、バスケや野球、ホルン演奏などどんなことにでもまずは挑戦。

末っ子気質が功を奏したのか、要領がよく、あまり周りに敵をつくらないタイプでした。「自分で新しいモノを生み出すこと」が誰よりも得意で、誰も思いつかないような新しい遊びを考えてみんなに提案ーー。楽しく遊ぶなかで、「もっとこうした方がおもしろい」「こうすればみんなが楽しめる」と試行錯誤しては、自ら音頭をとって実践するのが大好きな少年でした。

そんな少年時代の体験が、のちに「笑屋」を創業するエネルギーになっていたのかもしれません。

「初めて稼いだお金は、自分の学費」“リア充”少年の秘密

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中学生になった真田少年は、当時一番楽しいと感じていた野球を続けながら、持ち前の要領の良さを生かして勉強や遊びもバランス良くこなしていました。

友達や先生との関係も良く、いわゆる“リア充”な生活を送っていましたが、実は周りには明かせない、ある秘密があったのです。

それは、隠れてアルバイトをしていたこと。

真田の父が以前経営していた飲食店の借金が残っていて、家計は火の車。「うちにはお金が無いけど進学したい。無いなら自分で稼げばいい!」という強い想いで中学生ながら知り合いの飲食店で皿洗いのアルバイトをして、高校に進学するための費用を稼いでいたのです。

自分のチカラで大きな壁を突破し、無事に都立三田高校に進学。高校でもアルバイトをして自分の学費を稼ぎながら青春を謳歌しました。文化祭ではバンド結成、ダンスや硬式テニスなど、興味を持ったものは全て挑戦。相変わらずの“リア充”っぷりでしたが、時には「“皆と同じ”髪型は嫌だなぁ」と、後ろ髪だけを腰まで伸ばし続けて「あいつちょっとイカれてるんじゃないか」なんて人から言われることも。

やりたいことや自分の気持ちに正直で、それを即行動にうつす強い意志、そしてオリジナリティを大切にするところは、社長になった今でも変わりません。

はじめての挫折が、人生のターニングポイント

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そして学習院大学経済学部に進学した真田。もちろん、進学にあたり費用は自分で稼ぎました。

大学生になって視野が広がり、真田青年は更に色々な事に挑戦するようになります。特に水上スキーの魅力に引き込まれ、練習を積み重ねていくうちに、なんと海外遠征をするまでの実力に。

しかし当時の日本の水上スキーのレベルは世界とは大きな隔たりがあり、本場の海外では実力が全く通用しないというちょっとした挫折を味わいます。真田青年は生まれ持った要領の良さをここでも発揮し(?)、水上スキーに見切りをつけます。さて、次は何をしようか……?

実はこの海外遠征をきっかけに、海外に興味を持ちはじめていました。「よし、次は海外だ!」さっそく国際関連の会社でインターンとして働きはじめ、将来は国際平和に関する仕事がしたいと思うようになります。

真田 「でも実際その世界に行ってみると、自分はまだ力不足で、まだ早いな…って思ったんですよね。貧しい国の子供達を笑顔にする前に、まずは自分や家族、友達など身近な人たちを笑顔に、幸せにする仕事がしたいとわかりました」
そこで自分の将来の仕事を真剣に考え始めた真田は、一冊の本に出会います。

真田 「その本を読んだとき、自分のなかに電気が走りました。脱サラしたひとりの男性がそれまで日本になかった文化を取り入れた事業を始め革命を起こした自伝本なのですが、これを読んで自分のなかの“社長”と“起業家”は違うのだということにはじめて気づきました。いままで誰もやってなかった新しいモノを作り出す、“起業家”ってかっこいい。やってみたい。これで人々を笑顔にしたい!と思い、起業家を目指しはじめたんです」


このとき真田青年は、自分の中にあった“点と点が、一本の線になる”のを感じたのです。持って生まれた要領の良さの裏に隠された、抑えきれない好奇心、芯の強さ、課題解決力、行動力。そのすべてを繋げたのは、「起業家になる」という夢でした。

「“sho-ya”ではなく“syoya”」社名に込められた想い

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そして真田青年は「25歳で起業する」と決意します。やると決めたからには、その環境をも自分でつくろうと、起業家志望の人が多く集まる会社に就職。

新卒一年目から、人材系の東証一部上場企業の子会社立ち上げと、ビジネススクールの新規立ち上げを経験しながら、毎週末は新卒同期の中でも特に起業家マインドが熱かった5人で集まりビジネスモデルや起業の勉強をする日々。

学生時代から、学費のためのアルバイトをしながら遊びや勉強も一切手をゆるめず両立してきた真田にとっては、ハードな実務をこなしながら起業への道の歩みを進める事は全く苦ではありませんでした。

そして2009年1月15日、「笑屋(しょうや)株式会社」と「代表取締役 真田幸次」が誕生。笑屋(syoya)という会社名は、新卒同期で特に起業家マインドが熱かったあの5人の名前の頭文字をとったもの。あのときの熱い思いをいつまでも忘れないように、そして世の中にも身近な人たちにも笑顔を届けたい!という真田青年の想いが込められています。

そんな笑屋がなぜ今の「同窓会サービス」というビジネスモデルに辿り着いたのか。そこには、またなんとも“真田らしい”エピソードがあるのですが、それはまた次の機会に。

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