子供が生まれても、やりたい仕事を諦めたくなかった──入社10年目、決意の転職

ITを駆使した顧客の価値創造や社会貢献をミッションとするテックファーム。同社でプロジェクトマネージャーとして働く前田晴美は出産を経て、自分がやりたいエンジニアの仕事を続けられる環境を求めて同社へ転職してきました。前田がテックファームを選んだ理由、そして働く過程で得た気づきとは。
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子供が生まれても、やりたい仕事を諦めきれなかった

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テックファームに転職して約2年半くらい経ちますね。今はPM(プロジェクトマネージャー)をしています。以前は自社サービス系の会社で10年程働いていました。それだけ長い間勤めていたので、ずっとその会社にいるのかなと思っていました。

でも、出産を機に状況が変化したんです。育休を経てから会社には復帰できたのですが、子供の世話をするために定時で帰らないといけなくなったりしました。しかし当時の環境では、そうやって子育てをしながら開発の仕事を続けることが難しかったんです。

それでも私のなかではエンジニアでいたいという気持ちが強く、諦めきれませんでした。そこで子育てをしながらでも開発の仕事がやりやすいところに、転職をしようと決意したんです。

実は文系出身で、エンジニアになることなんて想像もしていませんでした。学生時代は演劇に没頭していました。みんなでひとつの何かをつくりあげることがとてもおもしろかったんです。演劇っていろいろな役割や期日などの制約があるんですけど、その制約のなかでお客様に最高なものを提供するというチャレンジが楽しくて。

毎回違うことをやり、毎回違うものを求められることもおもしろいと思っていました。モノづくりの楽しさを知ったのは、この経験がベースにあるのかもしれません。

ITの仕事を初めて経験したのはWEBの更新業務で、ここで初めてHTMLを覚えたんです。そのうち、知り合いからSIという業界を紹介されて下請けで働くようになり、プログラミング言語を覚えるなかで、開発って楽しいなと思うようになりました。

システムづくりという大きなプロジェクトに、ひとつの歯車として参加できることにやりがいも感じていました。そういった背景から、「私にはエンジニアの仕事が向いてるのかな」と思うようになったんです。

転職先選びでは育児の都合上、フレキシブルに働けるところを重視していました。その点、テックファームはコアタイムが10時-12時と短く、柔軟に働けるところが魅力でした。

勤務時間に加えて、自分の生き方にフィットする会社がいいなと思っていました。私、仕事が大好きなんです。仕事というか、開発ですかね。開発は新しいものに取り組む機会が多くて、毎回求められているものも、結果も違うのがおもしろい。飽きることがないんです。

私よりすごい人はたくさんいるけど、私だからこそできることがある

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テックファームに入社してから、1年後に何ができているのかではなく、今何ができるのかを求められることになりました。中途で即戦力として入社してきたわけなので。

加えて周りには自分よりもエンジニアスキルの高い人がたくさんいました。私自身としては技術のスペシャリストとしてやっていきたいとは思っていたのですが、自分よりもできる人が多くて、自分の方向性をずっと自問自答していました。

でもあるプロジェクトでPMを経験してみて、少し目線が変わって吹っ切れたんです。あれ?割とPMもおもしろいなって(笑)。

一番印象に残っている案件があります。業務改善がメインのプロジェクトでした。クライアントのご担当者様は私と同じママさんで、ずっとおひとりで業務をこなされている方でした。

ヒアリングにあたっては、何度も電話でお話する機会を設けるようにしました。コンサルティングの仕事は「何も知らないくせに」と思われるようなこともあるので、まずは相手をどれだけ理解できるかが大事だと思ったんです。とにかく話を聞いて大変なことを把握し、その方が業務整理できるように努めました。

人間、その人にしかできないことってあると思っています。機械ができることは機械がやればいい。その人はその人にしかできない仕事をすべき。

だから、その案件を担当したときに私は、クライアント様が自分らしく仕事をできる時間を少しでも増やしたいと思いました。開発まで担当した案件だったのですが、ツールを使ってその方が楽になったというお声を聞けたときは、とても嬉しかったですね。

感謝はいらないんです、ただその人が楽になったということが一番の幸せです。つくったけど使われなかったら、寂しいし悲しいじゃないですか。使ってもらえるのが一番。この為に生きてる感じです。

会社のなかで、技術的には私よりすごい人はたくさんいます。けど、私にはお客様と通じることができると思うので、それを武器にしていきたいなと思いますね。

バリキャリになれなくてもいい。長く働き続けるだけですごい

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PMの経験を通じてコミュニケーションは上手になったと思います。これからはいいチームをつくるために、メンバーの良さを引き出していきたいです。

自分も、どんな人も、完璧な人はいないです。ただ、その人の良さは必ずあるから、それを引き出していいチームにしたいなって思っています。昔はこんなこと考えてなかったんですけどね、なんでみんなできないんだって思っていました(笑)。

でも子供が生まれた今では、自分も時間が限られています。それによって時間内に収めるということがどれだけ大変かわかりました。最近では制約があるなかでいいものができたらいいな、と思うようになりました。

子供がいながら仕事を両立させることはとても大変です。PC持って走るんですよ。ずっと走っています。時にはPC作業しながら走りたいときもあるくらいです(笑)。仕事もちゃんとやりたいけれど、家庭もあるので、どちらも100%は難しい。

なので、頼れるものはものすごく頼るようになりました。昔は仕事も残業でカバーすれば、何でもできると勘違いしていたころもありました。そんな自分に対して、会社からの評価も良かったんですね。でもよくよく今考えたら、私の評価は残業していることで、時間数稼いだことのアウトプットだったんだなぁと思いますね。

ネットを見れば、バリキャリの女性のインタビューとかを多く目にします。私はバリキャリではないし、仕事のことも家庭のことも、どちらも完璧にできない。けど、どちらも着実に進んでいきたいですね。

身近に定年まで勤めあげている人を見ていて、それだけ長い間勤めあげることって素晴らしいなあと思っています。たとえバリキャリじゃなくても、働き続けるだけですごいことですよね。

自分ならではの視点で、誰かに貢献したい

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家族が、生活が少しでも豊かになることが夢ですね。もちろん、自分もハッピーでいたいです(笑)。ママになって思ったことなのですが、ママがハッピーであれば子供もハッピーだと思うんです。

もちろん、将来ITを使って世の中のママが楽しくなるようなサービスも考えてみたいですが、今はもっと身近なことで、働きやすい環境づくりもしていきたいですね。テックファームでも、会社としてリモートワークを推奨しており、少しづつ導入が始まっています。

私は通勤に往復で2時間かかります。この2時間がなくなるのはとても大きなことです。やりたいことが出来る時間が増え、子供と触れ合う時間も長くなることも嬉しいですね。

ただ、リモートワークを実際やってみてすごく難しい部分もあると感じています。今まで一緒に隣で働いていた人が、今どんな状況なのかすぐにわからなかったり、その人がどんな状態で体調がどうなのかもわかりません。今後リモートが進んでいくにつれ、お互い良いコミュニケーションづくりが必要になってくるでしょう。

少しでもより良い環境であれば、ママだけでなく全ての人が働きやすくなると感じています。私自身、長く働きたいと思っていることもあって、どうしたら皆が長く、無理なく働けるのかを考えていきたいです。

PMとしては、利益を生み出すことを一番に考えてはいますが、これも皆が楽しく働ける要因のひとつだと思うんです。私が心がけているのは、早くクライアントの課題を抽出できるようにPMとして働きかけをすること。ゴールを早く掴むことが出来れば、余裕をもってプロジェクトも進行できます。

とくに本質を理解できるよう、お客様がおっしゃっている内容の本当の意図は何なのかを探ることが私のやるべきことだと思っています。理由を模索することはとても難しいことではありますが、そこがやりがいでもありますね。

今の部署では、私のやる気を買ってくれている上司がいます。こんな仕事どう?とか、これもあるけどやってみるか?と声をかけてくれます。正直、ママの扱いって難しいと思うんです。帰らなくてはいけない時間も決まっているのですから。前職では、ママだからと責任ある部分は担当させて貰えないこともありましたが、今は他の社員と同じくフラットに仕事を振ってくれています。

また、内容はまだ口外できないのですが、とてもおもしろいプロジェクトを今進めていて無理してでもやりたいと思ってしまいます(笑)。やりたいことがあるってとても楽しいです。

今後も少しでも誰かの役に立ちたいし、自分自身もハッピーで居続けたいですね。

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