“ロコ”との出会いが不可能を可能に。上海の経済変化を目の当たりにしてきた話

企業の事業計画立案を支援する株式会社アクアビット。独自の予測をまとめた「未来予測レポート」を発刊しています。未来の社会を考察するため、広く世界の情報に目を向け現地を訪れる必要がありましたが、現地視察に関しては解決すべき課題が多いと考えたそうです。そんなとき、目を付けたのがトラベロコでした。
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未来予測をベースに事業計画立案支援を行なうアクアビットが実現したいコト

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株式会社トラベロコは、海外で「実現したいコト」がある日本人と、それをかなえるスキルがある現地の日本人(ロコ)をマッチングするプラットフォーム「トラベロコ」を運営しています。

トラベロコのビジョンは「日本人がもっと世界と気軽につながって、本当に自分の『したい』ことが手軽にできるようになることで、今よりも世界が身近に感じられる世の中をつくる」こと。

今回トラベロコをご利用いただいたユーザーは、株式会社アクアビットのビジネスプロデューサー根田美紀さん。

アクアビットでは、世界の経済変動などを独自のレポートとしてまとめ、企業の事業計画の立案を支援しています。

法人向けに発刊している「未来予測レポート」は、上場企業を中心にシリーズ累計で1600社を超える企業に導入され、高い評価を受けています。

根田さん 「未来予測レポートでは、幅広い分野の情報を扱っています。
たとえば、これから世界の人口やテクノロジーがどのように変わり、それによってエネルギーや食料、鉱物など資源の需要と供給がどう変化し、その変化によって世界全体にどんな影響があるのかといったことを解説しています。
私たちは今、最新版の未来予測レポートを発刊しようと準備を進めているところです。そこで取り上げるトピックは多岐にわたりますが、特に“電子マネー”は非常に重要なテーマのひとつだと考えています。
日本は “電子マネー先進国 ”だと思っている方も多いようですが、日本より先進的な取り組みをしている地域が世界にはあります。
そこで、まずは中国・上海への視察を決めました。報道やデータ上では、中国は電子マネー化が進んでいるとされていますが、実際に自分たちの目で確かめてくる必要があります。
なぜなら、日本に入ってくる情報には偏りがあり、事実とは異なる可能性があるためです。
今まではある程度アメリカの動向を押さえておけば、日本における未来予測が成り立つという面がありました。ですが、これからは違います。
とはいっても、視察したい地域に協力者がいないような場合には、現地の生活に踏み込んだ視察は難しいのが現実です」

現地の“リアル”を知る手段に困った海外視察

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根田さんが現地視察の準備を行なう際に一番困ったこと、それは情報の少なさ。

なぜなら、観光地の情報と比べ現地の人びとの生活に密着した情報の信頼性がなかったからです。

観光用のガイドブックはもちろんのこと、在住者のコラムやブログでも、変化の激しい現地の実際の暮らしや取り組みの成果に関する情報は玉石混交で、判断材料に欠けていました。

そのため、現地視察で行くべき場所や見るべきものを決めることができなかったと言います。

根田さん 「視察の目的を果たすためには、現地のリアルな日常を知ることが必要不可欠です。そこで、上海のビジネス事情にもある程度の知見があり、現地に長く住んでいる人を求めていました。
上海に人脈がない中でここまで求めると、条件に当てはまる人を見つけ出すのは困難です。また、行った先で『さあどうしましょう』と考えるのではなく、行く前から『どういうところに行くべきか』という相談にも乗ってもらいたいと考えていました。
そうしたすべての要望をかなえてくれる方がいるかどうか、という点で対応していただける方を探しました」

そんなとき、インターネットを通してトラベロコを知ったそうです。

根田さん 「中国では一般的になっている『 WeChat Pay 』や『アリペイ』などのキャッシュレス方式の現地での浸透度や、『モバイク』や『滴滴』などのシェアリングサービス、『無人コンビニ』などを見て回りたいと考えていました。
また、日本人の感性では捉えられない、中国社会の一面があれば紹介してほしいとも思っていました。
データはあってもその裏にある定量的ではなく定性的な、現地に行かなければわからない本当の中国を自分の目で見るために、各所に足を運ぶことが必要でした。
しかし、非常に抽象的で難しい要望でしたし、これらを実現するためには現地を知り尽くした人がいないと無理だなと不安になりました」

ユーザーがロコをミスマッチなく選ぶことのできる仕組み

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条件に合うロコを、プロフィールやロコ自身を取り上げたインタビュー記事を参考に探したという根田さん。 ロコを探す際、「情報が充実していて探しやすかった」と語ります。

根田さん 「現地の在住歴や得意分野など、ロコさんの情報がとても多かったので、今回依頼を検討したロコさんがどんな人で、どんな所に案内してもらえるのかをしっかりと見極め、現地に行く前からニーズにあった人を探せるところが良かったです。
トラベロコではロコさんたちに直接メッセージや要望を送信することができますが、返信の中からこちらが求めている以上の提案をしてくださる方を探すことができました。
日常の中でビジネス目線を持っている人を探していた私にはピッタリの方でした」

その“理想通りの人”というのが、上海在住歴20年以上、中国語でのビジネス通訳や視察案内などを行なうロコ「やまだ」さん。
根田さんにとってやまださんとの出会いは、非常に高い価値がありました。

根田さん 「現在の上海を視察したいという目的で行きましたが、未来予測の材料として、現在の状況を知るだけでは十分ではないと思いました。やまださん自身が目にしてきた実体験として、20年間の上海の変遷についての話が聴けたので、大変理解が深まりました。
たとえば、日本では、ボリュームゾーンを想定することで “平均的な日本人” の生活動向を調査することができますが、上海では貧富の差がとても大きい。『平均というものに意味がないんです』と、やまださんが滞在中くり返し強調されていました。
また、やまださんは今回私たちが視察の目的のひとつとしていた『無人コンビニ』にも、ビジネス目線ですぐに着目していたんです。仕組みの理解や、現地の方の利用頻度、エリアごとの無人コンビニの開店/閉店などを分析されていて、在住者だからこそわかる上海人の反応など、いろいろと教えてくださったのでありがたかったです」

上海在住20年以上の知見と経験を持ったロコとの出会い

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また根田さんは、忘れられないエピソードがあると振り返ります。

根田さん 「せっかくなので、現地での生活感を知りたいと考えていました。すると、通りすがりに不動産会社があったので、家の広さや家賃などの物件情報を見ていました。

私は店先の情報だけで満足でしたが、やまださんはその場で『僕が借りる前提で話をしてみます』と不動産会社にかけあってくれて、実際に物件の見学をすることができたんです。

まさか不動産会社に飛び込んで空き物件を見せていただくなんて、とても経験できることではないですよね。それが実現できたのは、実際に家を借りてもおかしくない、現地にとけ込んでいたやまださんと一緒だったからだと思いました」

事前の長いやりとりの中で、「今回の視察で何を求めているか」という点をくんでくれたやまださん。

期待以上の提案に根田さんはとても満足されていました。

根田さん 「何かあったときにこの人に相談したら安心だ、というビジネスパートナーとしてもお付き合いできるような方とトラベロコを通じて知り合えたなと思っています。やまださんとは、今後もぜひお付き合いしていきたいですね。

実は、その後もトラベロコさんにはお世話になっていて、ロンドンやスウェーデンにも視察に行きました。世界中のロコさんを探せるのは大変心強いです。

勝手がわからず地下鉄の切符すら満足に買えないような状態で、ツーリスト用のガイドブックを頼りに、母国語でない英語でやりとりをして……ということを繰り返していたとしたら、欲しい情報は絶対に入ってきません。

これからは、弊社の者がどこの国に行く場合でも、まずロコを探すところからはじめると思います。現地在住の方と渡航前から直接つながることの価値を今回の視察で痛感できたからです」

現地ロコの在住歴の長さによる知見と経験があったからこそ充実した時間を過ごすことができたアクアビットのみなさん。

今後も、私たちは世界中で活躍しているロコとともに、今よりも世界が身近に感じられる世の中をつくっていきます。

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