10年越しにたたいたテックファームの門。女性エンジニアが語る過去、現在、ミライ

2018年11月、テックファームに入社したエンジニアの天野恵子。彼女は10年の時を経てテックファームに戻ってきました。「以前在職していたときも、仕事にはやりがいを感じていた」と語る彼女。なぜ転職を決意し、再び戻ってきたのかーー。これまでの想いを天野が語ります。

IT業界へ足を踏み入れた理由。その原点は“接客”だった

▲天野恵子

私のファーストキャリアは、大手流通会社の、接客・販売員でした。とにかく人と接することが好きだったんです。

また、大学時代の4年間のアルバイト経験から、お客様とコミュニケーションを取りながら仕事をすることが得意だと感じていました。

さらに、その時代に台頭してきていた流通業界には男女平等に活躍できるフィールドがあったことも、新卒でその会社に入社した決め手のひとつです。

その会社では最終的に、売り場の監督・管理の仕事まで任せてもらえるようになりました。しかし仕事にも一通り慣れはじめたころ、これまでの仕事に少しずつ物足りなさを感じるようになっていきました。

私が所属していた売り場担当の仕事では、「与えられた商品を売る」という限られた範囲でしか戦略を練ることができなかったのです。

このとき、「もっとお客様にダイレクトにアプローチができ、人の生活を豊かにしたり、便利にしたりすることで貢献していきたい!!!」ということを強く感じたのです。自分のやりたいことが明確になった瞬間でした。

そこで考えついたのが、「エンジニア」。自分で考えたモノを実際につくって、人の生活を便利で幸せなものにできると感じたからです。そして私は心機一転、IT業界への転身を決意しました。

大きな決断をしたのは良いものの、技術スキルはゼロに等しく、すぐにIT業界への転職はできませんでした。その当時は、現在のような自主勉強用のフリーソフトも、教育をしてくれる会社もなかったですしね。

そのため、参考書を買って読みあさったり、VBAでなんちゃってビジュアルベーシックを勉強したりと、家でできることからはじめました。

そして、とある会社にマインドを買ってもらい、IT業界にめでたく踏み出すことができました!

そのIT企業は、規模が小さかったので、要件定義、開発、導入、保守、運用までなんでも自分でやらせてもらえる環境でした。

この会社で、“ワンストップでサービスを提供”した経験が、私のオリジンでもあり、今でも、この精神は息づいていますね。

いざプロフェッショナルの世界へ。待ち受けていた壁

その後、「自社内で受託開発できる会社、そしてプロフェッショナルなエンジニア集団のなかで働きたい!チャレンジしてみたい!」という想いから、テックファームに出会い、入社を決めました。

2005年頃のテックファームと言えば、業界のなかでもプロフェッショナル集団でした!最新技術を使って、常におもしろそうなことをやっていました。

しかも、ただおもしろいだけではなく、人の生活を便利にするなど、しっかりと世の中に大きな影響を与えるサービスを手掛けていたんです。

テックファームに入社し、まずはじめにGガイドのシステムエンジニア(以下、SE)としてプロジェクトにアサインされました。当時はまだ、VB、VBA、JAVAの経験しかなかった私ですが……。

自分でも比較的自信があった「顧客対応、調整する」というお客さんと向き合う仕事でフロントに立ち、大規模プロジェクトのSEポジションとして仕事をスタートさせました。

引き継ぎを受けた際には、「非常に難しい仕事だよ……。いろいろな方から意見を集約し、まとめていくのは大変だ……。」と言われていました。

しかし、実際にやってみると、その仕事は非常に自分にハマったな!と思いました。非常に忙しく、困難もありましたが、そのたびに「今できること、やるべきこと」を考え、柔軟に対応していく術に磨きがかかった1年間だったと思います!

しかしその一方で、テクニカルの経験を積むことが止まってしまいました。

1年後、SEからプロジェクトマネージャー(以下、PM)という役職になり、Gガイドを引き継ぎ、別のプロジェクトに異動することになりました。

実は、そのときに大きな挫折を味わいました……。PMとなり、「さぁやりはじめよう!」と足を踏み出そうとしたとき、自分の引き出しの少なさに気づいたんです。

思い悩み、何をしていいのか分からなくなりましたね。人を巻き込む力も当時はなかったです。

テックファームが嫌いになったというわけではなく、今の自分では、ここにいても何も貢献できないと思い、テックファームを去る決意をしました。

大手企業で感じたギャップ。しかしこの経験が自信を与えてくれた

退社後も、ITへの挑戦はつづけていました。

この頃、私はスーパーエンジニアとして活躍していくのではなく、スーパーエンジニアたちをサポート、マネジメントをしていくことが向いていると感じていました。

ある技術やフィールドに特化して深く掘り下げてやっていくというスタイルではなく、引き出しをたくさんつくり、どれも広く浅く学びながら、何かリスクが起きたときに修正できる軌道修正力や、お客さんとのやり取りにおいて状況の変化にも対応できる柔軟性を自分の強みとして生かしていこうと。

しかし、スーパーエンジニアをマネジメントしていくには、スーパーエンジニアのことを理解しないといけないですよね。そのためには、知識を広げる必要がありました。

知識を広げることで、エンジニアと会話ができ、最終的にマネジメントやサポートできると考えているからです。

そんな理由もあり、派遣社員という形で多くのプロジェクトに参加をし、経験を積んだ後、私は次のチャレンジをしたいと考えはじめました。

そこで、プロジェクトをマネジメントすることや、英語を使って働くことができる大手IT企業に正社員として転職しました。

自分のなかでこの転職は“大きな挑戦”でした。

これまでの経験を生かし、大きなプロジェクトを英語を使いながら回していくことは難しいことだろうと入社当初は思っていました。しかし、実際に働いてみるとギャップを感じたんです。

その会社は保守的で、自社システムをメンテナンスし、維持していくことがベースで、技術面では他の協力会社に依頼をすることがほとんどでした。そもそもエンジニアを会社で抱えていませんでした。

ここでの仕事を一通りやったときに、すでに何かやり遂げた気持ちが大きくなってしまいました。

しかし、この経験は無駄ではなく、私に自信を与えてくれたと思っています。

初めてPMとして周りを巻き込み、これまで培ってきたものを生かしながら、プロジェクトを回すことができ、得意であった部分の人とコミュニケーションを取り、柔軟性をもって仕事をしていくことができたからです。

そんなとき、テックファームでのことを思い出しました。

なぜなら、テックファームはエンジニアのプロフェッショナルが集まる場所だと知っていたからです。

テックファームを去ってからの10年間で多くの経験をし、困難な状況のなかでも乗り越える強さや、その上で得た知識が自信となり、今なら、どんなことでテックファームに貢献できるのか、テックファームで必要とされていくのかが分かった気がしました。

そして、10年前に一緒に働いていて現在、執行役員である遠藤に久しぶりに連絡を取ると、すぐレスをいただけ、遠藤、またその他取締役と面談の機会をいただけました。

数度の面談を通して、今のテックファームで自分が貢献できるポジションや、役割を話し合い、会社の成長へどのように貢献できるのか明確にすることができました。

そして2018年11月に10年ぶりにテックファームに戻ることになりました。

自ら考え動く。テックファームで思い描く夢とミッション

テックファームは昔も今も、プロフェッショナルエンジニアが集まっている会社だと思っています。

エンジニアたちが目を輝かせ、言われたことをやるのではなく、自らが考え、これ面白そうだね!これやってみようか!とチャレンジをし、それを自分たちのノウハウにしていく力を感じます。

これまで、いろいろな会社やプロジェクトを経験しましたが、個人でプロフェッショナルなエンジニアはたくさんいましたが、「組織としてのプロフェッショナル集団」にはいまだかつて、出会ったことがありません。

今では、「自分がスーパーエンジニアになる」ではなく、

「スーパーエンジニア集団をサポートし、コーディネートする」

ことが自分の最大のミッションだと思っています。

単なるPMではなく、ゴールに向けて良い着地ができるようにサポートする役割は、組織にとって必要であり、このサポートが組織としての強さに変わっていくと思っています。

テックファームに戻ってきてまだ2週間ほどですが、エンジニアたちが目を輝かせ、年次に関係なく前に進む姿、チャレンジしていこうとする姿を目の当たりにし、テックファームで自分がやるべきことも明確にわかっていますので、あとは突き進むだけですね!

これからプロフェッショナルな精神を持ったエンジニアとともに、人の生活が便利になったり、人の生活に役に立つような開発を一緒に続けていき、世界を驚かすようなサービスを提供していきたいです!!

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