サテライトオフィスを通じた、“新しいワークスタイル”の実現

ゾーホージャパンでは、静岡県 川根本町にて小規模なコールセンターとして、サテライトオフィスの開設を試みています。このサテライトオフィスを通じて、ゾーホージャパンが目指すのは“新しいワークスタイル”の実現。今回はこの取り組みについて、当社インターン生の及川恵美がご紹介します。

サテライトオフィスの取り組み

突然ですが、「サテライトオフィス」とは具体的にどんなものかご存知でしょうか? それは、企業や団体の本拠を離れた場所に設置されたオフィスのことを指します。

実際に多くの企業の誘致、雇用創出に成功した「とくしまサテライトオフィスプロジェクト」が先駆けとなって注目されている取り組みで、京都府、岡山県、山口県など多くの地域で、各地の行政が主導してサテライトオフィスのプロジェクトを始動させています。

たとえば、一極集中型の経営機能が持つ自然災害などのリスクに対するバックアップ機能として。また自然や食材、地方ならではの魅力に囲まれたリフレッシュできる仕事環境として。人材採用の選択肢を広げるきっかけとして……。サテライトオフィスには、さまざまな期待が寄せられているのです。

その背景には、全国的に問題となっている地方の”人口減少”――就職先を求めて、都市部へと人材が流失してしまう現状もあります。この現状に対して、”地方創生”という言葉が掲げられるようになりました。その地方創生の取り組みのひとつが、サテライトオフィスなんです。

川根本町の魅力

今回、ゾーホージャパンがサテライトオフィスを開設することとなった静岡県 川根本町も人口減少に悩む地域のひとつ。新たな雇用形態を作ることを目指して、町内全域に超高速ブロードバンド網を構築し、サテライトオフィスの誘致に取り組んできました。

川根本町は、静岡県の中央部、静岡市と浜松市に間に位置しており、非常に豊かな自然環境を持っているのが特徴の町。町の中央を流れる大井川に沿って走る大井川鉄道からは自然豊かな景色や、茶畑が並ぶ景色を楽しむことができます。

もちろん自然だけではなく、歴史と文化、人財も魅力のひとつ。たとえば大井川鉄道では、私自身もはじめて見た硬券の切符が使用されていたり、通常の列車だけでなく、SL蒸気機関車や日本唯一のアプト式鉄道が走っていたり……。大井川鉄道のレトロな空気はぜひ多くの方に味わってほしい魅力といえます。

この自然、歴史、文化から育まれた人財。「こんにちは」素敵な笑顔とともに気さくにご挨拶頂き、益々、日本人の素晴らしさを再発見してしまいました。

川根本町とのご縁

静岡県 川勝平太知事(右)、川根本町 鈴木敏夫町長(左)、当社代表取締役迫社長(中央) 現地視察の様子
当社のサテライトオフィスは、かつては警察駐在所として使われていた木造平屋建ての物件です。町の協力の元、改修工事を経て2016年11月末より、実証実験を行っています。豊かな自然とレトロな空気に囲まれており、訪れたときには思わず「おばあちゃん家を思い出す」といった言葉が漏れてしまいました。

インド本社のZOHO Corporationがもつサテライトオフィス、Tenkasi(テンカシ)と同じように自然に囲まれた環境は、集中して“クラフト”を洗練させる場になると感じられる場所でした。(ゾーホーでは、ソフトウェアは単なる工業製品でなく“クラフト”という考えを持っています。詳しくは、「インターン生が綴る「ゾーホージャパン」の過去、現在、そして未来」をご覧ください)

 はじめは地元の方を採用して小規模なコールセンターとして稼働予定ですが、3~5年かけて雇用を拡大していき、将来的にはコールセンター拠点、製品開発・翻訳拠点としての発展を視野に入れています。

自社クラウドサービス「Zoho」を活用することで、都市にいるのと同じように仕事ができる環境を整え、首都圏オフィスの“付属”としてではなく、相互に影響し合い、ゾーホージャパン、川根本町のそれぞれの成長につなげたい。こうして場所・時間にとらわれない“新しいワークスタイル”を創造実践していきます。

“新しいワークスタイル”

ゾーホージャパンが持つ「人の役に立ち、人と喜びを分かちあう」という企業理念。これはお客様など、自分たち以外へ向けられたものであると同時に、自分たちへ向けられたものでもあります。

たとえば、クラウドの活用による、場所にとらわれない仕事の仕方、テレワークができるシステムや、育児や介護と仕事を両立させるスーパーフレックス制度など。当社では、すでにそうした社員が働きやすい環境が整えられています。「人格」「制度」「システム」「環境」の4つのピースがうまく機能することで、企業の成長、そして社会への貢献につながる。そう考えて作られてきた環境です。

 また、インターン生である私自身も、「サテライトオフィス」に注目しています。それは、この取り組みがさらに新たな環境を生み出すものだと感じているからです。

自身が働くことを考えたとき、私には「首都圏のオフィスで、決められた時間に働く」姿が浮かんでいました。働くことに対する先入観があったのです。ゾーホージャパンがサテライトオフィスを通して目指す“新しいワークスタイル”は、これまでの働き方とはまったく異なるもので、私の目に新鮮に映りました。

 今回、当社が開設した静岡県のサテライトオフィスは、決してテレワークを実践することだけを目指しているわけではありません。サテライトオフィスの取り組みが広がっていくことで、地元でも新たな雇用機会が生まれることなどが期待されています。

 働くことにおいてさまざまな事情を持った人がいる中で、自分の力を最大限発揮できる、自分らしいワークスタイルが選択できるようになること。「働きたくても働けない」などという言葉が出ない未来が訪れること。
ゾーホージャパンはそんな社会を目指して、これからも“新しいワークスタイル”を実現できる環境づくりに貢献していきたいと考えています。

関連ストーリー

注目ストーリー