「ゆめみ」という文化をつくる。ふたりのフロントエンドエンジニアが抱く決意

ゆめみには、まったく異なる“質”を持つ2名のフロントエンドエンジニアがいます。ひとりは豊富な知識と経験を生かしてメンバーをまとめるリーダー、もうひとりは実直で丁寧な仕事ぶりが認められ入社1年目にしてクライアントとの折衝までこなすルーキー。ふたりの共通点は、エンジニアリングを本気で楽しんでいることでした。

ゆめみに導かれた、ふたりのフロントエンドエンジニア

▲フロントエンドエンジニアの青木薫平(写真左)と桑原聖仁(写真右)

育ってきた環境も性格もまったく異なるふたりが、同じ場所に導かれる。まるで運命のように、ゆめみという会社に集まってきたのが、桑原と青木です。彼らがゆめみと出会うまでのストーリーをまずはひも解いていきましょう。

小中高と学生時代から算術が大好きだった桑原聖仁は、大学〜大学院まで、ITの基礎知識を勉強しつつ数学漬けの日々を送りました。一度は博士号取得も考えましたが、尊敬する同じ研究室の先輩から受けたアドバイスをもとに就職することにしました。

初めての就職先に選んだのは、プログラミングができるベンチャー企業。いわゆるLAMP環境でECサイトを制作する会社でした。そこでエンジニアとしての基礎を己にたたき込み、開発から上流工程までのすべてを経験。「一通りのスキルは身に付けた」と思えたタイミングでステップアップのために転職を決意しました。

2社目に選んだ会社では、フロントエンドの開発も少し経験したほか、業務外でも開発したり勉強会に参加・登壇したりと技術を磨き続けました。

しかし、再びステップアップしたいという願望が日増しに大きくなっていった桑原は、再び転職を意識し始めます。そこで出会ったのが、ゆめみでした。

桑原 「最初は iOSをやりたいと言って入社しましたが、 Node.jsの開発チームにまずは入って 1年くらい APIをつくっていました。その後フロントエンドに転向し、今はチームリーダーを担っています」

一方の青木薫平は、中学生のころに流行っていた「おもしろフラッシュ」からエンジニアリングに興味を持ち始めました。お小遣いをためてFlashソフトを買ったのがプログラミング歴の始まりです。

高校時代からすでに将来はプログラミングを使う仕事をすると決めていたものの、根っこのインフラ部分のしくみを理解していた方がいいだろうと、大学は情報系の学部を選択。通信周りを専攻して勉強しつつ、Flashの技術を磨きました。

ところが、いざ就職というタイミングでAdobeから「Flashの開発を終了する」旨がアナウンスされたのです。

青木 「もうどこも Flashは対応しませんという流れになり、これはまずいぞ、と。急いで JavaScriptに転向しましたね。で、大学卒業後に少しぶらぶらしてから 2018年 12月にゆめみ入社。幸い大学で通信の知識を身に付けていたので、それを生かしつつ主にフロントエンドの実装を行いながら、必要であればサーバーサイドにも手を加えています」

ユーザーをリアルに想像しながらエンジニアリングと向き合う

▲エラーを未然に防ぐために細部のチェックまで怠らない青木(写真中央)

そうして入社以来、青木がずっと携わっているのが、とある出版社のコンテンツ紹介サービスです。フロントエンドの開発をメインに、サーバーを見ているほか、お客さんとのやり取りというディレクター的な役割も担っています。

青木 「当時の先輩から『君は客先に出てもあまり動揺しなさそうだからよろしく』と言われまして(笑)。最近ようやく慣れてきて、本当にあまり動揺しなくなってきたところです。仕事にも気を配れるようになり、最近はどのメンバーがどういう作業が得意なのかと考えながらディレクションしています」

業務上でとくに意識しているのは、フロントエンドとしてエラーを未然に防ぐために「ユーザーが余計なことをしないで済む」くらい精度の高いシステムをつくること。そしてディレクターとして細部まで細かくチェックすることです。

たとえばユーザーが情報を書き込んで「送信」ボタンをクリックしたとき、データの取得のため「送信が完了しました」ページに移動するまで時間がかかる場合。ユーザーが「送信」を何度もクリックしてしまうと余計な通信が発生し、エラーの原因になってしまうことがあります。なので「送信」をクリックできないようにしたり、アニメーションを表示させて飽きさせないようにしたりと工夫しています。

ユーザーの筋書きを意識し、細部まで実装する。そう考えるようになったのは、ひとつの失敗がきっかけでした。案件の初回リリース直前、最終テストをしていたときのことでした。あるアプリ内でユーザーのプロフィールを全項目入力した場合には問題なく動作していたのですが、ひとつでも未記入だった場合にエラーが発生してしまう事象が発生してしまったのです。

青木 「あのときは、今思い出してもなんだったのだろうって思うくらいチームの雰囲気も息苦しかったですね。それ以来、とにかくさまざまなシーンを想定して、先読みしながら目の前の仕事と向き合うようになりました」

このふたつの例は一見つながっていませんが、共通して言えるのは「ユーザーをリアルに想像する」こと。青木はその観点を常に頭に置き、エンジニアリングと向き合っています。

“素”のコミュニケーションでいいパフォーマンスを発揮する

▲技術について議論を交わすのが好きだという桑原(写真左)。メンバーとも自然体でのコミュニケーションを日々心がけている
桑原 「僕の仕事はいわゆるサーヴァントリーダー、言葉を選ばずに言えば “雑用 ”です(笑)」

そんな桑原がゆめみで働くようになって感じた自身の最も大きな変化は、「素を出すようになった」ことだそう。

桑原 「以前は自分を押し殺すタイプでした。でも、ゆめみのメンバーは本当に自由で、一見好き勝手やってるように見えるんですよ。そして技術が好きでレベルも高い。そういう人たちとコミュニケーションを取るなら素を出した方が受け入れられると思ったし、素でいた方が余計な気をつかう必要がありません。結果的に、いいパフォーマンスを出せるようになりました」

エンジニアリングがやりたくてゆめみに入ったのに、気付いたらマネジメントをやるようになっていた桑原。素のままで仕事と向き合ううちに、マネジメントという仕事が好きになっていました。

もともと喋るのが好きで開発も好き、ああだこうだと技術やプロジェクトについて議論を交わすのが好きな桑原は、人と人の間を渡り歩いてつなげることで、いい仕事に昇華するマネジメントという仕事に向いていることに気が付いたのです。

また、もともと学び続けることが日課だった桑原ですが、エンジニアからマネジメント業を兼ねるようになったことで、学びの対象が技術から人間に寄ってきたのだといいます。

桑原 「僕らは開発者の前にビジネスパーソンで、ビジネスパーソンの前に人間、人間の前に動物だよねという話になり、最終的には宇宙の起源に行き着くのですが、今は歴史を勉強しています。人は身だしなみやツール、働き方は変わってきたけれど、根本の生活の仕方や考え方って実はそんなに変わってないんですよね。なので、歴史から学ぶことは正しいと思って意識しながら学んでいます」

さらに行動心理学や哲学も好きで、「何が業務に生きるかわからない」という考えのもと、雑食的に学んでいる桑原。開発だけやっていると開発者目線しか持てず、本当にクライアントのための提案ができない。だからこその学びの手を止めません。

いろいろな知識や経験が桑原を開発者目線から脱却させ、より良い提案やマネジメントをできるようにしているのです。

「それってゆめみっぽいね」と言われるような文化をつくりたい

▲エンジニアリングに誇りを持ちながら、楽しんで仕事をしているからこそ本気の提案ができる

ゆめみはいわゆる「アジャイル型組織」で経営している会社です。マニュアルや決まった型、目指すべきと定められた方向はなく、常に誰もが実験をくり返し、より良いものづくりを目指しています。

受託企業だけれどクライアントと一緒の目線でプロジェクトに取り組み、クライアントのビジネスを「一緒に成長させよう」という姿勢で共に走るのです。

だからこそ、一歩踏み込んだ本気の提案をします。正直、その分単価が高くなってしまったとしても、それに見合う仕事をしている自信が私たちにはあるのです。

青木 「この環境に身を置いているからこそ僕は、将来的に “フルスタックエンジニア ”を目指すべきだと考えています。フロントエンドエンジニアとして表面をつくれるだけではなく、裏側まで突っ込んで考えられるような知識と経験を身に付けた先で、いいディレクションができるようになると思います」
桑原 「僕は基本的に『おもしろそう』という意識で物事を決めてきました。ゆめみを選んだのもその意識。とにかく行動して、ダメだったら後で考えればいいと思っているのですが、ゆめみはそれが最も実践できる環境なんですね。だからすごい技術力のエンジニアが集まっています。チーム内の技術の総合力は僕が上だと思っていますが、個々のスキルにフォーカスすると、自分より上のメンバーがたくさんいるんです。
とくに若手メンバーの勢いには感嘆するのと同時に、リーダーとしては『僕なんかに負けるな、早く追い越してくれ』とも思っています。一方で、自分自身の技術力をこれからも高め続けて上にいたいという気持ちと、ビジネス目線で若手の成長を願う気持ちが並行しているんですよね(笑)」

誰もが自由に己の技術向上や成長を目指している“ゆめみ”という環境を、自分たち自身が一番楽しんでいる。それが“ゆめみ”という会社の魅力であり、強みです。

桑原 「 “ゆめみ ”といえば〇〇、という文化をつくりたいんです。他社に『それってゆめみっぽいね』と言わしめたら勝ちじゃないですか?」

そういって笑う桑原の言葉を「大げさだ」「ありえない」と笑うメンバーはきっとゆめみにはいません。

誰もがエンジニアリングを愛し、自分たちのエンジニアリングに誇りを持ち楽しめることこそが“ゆめみ”の文化なのです。

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