仙台でもエンジニアが活躍できる貴重な場所――「人を信じる」マネジメントへの挑戦

Salesforce Commerce Cloudで国内トップクラスのシェアを誇るワイヤードビーンズは、「アジアシェアNo.1」「上場」を目指して事業を拡大中です。2017年に新たに加わったプロジェクトリーダーの玉水純は、13年間ECサイト構築一筋でやってきた敏腕エンジニア。実家のある仙台にUターン転職した彼は今、何を思いながら働いているのでしょうか?
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幼い頃から問題を解明するのが好き。ゲームがきっかけでエンジニアの世界へ

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▲高校時代の玉水(最前列右)。山岳部に所属していた

幼い頃からゲームが好きだった玉水。プログラミングに興味を持ちはじめたきっかけはRPGでした。

玉水 「15歳頃かな、特に『Final Fantasy』などのRPGが好きで、そういったゲームソフトがプログラミングでできていることを知って、この世界に興味を持つようになったんです。また、中学でプログラミングの授業があって、こういう作業が得意だということにも気づきました」

早くも、中学生の頃には「プログラミングを仕事にする」と決意した玉水。高校卒業後、専門学校へ進学します。

玉水 「プログラミングを始めたきっかけはゲームだったのですが、次第に『ゲームは作るものじゃない、やるものだ』と考えが変わってきました(笑)。
高校や専門学校でプログラムに触れていくなかで、ゲームのプログラマーという仕事が過酷なケースが多いことを知りましたし、仕事としてゲームに携わると、好きなゲームをやる面白味が半減すると思ったんです。
でも、プログラミングそのものが好きで、仕事にしたいという思いは変わらずにありました。いろいろと仕事を探していたところ、企業のシステム開発を行う会社に興味を持って就職したんです」

専門学校を卒業した後、21歳で上京した彼はECサイトを構築する仕事に長らく携わります。東京でのエンジニア生活は充実し、幸い同僚たちにも恵まれました。

「また玉水ひとりで残っている」。人に任せるのが苦手だった前職時代

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▲前職時代の忘年会(最前列 右から2番目が玉水)

単身上京してエンジニアとして仕事をしていくなかで、挫折した経験はなかったのでしょうか。

玉水 「もちろん、仕事をするうえで『どうしてこうなるんだろう』という疑問が出てくることはありますし、大変な思いをすることもありました。でも、そういうことがあって当たり前だと思っているので、つらいと感じたことはないですね。
むしろ、原因を解明していく過程が好きなんです。あまりよくない喩えかもしれませんが、問題を解決していくのが、パズルのピースを一つひとつはめていくのに似た感覚があって、攻略していく楽しさがあります。
勘所がわかってくると、トラブルが起きて相談されたときに、コードを見ずに『あそこが原因じゃないか』と予想できることもあります。当たるとうれしいですね(笑)」

根っからのエンジニア気質――。プログラミングの仕事は楽しく、技術の習得に苦労した経験はほとんどありませんでした。しかし、前職ではこのような悩みも。

玉水 「ほかの人は帰っているのに僕だけが残業していて、『また玉水ひとりで残っている』と言われてしまっていましたね。人に任せることが苦手で、『自分でやったほうが早いのではないか』と、つい抱え込んでしまう傾向にあったんです」

自身の技術力があるからこそ、人に任せることの難しさを感じていたのです。

時が経ち、上京から13年――。年々忙しさが増していくなかで「そろそろ地元の家族のことをみていかなくては」という思いが大きくなっていきました。

本格的に仙台での転職先を探しているときに出会ったのが、ワイヤードビーンズです。

実績・経験が豊富な玉水は、プロジェクトリーダーとしてエンジニアをまとめる立場を任されることになりました。クライアントの要望を聞きながらWebサイトを設計し、エンジニアたちに仕事を割り振って進行管理をしていく立場です。

いちからチームを創り上げる苦労と、成長機会を奪わないマネジメント

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都内には企業の本社が集結していて、オンラインショップを作りたいというニーズがたくさんあります。一方で、仕事を求めているエンジニアも数多くいます。

そのため、玉水も前職では仕事を割り振る相手が“経験者”であることが多く、「これをお願いします」と言えばすぐに伝わる空気感がありました。

しかし、仙台ではECサイトの構築に携わってきた経験が多いエンジニアの数も限られています。ワイヤードビーンズの開発組織も、まさに成長過程――。

経験の浅いエンジニアと一緒に仕事をするので、いちからチームを立ち上げていくような感覚がありました。

玉水 「まったく苦労がないと言えば嘘になります。でも、新しいチームを立ち上げた経験がないので、楽しいですね。
何か問題が起きたときに『どうしてそうなってしまったのか』『直すとどういう結果が得られるのか』という背景のところまで説明して、深くまで理解してもらえる努力をしています。
そうすることで、プログラミングをする際に『だったらこうしたほうがいいのでは』という機転が利くようにもなりますから」

グローバル展開しているワイヤードビーンズは、社内にベトナム国籍のエンジニアもいます。言葉や生まれ育った環境が異なる彼らのマネジメントは、当然、さらに難易度が上がります。

玉水 「まず、言葉の壁がありますよね。お互いにすごく英語が得意かというとそうでもなく、思っていることをそのまま表現できるわけではありません。そもそもしっかり意思の疎通を図るのが大変なんです。
また、彼らは『何を修正すればいいのか』を重視する傾向にあって、その修正の裏にある背景まで意識する習慣があまりありません。彼らの責任感がないということでは決してなく、まだそこまでコミュニケーションがとれていないということですね。
まずはしっかり意思疎通をしてミスなく開発することを目指し、少しずつ『背景を知ることのメリット』を伝え、理想とするチームに近づけていきたいと思っています」

難易度の高いマネジメントにも、玉水は前向きです。今後さらにエンジニアが増えていくなかで、個人に根差しているノウハウを明文化することも必要になってきます。

チームビルディングをするうえで、彼はメンバーを信じることも大事だと考えています。

玉水 「手を貸すのは簡単ですし、自分が『こうあるべき』という状態を事前に細かく指定してしまえば、あまり苦労はしないでしょう。でも、それは相手が“考える”作業を奪ってしまうことだと思うんです。自分で『どうしてこうなるのか』の答えを見つけにいかないと、成長していきません。
どこまでヒントを出すべきか、さじ加減は難しいところです。でも、できるだけ踏み込み過ぎずに自主的に考えてもらいたいと思っています。
難しいかもしれないという不安があっても、一旦信じて任せることが大事ですよね。そういったことを積み重ねていくことで、個々人の技術力が上がっていくと思うんです」

人に任せることが課題だった玉水にとって、チーム作りはチャレンジでもあります。でも、彼はエンジニアたちの成長も考慮しながら、キャリアアップできる場を提供したいと考えているのです。

ワイヤードビーンズは、仙台でエンジニアが活躍できる貴重な場所

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▲ワイヤードビーンズの仲間たち
一度地元を離れた後、また戻ってくるのは勇気がいるものです。仕事に関する不安もあるでしょう。玉水は実際Uターン転職をしてみて、どのように感じているのでしょうか。

玉水 「大好きな地元に戻ってきたという安心がありますし、仙台に来たのに都内にいたときとほぼ変わらない仕事ができることに喜びを感じています。利用しているシステムが少し違う程度です。
逆に、ひとりのエンジニアができる仕事の範囲は都内にいるときより広いですね。100人体制のビッグプロジェクトに参加することで得られることもあると思いますが、大きな体制になるほど、一人ひとりがやれる範囲が限られてしまうのではないでしょうか」

ワイヤードビーンズでは現在(2017年11月)、パートナーを含めて、ひとつのプロジェクトに5-10名程度のチームとなる。エンジニアはお客様と直接やり取りが行えるため、プロジェクトのゴールが何なのか、お客様が何を求めているのかを共有しやすいというメリットも。

玉水 「ひとつのプロジェクトにかける期間は数ヵ月。開発にはスピード感が求められますが、社内のエンジニアはみんな前向きで、お互いに建設的な意見を出しながら切磋琢磨し合っています。

仙台という土地で、ここまでやりがいを持ってエンジニアが活躍できる場はまだ少ないでしょう。チャレンジする場を探している人にはおすすめですね」

一人ひとりが自主的に考えられる技術力の高いチームを目指し、玉水の挑戦は続きます。そしてワイヤードビーンズも、会社としてより高みを目指すために新たな一歩を踏み出しているところです。社員個人の成長を大事にしながら、会社としてもアジアNo.1の企業を目指します。

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