国を越えた路線マニア同士の交流を円滑に──ロコの通訳サポート

現地に詳しい海外在住日本人に様々な依頼ができると、メディア関係者が取材やアテンドでトラベロコを利用するケースが増えてきました。デイリーポータルZなどのメディアで活躍するフリーライターの西村まさゆきさんもそのひとり。今回、ロコの通訳を経てロンドンの路線図マニアへの取材が実現した経緯をお聞きしました。

路線図鑑賞業界の伝説、マーク・オーブンデン氏への取材が決まった

▲西村さん(写真左)、オーブンデンさん(写真中央)、ロコさん(写真右)

トラベロコは、海外で「実現したいコト」がある日本人を、それをかなえるスキルがある現地の日本人(ロコ)がサポートする、日本人のための海外タウン・コンシェルジュサービスです。2019年現在、ロコが4.5万人以上、カバーしている国は171カ国にのぼり、これは世界の国の数193カ国(国連加盟国)の9割近い数になります。

多くのロコが世界中に登録するトラべロコでは、その特性上、自分に合ったロコに直接相談や依頼ができます。そのため、観光案内や、海外マーケットリサーチ、留学相談、カメラ撮影に視察サポートなど、その用途は多岐にわたります。

そして近年ではメディア関係者の利用が増えています。某テレビ番組のコーディネーターが現地サポートをロコに依頼したり、取材をしたりとその目的は様々です。今回ご紹介する、フリーライターの西村まさゆきさん(Twitter : @tokyo26)もそのひとり。西村さんはデイリーポータルZなどのさまざまなメディアで活躍し、『たのしい路線図』(グラフィック社)などの著書を執筆されています。

西村さんは、路線図鑑賞業界で伝説となっている書籍『Transit Maps of the World(トランジットマップ オブ ザ ワールド)』の著者 マーク・オーブンデンさんの取材がロンドンで決まったものの英語でのコミュニケーションに不安を抱いていました。その過程で出会ったトラベロコを利用し、結果的に国を越えた路線図マニア同士の対話取材を実現されました。

当初、不安を抱えていた西村さんが、どのようにトラベロコと出会い、結果的に現地での良質な取材につながっていったのか。その様子をご紹介していきます。

わかる英単語は“Exactly”。憧れの人と語るには、通訳が必要だった

▲ロンドンの路線図

今回西村さんが取材を実施したマーク・オーブンデンさんは、路線図鑑賞業界では伝説となっている書籍『Transit Maps of the World(トランジットマップ オブ ザ ワールド)』の著者で、業界では知らない人がいないほどの有名人。

そんなオーブンデンさんへの取材が決まったものの、自らの英語で取材をするのは難しいと考えた西村さんは、インタビューを円滑に進めるため、トラベロコで通訳を探したと言います。

西村さん 「『路線図の聖地ロンドンで、路線図マニアと路線図について語る』という記事を執筆するにあたり、マーク・オーブンデンさんへのインタビューが決まりました。 しかし、僕は会話中 “Exactly”しか聞き取れないくらい英語ができません。だからインタビューを円滑に進められるよう、トラベロコで通訳さんを探しました」

路線図マニアでもある西村さんにとってオーブンデンさんの取材は大変貴重な機会といえます。また、路線図マニア同士の話ということもあり、適切なコミュニケーションをするには上手に言葉とニュアンスを伝えられる通訳が必要でした。

一方で、渡航費も含めて予算が限られる中、通訳に当てられる費用は多くなかったと話します。

西村さん 「トラベロコは、主に費用面で選びました。通訳コーディネーターにお願いしようとも考えたのですが、結構高額だったんですよ。今回は日本からイギリスへの渡航費もあり、予算も限られていましたし……。『何かいい通訳のサービスがないかな』と WEBで検索したところ、金額的にも負担にならずに、かつ現地在住の日本人によるサービスが受けられるトラベロコを見つけました」

ロコに通訳を依頼することで英語での取材の壁を乗り越えた西村さん。事前にトラベロコ上でロコとコミュニケーションを取り合いながら、当日を迎えました。

通訳スキルの高さ、現地在住だからこその情報量に驚く

▲通訳の様子

西村さんには、以前仕事で通訳をお願いした際、スムーズな会話ができなかった経験がありました。しかし今回依頼したロコのLondon-Guideさんは、楽しむ余力を持てるほど満足のいく内容だったと話します。

西村さん 「 London-Guideさんの通訳はすばらしかったです。聞きたかったことはきちんと聞けましたし、言葉が通じないながらもオーブンデンさんとのコミュニケーションも取れました。 London-Guideさんは、コミュニケーションを楽しむ余力を与えてくれるというか、通訳に慣れているなと感じました」

路線図に関する話題ということもあり、普段のコミュニケーションではあまり出てこないワードが飛び交います。実際に日本文化を認知していないと伝えるのが難しそうな内容が多く発生した中で、London-Guideさんはわかりやすく伝えるサポートをしてくれたと言います。

西村さん 「路線図自体は基本的に見る趣味ですし、誰にとっても身近なものなので、そこまで難しい話ではないんです。ただ、日本の路線図について話す際、 “参勤交代 ”や “五街道 ”といったワードを、取材中に出したんですよ。


London-Guideさんは、普通なら海外の方にとって理解が難しい日本の歴史ワードを、オーブンデンさんにわかりやすく伝えてくれました。ここはやはり、日本の歴史や文化も知った上で、英語でわかりやすく伝える技術を持っている人だからこそできたことなのかなと思います」


通訳のスピードに関しても、互いに路線図の話で盛り上がり会話のスピードが追いついてこないことも予想されました。しかし、それぞれの話を丁寧に聞き取りつつ、盛り上がれる気配りがあったと話します。

西村さん 「お互いの話を一旦聞いてから、丁寧に相手へ伝えてくださったので、話している内容もしっかり理解できました。また、お互いの言語がわからないなりにも盛りあがっているところは肌で感じられたので、インタビューは和やかに進んだんじゃないかなと思っています」

ロコとの出会いが、新しい発想の扉を開く

▲ロンドンの駅

ロコのLondon-Guideさんの通訳を介して、取材を実現し素敵な記事を完成させた西村さん。当日のサポートは支払った金額以上の満足度があったと話します。

西村さん 「 London-Guideさんの通訳があって、本当に助かりました! 今回の通訳は、お支払いした数万円以上の価値があったと思っています」

そんな西村さんは、ロコに通訳を依頼することで異国の地で心強さを得られると同時に、一緒に街を歩くことでコンテンツ作成のためのネタを収集することにつながったと話します。

西村さん 「僕が今回行ったような、メディアの海外取材には、便利なサービスかと思います。 London-Guideさんのおかげで、限られた取材費を抑えられましたし、現地のことをよくわかっている人がそばにいることへの心強さを感じました。


現地の人ならではの情報は、取材をする上でかなり有益なものになるかと。ひとりで海外の街歩きをするのも楽しいのですが、一緒に 1日観光してもらうだけでも、コンテンツづくりの参考となるネタがたくさん見つかると思います」


ロコのサポートで憧れの存在であるオーブンデンへの取材をかなえた西村さん。通訳で本来の目的を達成することだけでなく、現地に住み慣れた日本人に仕事の協力をお願いすることは、海外でネタを探す仕事人にとって貴重な架け橋になるのかもしれません。

今回の事例は、世界中に点在するロコとの出会いが新しい発想の扉になっていく可能性を感じます。これからも世界中の日本人同士がつながることで、新たな発想、思いがけない仕事につながっていくことをトラベロコとして待望しています。

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