委員会やサークルに所属していなくても、戸板女子短期大学なら変わることができる

2019年5月現在、戸板女子短期大学服飾芸術科2年生の末本望夏さん。彼女は、部活同好会や委員会、広報スタッフにも所属していませんが、入学早々から大きなイベント参加を経験しました。戸板女子短期大学で1年間を過ごした彼女が、自らの経験と大きな夢を語ります。

一瞬で虜になった戸板女子短期大学のオープンキャンパス

▲戸板女子短期大学服飾芸術科2年生の末本望夏さん

私は幼少期から引っ越しが多かったこともあり、人見知りで引っ込み思案な性格でした。高校時代でもこの性格はなかなか直らず、目立つことや挑戦することに背を向けていました。そんな私が、戸板女子短期大学を知ったのは、高校3年生の時です。

元々ファッションが大好きだったため、服飾関係の進路を考えていました。そこで、「服飾」「短期大学」と検索し、ヒットした2校のうちのひとつでした。

最初は自宅からも近い短期大学に行こうと思っていました。しかし、戸板女子短期大学のホームページを見た時のわくわく感が忘れられませんでした。そこでオープンキャンパスだけは、父と一緒に行ってみることにしたのです。

戸板に、足を踏み入れた瞬間、広報スタッフである、チームといたんの先輩の笑顔と活気に圧倒され、一瞬でファンになりました。チームといたんの先輩方は緊張していた私にたくさんの話題を振ってくださりました。そのおかげで、自然と私も笑顔で話せていたことを今でも覚えています。また、授業体験では小さい頃からの夢だった服のデザインや興味のあったウェディング業界、服飾業界のことを相互的に学べることを知りました。なりたい職業がまだ明確ではなかった私にとって、これらはとても魅力的なものに見えました。このことから「自分の可能性が膨らむこの短大に入りたい」と強く思いました。

そうして戸板女子短期大学を受験することを決めた私は、反対する両親を説得して、晴れて2018年4月に入学しました。また、この時に「自分からなんでも挑戦する」ということを心に決めました。

「東京ストリートコレクション」に裏方として参加。濃密な3日間を過ごした

▲「東京ストリートコレクション」のフィッターへの応募が、スタートでした。

入学して、まだ1カ月しか経っていないとき、大きな挑戦のチャンスがやってきました。それは武蔵野の森総合スポーツプラザで2018年5月に開催された大イベント「東京ストリートコレクション」のフィッターへの参加です。

フィッターとは、モデルさんに衣装を手渡しし、サイズや着方などの確認を行います。その後、衣装の片付けや誰がどれを着るかの確認をする仕事です。本番では自分の担当のモデルさんにフィッティングとヘアメイクの時間を伝えたり、移動の際に誘導したりもします。入学早々に、2万名規模のイベントの裏方スタッフに参加するチャンスが来るなんて、夢のようだと感じました。そこで思い切って応募した結果、合格。参加できることが決まりました。

正直、初めは楽しみではあるものの不安の方が大きかったです。 でも私自身このような仕事をすることが夢だったこともあり、学ばせていただいたことがたくさんありました。「東京ストリートコレクション」には準備2日と本番1日の計3日間参加したのですが、私が予想していたよりも、はるかに濃密な3日間となりました。

準備1日目は、人の指示を待つ事だけしかできず自分はなにもできていないと感じた1日でした。「みんなは率先して仕事をやっているのに」「このイベントのスタッフに選ばれたのに」という焦りや申し訳なさが募るとともに、「私はこの機会を無駄にしている」と思いました。そこで、準備2日目はその悔しさをバネに自ら動くことを意識しました。モデルさんが通りやすいようにレイアウトを変えたり、すぐモデルさんに手渡しできるように衣装の順番を揃えたり、椅子を増やしたり……。自分のできることを自ら見つけ仕事をすることができ、1日目の反省が生かせた日でした。

そして、イベント当日は、モデルさんの引き回しをしました。実際にテレビや雑誌で見るモデルさんたちを目の前にし、意思疎通をする事で、自分がこの大きなイベントに参加してるんだと実感しました。多くのスタッフの方がいる中で、私もこのイベントのスタッフの一員という目で見られるため、この業界の厳しさも知りました。慣れない仕事ばかりで焦ってしまう時もありましたが、周りのスタッフの方が優しく教えて下さったことで、落ち着いてモデルさんやマネージャーさんに伝えることができました。

仕事をしていく中で、少しだけ観客の方に入らせてもらい、自分がフィッティングを担当したモデルさんが、大歓声の中ランウェイを歩いているのを見たときの感動は、今でも忘れられません。たった3日だけでしたが、自分がこのイベントにスタッフとして参加し、イベントをつくりあげる一員になることができました。終わった後の達成感は最高でした。

1年で大きく変われた。一つひとつの経験で学ぶことの大きさ

▲ミュージカルアニーなど、楽しく業界の現場を学ぶことができます。

大好きなファッションを学べる戸板女子短期大学に入学してから、私の性格は180度変わりました。「自分次第でさまざまなことに挑戦できる」と考え、「人見知りをしていても仕方がない」「自分からチャンスを掴まないと損をしているだけだ」と思うようになりました。それは、好きなことを学べる学校に入学したのだから挑戦してみようと自分で決めたからだと思います。また、両親を説得するために自分の意見をここまで押し通したのも短大受験時が初めてでした。

その後、私は2018年の秋にも朝月真次郎先生のご紹介で「ミュージカルアニー」の衣装スタッフや、舞台「イヴ・サンローラン」の撮影、記者会見に参加し、ミスの許されない現場で経験を重ねました。

また2019年3月に開催されたイベント「超十代2019」ではフィッター経験者として、高校生や他の学校の学生と一緒にイベントをつくりあげました。まだ慣れない高校生のケアや周りの状況を仲間と常に確認し、大事なことは全員で共有し合いました。それにより、自分自身も成長できていることに気づきました。

戸板女子短期大学でのあっという間の1年間、このような日々の中で私は「自ら考え、動くこと」が大事なことだと学びました。4つの大きなイベントに参加し、他ではできない貴重な経験をする中で業界の厳しさや意思疎通・返事・気遣いの大切さを身をもって知りました。また、それらはすべて言われてやるのではなく、自ら動くことが大切であると気づくことができました。

これは最近の話なのですが、高校時代の友人たちに会った際、「明るくなったね」と言われることが多くなったんです。これは自分を変えるきっかけをたくさん与えてくれた戸板女子短期大学のおかげだと思っています。

次に目指す大きな夢――「私がつくるファッションショー」

▲今年のTOITA Fesでファッションショーを企画しています。

私は、今年ある大きなことを考えています。それは、11月16日・17日に行われる、短大日本最大規模の学祭「TOITA Fes 2019」で、私の夢であったファッションショーを開催することです。きっかけは昨年参加したTOITA Fes。自分も「あのランウェイをプロデュースしたい、みんなにモデルとして参加してもらいたい!」と思ったんです。「自分にできるかな」という不安よりもはるかに大きく、その気持ちがありました。私は絶対成功させる、いいものにできるという自信があります。今から、始まる前の高揚感や戸板女子短期大学の学生が楽しそうにランウェイを歩いている姿、ファッションショーを成功させている姿を想像してわくわくしています。それは、この1年間で、自分で多くの挑戦と成功体験をしてきたからこそ言えるのです。

――自分が「変わるきっかけ」は、いつでもどんな時でもあります。実際に私も思っていたことですが、「どうせ私なんて変われない」とは思わないでほしいです。

私は、戸板女子短期大学でチームといたんや委員会、サークルなどに所属はしていないのですが、そんな私でもこんなにも、たくさんの経験をしてきました。

本当に何かアクションをするのは、自分次第なのだと思います。人間は思っているだけでは変われません。少しでもこれをやってみたい、私もあの先輩みたいになりたいと思ったのなら、それは大きなチャンスです。行動に移して失敗を繰り返しながら、自分の求めている成功に近づけると思います。もちろん、たくさんの経験をしていく中で壁にぶち当たることもあると思います。でも、戸板女子短期大学には味方でいてくださる教職員の方や先輩、同級生、後輩がたくさんいることを思い出して、共に乗り越えてほしいです。そうして得たものは必ず自分の人生において、忘れることのない良い経験になるし、結果も必ずついてきます。そんな私の経験は今、就職活動でとても役に立っています。経験したからこそ自分だ
けのネタが出来ることは自分だけのものです。 

将来、私は企画や開発の仕事に就きたいと考えています。イチからつくることが好きで、新しいものを人々に届けることによって幸せになってほしいという思いがあるからです。なので、まずは目の前のTOITA Fesのファッションショーから、突き進んでいきます。どうか変わることをあきらめず、たくさんの挑戦をして達成した時の自分を想像してみてください。それだけでわくわくするはずです。

やるかやらないかは自分次第。たくさん悩みながら、戸板女子短期大学で充実した学生生活を過ごしてほしいと思います。

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