弥生が目指す「業務3.0」で、誰もが価値ある仕事に集中できる世の中を

事業開発部の部長を務める吉岡 伸晃は、当社が2017年より提唱している「業務3.0」の推進をけん引するキーマンのひとりです。彼のこれまでの経験、そしてこれからのビジョンに至るまで、その人間性にフォーカスしたストーリーに乗せてご紹介します。
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1社でも多くのスモールビジネスの支援をしたい

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▲吉岡の父がオーナー社長として営む鉄鋼卸売業の会社。幼い頃から父の働く背中を見続けてきた

吉岡の生まれ故郷は、古くから鉄鋼業で栄えた福岡県・北九州の街。実家は鉄鋼の卸売業を営んでおり、父はそこのオーナー社長を務めています。

吉岡「営業は苦手だったようですが(笑)、自分で販売管理や経理のシステムを作るなどして、さまざまな工夫をしながら日々の仕事に勤しんでいます。小さい会社ながらも経営者として事業を堅実に推し進めていく父の姿から、自然と組織や市場全体を俯瞰する視座、先まで見通す視野を持つことの大切さを学んでいた気がします」

大学を出た吉岡は新卒で三井化学株式会社に入社し、事業管理の業務に携わります。働き始めて3年が経った頃、知人からの誘いを受けてネット系のベンチャー企業に転職。その後は自らのスキルアップのために戦略や業務系のコンサルティング会社に入ってビジネスマインドを鍛えたり、起業をしたり、フリーランスで仕事を受けたりと、さまざまな職種、働き方を経験しました。

その中で、吉岡は「スモールビジネスの支援をしたい」という思いを膨らませていきます。

吉岡「実家の様子を見ていたり、ベンチャーで働いたりした経験を通して、スモールビジネスで働く大変さを実感しました。勤怠管理や会計業務など避けて通れない雑務で、本業に集中できない環境にあります。
コンサルティング会社では主に大企業がクライアントでしたが、基本は1対1の関係での仕事で、目の前の相手しか助けることができない。それでもやりがいはありましたが、次第に『もっと自分の動きにレバレッジを効かせて、たくさんのスモールビジネスの役に立てるような仕事がしたい』と考えるようになっていきました」

少しずつ、仕事上で自分が果たすべき、果たしたい役割が明確になっていったタイミングで、吉岡は弥生に出会います。当時の役員から「うちに来ないか?」と誘われ、その話を聞くうちに、「これこそ、いま自分がやりたいと思っていた仕事だ」と感じました。そして2007年、吉岡は弥生の一員となりました。

いつでも、仕事を楽しむ工夫を

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▲学生時代の吉岡

吉岡は現在、2つの役割を持って仕事をしています。1つは事業開発部の部長として、新規サービスの立ち上げを行なうこと。もう1つはビジネス戦略チームのリーダーとして、どういったマーケティングをしていくか、ソフトのどんな機能を強化していくべきかなど、会社全体として今後やるべき施策を考えていくことです。

法改正にどう対応していくか、ほかの会社との連携をどう取っていくのか……吉岡が日々向き合っている問題は、多岐にわたります。その一つひとつの業務が、弥生シリーズのソフトを使う160万人以上のユーザーの業務改善に繋がっていくのです。

吉岡「私たちは自分たちの提供するサービスで、お客様を無駄な業務から解放し、本来力を入れるべき仕事に注力できる環境づくりをサポートしています。
自分が手がけたサービスについて、ひとりのユーザーから『とても役に立った』とのリアクションをもらえた時、『そう感じているお客様がほかにも大勢いるんだ』と思えることは、仕事に大きなやりがいをもたらしてくれますね」

会社の未来を見据えて、攻める事業づくりをすることもあれば、守りのために地道な作業をひたすらに積み重ねることもあります。道なき道を切り拓くような業務を担う吉岡は、仕事をする上で大事にしていることがあります。

吉岡「おもしろきこともなき世をおもしろく――という高杉晋作が残した言葉が好きで。『役割は与えられるのではなく、自分で考えて仕事を楽しもう』という思いで仕事に向き合うことをモットーにしています。
日々の仕事は、純粋に楽しめるような業務ばかりではないかもしれません。そういう時は、見方を変える。部分的にそこだけしか見ていないと無機質に思えることも、俯瞰して全体を見れば、必ずその意味が見えてきます。わからなければ、仲間に聞けばいいですしね。
そういう目的意識をちゃんと見出して仕事に臨むと、楽しめるポイント、頑張ろうと思えるポイントがきっと見つかります。それでもポジティブな気持ちになれなかったら、自分でやり方を変えればいい。仕事を楽しむための工夫や思考の転換は、いつでも忘れないようにしたいなと思っています」

「業務3.0」が広がる社会に向けて

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▲弥生株式会社 事業開発部部長 吉岡 伸晃

吉岡が、そして弥生がいま、全社的なミッションとして掲げているのは、社会的な「業務3.0」への移行の実現です。

「業務1.0」は、すべての事務作業が手作業で行なわれていた時代のことを指します。次に訪れたのが「業務2.0」のフェーズで、会計ソフトの台頭によって集計業務等の自動化が進みました。そして、私たちが定義する「業務3.0」では、テクノロジーの力でさらに業務プロセス全体を自動化、効率化を目指しています。

吉岡「私たちの提供するソフトは、現状でも多くのスモールビジネスのお客様に使っていただけています。しかし、まだまだ手書きで帳簿つけていたり、手書きの見積書や請求書をFAXで送っていたりする。これらのような会計作業の入力や集計、出力の部分をクラウドやAIを用いて、より簡単に自動化・効率化できるようなシステムの構築を目指して、種々の開発に取り組んでいます」

こうした業務の“SMART”化とともに、「業務3.0」では事業社内外のつながりを強める“CONNECTED”を、キーワードとして掲げています。

吉岡「請求や受注、発注の関係を考えれば、どちらか一方の業務がSMART化していっても、大きな改善には繋がりません。なので、事業者と取引先、さらにはそこに関わる会計事務所、各ステークホルダーとのやり取り全体の効率化を目指しています」

明確なビジョンを持ち、業務に打ち込む吉岡。彼にとっては、一緒に働くチームの仲間たちとのコミュニケーションも、仕事の中での楽しみのひとつです。

吉岡「とくに今一緒に動いているチームのメンバーは、それぞれとても個性的で、お互いはっきりと意見を言い合える関係が築けていて、とても気持ちよく仕事ができています。よく、ほかのチームの人間から『動物園みたい』って言われますけど(笑)。
チームのマネジメントとしては、全員の目線を合わせることを意識しています。日々の雑談で『今後世の中はどうなっていって、自分たちは何をやっていくべきなんだろうね』みたいな話をよくするんですけど、これが結構大切で。個人が普段どんなことを考えて、何をやりたいと思っているかをお互いに共有していると、強制的に行動意識を統一しようとしなくても、自然とチームワークが生まれてくるように感じています」

「自動化できることはして当たり前」という世の中を目指したい

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▲業務3.0の浸透を担う吉岡は、よりよい未来を見据えて情熱を傾ける

吉岡はこれまでに、たくさんのスモールビジネスの経営状況を見てきました。その中で、いま自分が手がけている業務に確かな手応えを感じると共に、「早く業務3.0を浸透させていきたい」という使命感を強く持つようになりました。

吉岡「いま、業務1.0の状態で止まっているような企業の経営者さんって、現状にそこまで困ってないんですよね。だから、変える必要がないと考えている。
けれども、たとえば毎週で手打ちの会計業務に1時間費やしているとしたら、それは1カ月で4時間、年間で約48時間。一般的な営業時間に換算すれば、およそ1週間くらいですね。経営者にそれだけの時間があれば、新しい顧客を何人か獲得できるかもしれません」

現状の社会を「まだまだ業務2.2か2.3くらいかな」と捉えている吉岡。今後も「業務3.0」の実現に向けて、まい進していきます。

吉岡「時間は何にも変えられない貴重なリソースです。だからこそ、私は今の仕事を通して『自動化できることは自動化して当たり前』という世の中をつくっていきたい。そして、事業家が価値のある仕事に専念して、世の中にプラスをもたらすようなビジネスをたくさん生み出していってほしいんです」

いつでも状況を俯瞰する冷静さと、中小企業の支援に対する情熱を併せ持つ吉岡。彼の目はきっと、「業務3.0」の概念が浸透した世の中、さらにはその先のよりよい未来を見据えているのでしょう。

吉岡「帰省すると、父親といまの仕事や今後の世の中についての議論をしたりするんですよ。うるさいなって思うこともありますけど(笑)、小さい頃から仕事の向き合い方を背中で教えてくれた存在で、やっぱり一番感謝している人なんですよ。彼に『いいことしてるだろ?』って、胸張って自慢できるような仕事を、これからも続けていきたいですね」

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