大学生ダンサーにとっての甲子園「JDC」——熱狂の舞台は、ついに夢の武道館へ

大学生ダンサーが一同に会し競い合う「Japan Dancers’ Championship(以下JDC)」は、2017年で3周年を迎えます。最近では、大学生を応援する協力企業も増加。今回は、このイベントを仕掛けるVintomの代表取締役社長・愛甲準が、立ち上げの背景から熱狂の舞台裏までをお話します。
  • eight

作りたかったのは、ダンサーにとっての「甲子園」

913aa82330b4b0c7d8bd2e7564ec642a48d32152
私は大学時代ダンスサークルに所属していました。当時は自分たちのダンスを発表する場がなかったので、自分たちでイベントや公演をやっていたのですが、学生主体なのでどうしてもできることや規模が限られていたんです。

たとえば、野球だったら甲子園という目指す場所があり、サッカーだったら今はないですが国立など、学生としてスポーツごとに目標にできる舞台があります。けれど、ダンスは大きい規模だとしても文化祭で発表して終わり。もっと野球やサッカーのように、ダンサーにとっての甲子園となるような「夢を叶える場所」があるべきだと思い、3年前にJDCを立ち上げました。

JDCで行う大学生ダンスサークルのショーケースは、一度に50〜100人くらいの大所帯で踊るので、その迫力は圧倒的です。練習においても、曲を何にするとか、この部分の振りは誰が作るとか、意見がまとまらず喧嘩になることあるし、人数が多いので出演者をオーディションで決めたりなど、本番までの過程がまるで甲子園のようにいろんなドラマがあります。

毎日練習を重ねて迎える本番の舞台は、3,000人規模の大会場。映像や舞台照明などプロの演出が入った本格的なステージで踊ることができます。毎年こだわっているオープニング映像は“ついにはじまる!”というキッカケになるし、スクリーンに踊っている出演者のアップを映すことで臨場感のある舞台を演出できるんです。

今までの練習の成果を、本番で発表するときの一体感。そして優勝を発表したときの大歓声——。それらを体感して、勝っても負けても号泣する子がたくさんいる。これだけの大学生が集まり、ダンスを通じて熱くなれる場所、それがJDCです。ここまで熱いものが詰まっているイベントは他にはないと、僕も自信を持っています。

立ち上げ当初から目標だった「武道館」というステージが遂に実現!

5e3641cfffa086a0a67431867140a9a90715c6f6
徐々にJDCのスケールの大きさが話題になり、大学受験を控えた高校生の観客も増え続けています。第1回で優勝した立教大学のサークルは、次の年の入部希望者が1,000人以上集まるなど、すごい影響力のあるイベントなんです。

それこそ「甲子園常連校に入りたい」という感覚と一緒で、あのサークルに入りたい、あの先輩と同じ舞台に立ちたいと思ってもらえるイベントに成長しました。開催後はネットニュース30記事くらいに紹介されたりなど、サークルの知名度が上がる効果もあります。

まだ3回しか開催していないですが、ダンスサークルのみんなが目指してくれる場所になっているのを肌で感じています。他のイベントでは体験できないステージ美術や照明の豪華さを出演者がちゃんと理解してくれて、JDCに出るために一生懸命練習している姿を見ると、僕自身もますます気合いが入ります。

そして、第4回目の開催となる「Japan Dancers’ Championship 2017」は“目玉”として、優勝サークルは武道館の舞台に立つことができます。とあるイベントのオープニングアクトとして、武道館のステージを用意することが出来ました。高校球児が甲子園を目指すように、パフォーマーが武道館を目指す……。JDCを立ち上げた当初から目標にしていたことなので、それが実現できて嬉しいです。将来的には、JDC自体を武道館で開催できるように成長させていきたいですね。

ダンサー大学生を応援するべく企業がサポート

6d74fbb27080e8ffa1975c9784c96098dfd22236
JDCに出場してくれる大学生たちは、自主的に練習の様子などを「#JDC」とTwitterなどで投稿しています。出場人数自体が多いので、その投稿数は約1万件。それぞれ500人ほどフォロワーがいるので、500万人くらいの大学生に拡散されていることになります。みんなが自然に楽しんで盛り上げてくれているのも、運営側の喜びですね。

そして、このJDCを一緒に盛り上げてくれる企業も年々増えてきています。コスメブランド「ヒロインメイク」シリーズを商品提供していただいたときには、ハッシュタグで4,000件以上の投稿が拡散。JDCに出場する大学生を中心に話題になりました。

また牛角さんとコラボし、お食事券や割引券などを提供していただいたことも。焼肉をお得に食べられることが反響を呼び、アクセス殺到でサーバーがダウンするほどでした。それだけ波及力がすごいのが今の大学生。そのなかでもダンスサークルの子は特に強いですね。

実はダンスサークルは、いま大学で一番人気のあるスポーツと言われています。ひとつのサークルに平均300〜500人くらいの部員がいて、それが都内だけでも30〜40コ。文化祭でも、トリを飾るのはどこの大学でも大抵はダンスサークル。とにかくめちゃくちゃ盛り上がっている。それなのに、その熱狂ぶりが大学生以外にはあまり知られていないのが現状です。

まだまだ、ダンスは他のスポーツほど認知されていません。練習する場所を与えてもらえなかったり、備品提供してくれる会社がほとんどなかったりーー。苦しい思いをすることが多い。だからこそ、サポートしてくれる企業に対して学生たちも心から感謝をしているんです。そのため、大学生は企業からの支援を感謝とともにSNSを通じて拡散するんですよね。

このように、企業と大学生が互いに良い関係を築けているので、JDC自体も毎年規模が大きくなっていっているのだと思います。

目指すは「地上波放送」——大学生のダンスをもっと世に広めるために

57f078201714037d0f2152d7879c123de6f811f8
大学生ダンサーの子たちの中には、もちろんプロのダンサーを目指す人もいますが、全員そうというわけではありません。ダンサー人口が多いなかでプロを目指すとなると、まだまだ厳しい世界なのが現状です。

それは、ダンスがメジャースポーツとは違って、世に出るキッカケとなる場所が少なく、サポートする企業の数が足りてないからだと思っています。

だからJDCを通じて、大学生ダンスサークルの盛り上がりを、よりたくさんの人に知ってもらいたい。そして、サポートしてくれる方たちが増えてほしい……。そうすることで、「プロダンサー」という道もきっと今より開けてくる。それが私の切実な願いです。

今後のJDCとしての目標は、「地上波放送」されること。甲子園は野球をしない人でも見るし、甲子園野球自体のファンも多い。ならばJDCも同じように、JDC自体のファンを増やしていけると思っています。こんなに熱いものがあるということを、もっと多くの人に知ってもらいたい。テレビで放送されることで学生たちの頑張りを伝えられるし、彼ら自身も学校でスターになれる。すると自ずと、ダンスの盛り上がりを広く知ってもらえると思います。

そのためには、もっと多くの企業さんやスポンサーの力も必要です。今後さらにJDCを規模の大きなイベントにしていくことで、大学生の間でダンスが盛り上がっていることを世の中にもっと伝えていきたい。そう考えています。

▼お問い合せはこちら▼
contact@vintom.co.jp

▼過去のイベントレポート▼
http://vintom.co.jp/category/jdc-report/

関連ストーリー

注目ストーリー