駆け抜けてきた激動の30年間。今、支えてくれた社員に伝えたいこと

建設事業、不動産事業に加え、再生可能エネルギー事業やアグリ事業などの新規事業にも参入し、事業の幅を急速に拡げている私たちトーヨーグループ。代表取締役の岡田がこの30年を振り返り、そして支えてくれてきた社員へ、想いのたけをぶつけます。
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グループでシナジーを生むために。新分野を続々と開拓

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▲太陽光、バイオマス、アグリ、介護。一見つながっていないようで、しっかりとしたシナジーがあります

近年のトーヨーグループは、建設業や不動産管理業のみならずコインパーキング事業、リフォーム事業、太陽光発電事業、バイオマス発電事業、海外事業、プラントエンジニアリング事業、アグリ事業や介護事業コンサルなど数多くの新規事業にも参入しています。そして、今後は日本の技術を活かし、海外事業を本格化させようとチャレンジしています。

現在、海外では台湾、ベトナム、インドネシア、中国、スリランカでの事業を展開するまでに成長しました。その前に、「なぜ建設会社が太陽光?バイオマス?アグリ?海外?」と思う方もいらっしゃるかもしれないので、それらの現状についてもお伝えします。

再生可能エネルギー事業では自社で40メガワットの太陽光発電施設が福島を中心に稼働中です。その他、国家戦略特区である兵庫県養父市で食品残渣や家畜ふん尿を活用したメタン発酵発電施設、石川県輪島市では間伐材等を活用した木質バイオマスガス化発電施設を。

また、海外ではスリランカで政府開発援助(ODA)による医療用の焼却炉やインドネシアでの12メガワットの小水力発電施設にも着手しています。これらは全てグループで連携し、設計から調達・施工、保守やメンテナンスを行なうことで高い安定性と稼働率を可能にしています。

アグリ事業は、先進的な稼げる農業を確立することを目的としています。そのために、全国に農場とジュース等の加工工場を運営しています。なかには太陽光発電を組み合わせた日本最大のソーラーシェアリングや、メタン発酵発電施設から発生する消化液を飼料とした特別栽培米の生産も。

それだけではなく、研究にも力を入れています。筑波大学と共同で、高機能性品種の種子の研究開発や、AIを活用したあらゆるものにつながるIoTでの環境制御による最適化栽培、ロボットを使った先進農業の構築も進めて、現在は水耕栽培施設や高糖度の甘いトマトの栽培を行なっています。

また、中国では野菜を加工し、安心安全で栄養価の高い下茹で野菜として日本に輸入販売することで、飲食店等での人材不足の解消に役立てるなど、農家のお客様には若いころから信頼を頂き支援をしていただいているのです。この先進的な技術を日本の農家や農業参入する企業に提供していき、儲かる農業経営を行なう手助けをしたいと思っています。

会社だけでなく、社会としても必要な事業をやる

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▲相馬市長との立地協定の様子(2013年)。活動は葛飾だけにとどまりません

いろいろとやっていますが、軸は一つ。 “多様な事業とそのシナジーで新しい価値を創造し、持続可能で豊かな社会の実現に貢献する”を合言葉に、50年後、100年後を視野に入れた社会貢献、そして企業価値の向上を目指しているのです。

私たちが手がける事業には、大事なポイントが4つあります。

1.持続性があるもの
2.既存事業と相乗効果が出るもの
3.拡大ができること
4.社会に必要なもの

どんな事業をするか、これも大事です。ただ、もっと大切なこと、それは“必要なことをやっていく”こと。社会的にも意義のある成長産業であることも大切ですね。

私はイメージを大事にします。次のステップが頭にイメージとして出てくるのです。いろんなことが頭の中に浮いてきて、閃いたり、考えたりすると画像がでてくるので、成功までのイメージが漠然でも出ないときはやらないことにしています。

今、語る、支えてくれた社員への想い

私は社員に対して、非常に厳しく言うほうだと思います。ただし、一つ条件があり、私が厳しく言う社員は「私はこれをやれます、やりたい」と自分で決めた人間だけです。誰かの指示のもとでこの範囲でやっていきたい、と希望する人に無理を求めることはしていないつもりです。

社員にはやります、やりましょうという言葉を期待しています。チャレンジしてその後の判断で「やっぱり止めましょう」でもいいと思います。まずはチャレンジしてやると発言することが大事だと思います。日本人は、度胸がなく交渉やコミュニケーションが苦手で、どうしても「OKやります」という言葉がでてきません。

海外ではプロジェクトの提案を受けて、その内容に可能性があれば事業をすすめればいいと思います。内容に齟齬が生じたときはやっぱりやめたと言えばいいとも思います。私だってやろうとしてやめた事業はたくさんあります。やるといったらとにかく成し遂げる努力が大事ですが、時にはやめる勇気と決断も必要です。

海外の取引先から説明された内容に齟齬が生じてやめる時、「やると言ったのになんでやめるんだ」と言われた場合、「最初の話と違うから、説明を受けた内容のままであれば進めます」と堂々と言い返せばよく、突っぱねればいいと思います。しかし日本人はそれを嫌って、最初から「yesやりましょう」と言いません。

問題が生じたときには一歩降りるのか、もうひとがんばりするのかを自分で決めて、ちゃんと言ってほしいのです。そのときそのときの決断を早く、かつ、ちゃんと示すことが昇っていきたい人間には必要なことだからです。決断するには考えるわけですから、決断しないと考えることを途中でやめてしまうことであると思います。

私自身、悩みっていうのは今までなかったと思います。どうしたらいいかと考えるということがあっても、悩むことはありません。皆にも考える力をつけてもらい、最後まで成し遂げるという成功体験を身に着けることが大事です。

社会人としての価値を高め、ともに伸びる喜びを

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▲時には厳しいこともいう、ただ、それが岡田なりの愛情表現であり、真摯さでもあります

社員の皆には、もちろん当社でずっと頑張ってほしいと思っています。ですが、仮に他社に行っても能力を発揮できるよう、自分自身の価値を向上させていくことを望んでいます。要は、その人の人生を豊かにすること、これが一番大事だと。

もう少し給料がほしい、キャリアを積みたい人は宣言してほしいですね。有言実行で意思を示してもらいたいと思っています。

自分の生活を大事にしたい人は仕事の仕方を工夫すればいい。10時間かかっていた仕事は、書類の作り方や進め方を工夫して6時間でできるように、8時間で残業しないで帰るように努力するのも大事です。仕事だけをやればいいのではないです。プライベートの充実も大事だと思います。        

私はできるだけ断らないと決めているんです。断るのはラクだけど、人間ラクをしたら、そのラクがやめられないのです。その積み重ねで、「岡田に相談すると何とかなる」と言われて仕事を貰っていると思います。 

今は、お客様の方から仕事の相談に来ていただけていますが、昔は違ったので次の仕事が心配でした。トーヨーグループとして安定はしてきましたが、あの頃持っていた初心を忘れずにいたいと思っています。

そしてこの気持ちが海外へのチャレンジ精神を生んでいます。社員には頑張る手段を自分なりに創ってもらいたいと思います。建設業は少子化による人口減少により、成長が厳しくなってきています。しかし、まだまだビジネスチャンスはある。現在、再開発事業にチャレンジしている中で、中小では厳しい分野ですが参加できるように努力をしています。

新分野にはどんどんチャレンジしていきたいですね。社員には建設業は成長ができる事業であると信じてチャンスをつかんでもらいたいと思います。チャンスは毎日、目の前を通り過ぎています。チャンスを逃さない能力を身に着けてほしいです。

現状に満足せず、新しいことも勉強して学んでほしいですね。その中で成功体験を培って、成功イメージを持てるような人間がどれだけいるかで、グループの将来が決まってくると思っています。  

成し遂げる気持ちと意思をもって頑張ってもらいたい。ただし、それを成し遂げるには知識が必要であると思います。厳しいことも言うが、できることが増えると仕事は楽しくなります。仕事ができるようになることに貪欲になってほしいですね。私もまだまだできないことがありますし、社員とともに伸びる喜びは味わっていきたいですね。

そのためには、一歩前に進んでいることを意識することが大切です。目の前にあるものだけでなく、常に先を見てチャンスをつかんでほしいと思います。脳内シナプスがつながっていくように、新しい事業をつなげてシナジーを生み出していける、そんな人の登場を心待ちにしています。

最後に、お客様がいなければ仕事はありません。そのお客様に支えられて会社が成長してきたことを忘れないでほしいです。昔から信頼してくれていたお客様がいなければ、今の当社はありません。感謝とともに信頼に応えることを常に忘れず、えばらず、奢らず、めんどくさがらず、努力を続けていってもらいたいです。

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