まずは、自分の人生を幸せに――ひとりの時間価値を高めるという言葉の真意

株式会社TesTee (テスティー)は、アンケート調査に特化したアプリの開発・運用と、チャットツールの開発・運用、アプリに特化したリサーチ事業を展開しています。その根源にあるのは、創業者・横江優希の「限られた時間の価値をどう高めるか」という考え。横江がメンバーに伝え続けている想いをお伝えします。
  • eight

死のふちに立った経験が気づかせてくれた「時間の価値」

2208d1368f57072f7fd1ce391675c85151a7f088
▲大学を休学し、インターンをしていた時の横江。プログラミングを学ぶきっかけとなった

私たちテスティーは、大きく3つの事業を展開しています。リサーチアプリ事業、チャットツール事業、リサーチ事業です。すべての事業に共通するのは「モバイル」に特化していること。

モバイル体験の向上×マーケティングを軸に、まるでチャットをしているようにアンケートに回答、また対話している感覚で広告のリコメンドをユーザーに訴求することができるサービスとツールを展開しています。

テスティーを起業するにあたり、横江にとって特に大きな転機となったのは、高校時代に生死をさまよった経験でした。

もともと理系だった横江は、ぼんやりと医療の道に進むことを考えていました。しかし、センター試験直前に大きな事故に遭い、2カ月弱の入院生活を余儀なくされることに。生死をさまようほどの事故にあった当時のことを彼はこう振り返ります。

横江 「病院のベッドの上では過去のことから未来に至るまで多くのことを考えました。“自分を見つめる”時間だったと今では思っています。その時、将来についても考えました。
もともと志望していた医療の道はマイナスを正常に戻すという仕事でしたが、自分は新しい何かを生み出すような事をしたい。と思いました」

その後、無事に退院し大学へ進学。自分がなにかをつくり出す職に就きたいと自覚した横江の想いが“起業”へと変化を遂げたのは、大学時代に出会った人たちの存在がありました。

横江 「僕は社会を知りたいという想いから、大学を休学して、会社に勤めていたことがありました。その時、一緒に仕事をした“人生の先輩たち”は、常に、『次世代に向けて、何かを残していきたい』という広い視野で物事を見極め、仕事に取り組んでいたんです。
その姿に触発されて、自分もそうした先輩たちのように、次世代に何かを残し、バトンを繋いでいくような人間になりたい。そう感じて、起業を決意しました」

自分も次世代に何かを残したいと考えた横江は、大学休学時に従事していたエンジニア職の経験を生かして、大学在学中にアプリの受託開発会社を設立、その後、2014年に株式会社テスティーを設立しました。

ユーザーにより良いモバイル体験を届けるために

テスティーを設立後、横江はミッションを「人の時間価値を高める」と掲げました。

生死に関わる事故を経験して以来、限られた時間の価値をいかに高めるかを考えてきたことが影響しています。

横江 「事故に遭った経験から、時間が有限であるということを痛感し、『時間の価値』について考えるようになりました。自らの経験を生かし、人の時間の価値を高めることはできないか、そう思っている中で目をつけたのがスマートフォン、そしてスマートフォンアプリだったんです」

サービス開始当初はガラケーと呼ばれる携帯電話が主流でしたがiPhone(Apple)の誕生により爆発的に普及したスマートフォン。現在の所有率は国民の8割以上といわれ、特に20代では94.4%がスマートフォン保有者となっています(2018年総務省統計より)。

スマートフォンは、パソコンなど他の情報通信端末と比べても持ち運びが簡単なため、無駄な時間と捉えられてしまう「スキマ時間」に価値を与えることができると横江は考えたのです。

さらに、PCからスマートフォンへと保有デバイスが変化する中、若者はより便利な方へシフトし、ネット上のリサーチが主流であったリサーチ業界では、若年層の不足が課題となりました。

私たちテスティーは、そんな状況を打破するべく誕生したのです。

横江 「テスティーの展開するサービスでは、アンケートに回答していただく代わりに、そのスキマ時間を価値に変えるためギフト券などに交換できるポイントを付与しています。
チャットで会話しているように直感的な操作で簡単に答えられることや、すべての質問を回答するまでにかかる時間も考慮してユーザーにとってストレスのないような運用を心がけています。
電車移動の間やメールの返信待ちの時間など、スマートフォンをなんとなく使うわずかなスキマ時間でも価値に変えられることをユーザーに体験してもらいたいです」

“時間”の価値を高めていくーー横江のその想いは、プロダクトにとどまりません。

「働きやすい制度」はメンバー主導。人の時間価値を高める取り組みは社内にも

F36feee9f2ee329a28cefa32c25bae066d9ada9b
▲メンバー同士のコミュニケーションの場として設けられた、月に1度の「テスティー会」

横江は、共に働くメンバーに対しても時間というキーワードを通して伝え続けていることがあります。

横江 「会社の歯車になるのではなく、会社を人生の歯車として使ってほしいとメンバーには伝えています。テスティーのメンバーの一員になったからには、人生を悔いなく過ごしてほしい」

そこには、時間を有効に活用して、自己成長の場として会社をうまく使ってほしいという想いが込められています。

共に働く組織の一員であるという意識を常に持ち、やりたいと思ったことを実行できるようにメンバーを支える役目が代表というポジションだという横江。

そんな横江の想いは社内制度の整備にも反映されています。現行の社内制度は社員主導で案を出し合い、決定にいたるまで社員と共に進めました。

横江 「社内メンバーと、働き方の根本を考えました。時間を有意義に、また時間管理の意識を持って欲しいと考えて社内メンバーと相談した結果、フレックス制を採用しました。

そして、社内から昼食後に昼寝をする『シエスタ』という制度をつくろうという声も上がりました。集中するために休憩をするのは理にかなっていると思い採用しました。作業効率を上げるために、昼寝(小休憩)を自由に取ってもらっています」

時間を有意義に活用することで、効率が上がったという声は社内からも上がっています。

社員 「フレックス制が採用されてからはコアタイム(11:00〜15:00)の間を中心に会議を入れたり、ランチ補助制度を利用して、普段話さない他部署のメンバーとご飯に行ったりしています。おもしろい趣味を持っている個性的なメンバーが多いのでとても楽しいです。
また、早く出社する代わりに、夜も少し早く帰って趣味の時間をとることができるのはフレックス制の魅力だと。そして、私生活の充実は仕事のモチベーションになります」

テスティーが抱く今後の新しい指針、変わらない指針

71bcb5609ced32a761d47fb3da8ab38e30ca3e75
▲「“個”の時間価値を高めることによって、社会に貢献したい」と横江は語る

「時間」を軸に考えられたテスティーのミッションは「人の時間価値を高める」です。

今は大きな組織に属していれば安泰という時代ではなく、諸々のインフラ、サービスによって個人で勝負できる時代。 自分の力を特定のことに注がず、同時に複数のことを行なうといった複線的なキャリアも可能になっています。

しかし、その中でも人間に与えられた時間は24時間しかありません。今後は限られた時間の中でどう時間を利用していくかといった個人の能力が求められます。

社外、社内に対して、個の時間価値を向上させることによって、社会に貢献したいーーこれは、横江がメンバーに対して言葉やプロダクトを通して伝え続けている変わらない想いです。

横江 「将来的には、時間の使い方もより複線的になると思います。その体験をユーザーにはテスティーの運営するサービスによって身近に感じてもらい、スキマ時間をより価値のあるものとして過ごしてもらいたいです。
さらに、それらのデータを利用してより良い商品やサービス、広告を届けられるようにマーケティング業界を支えていきたいと思っています」

このような未来を描く横江には、お世話になった人々から受け取ったバトンを、次は自分がつないでいきたいという確固たる想いが秘められています。

バトンをつないでいくために、メンバーとともに進む横江の挑戦は続きます。

関連ストーリー

注目ストーリー